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ドコモ、再編される1.7GHz/3.4GHz帯の追加割当を申請へ

 NTTドコモは、1.7GHz帯と3.4GHz帯で実施される予定の、4G(LTE)向けの周波数の追加割り当てについて、割り当てを申請する検討を開始したと発表した。総務省による申請の受付は2018年1月~2月頃に行われる予定。

 総務省は11月17日に、4Gの普及を図る目的で、1.7GHz帯と3.4GHz帯での周波数の再編と、LTE向けの追加割り当ての指針案を公表していた。最終的に周波数の割り当ては2017年度末に実施される予定。

 1.7GHz帯では40MHz幅(20MHz×2)が2枠、3.4GHz帯では40MHz幅が2枠、割り当てられる予定。加えて、1.7GHz帯は東名阪以外を対象とする40MHz幅(20MHz×2)についても割り当てが予定されている。

 ドコモはこの追加割り当てに名乗りを上げた形で、指針案で示されている、既存事業者の再編に伴う移行費用の負担についても、最も費用負担が大きくなるケースとして2730億円を想定し検討を開始したとしている。

 1.7GHz帯の再編対象の周波数は防衛省が公共用固定局として使用している。想定移行スケジュールとして、2018年度から関東や中国(山陽)、四国、九州北部などで移行を開始、順次全国で実施されるという案が公表されている。