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走行ルートをAIが判断するドコモの「AI運行バス」、クルーズ船の来日客向けの実験

 NTTドコモは、鳥取県境港市に寄港するクルーズ船「コスタ・ネオロマンチカ」の外国人客に対する実証実験として、「AI運行バス」による相乗り運行の移動サービスを提供する。実施日は9月26日と10月6日。

AI運行バス(3月の実証実験にて撮影)

 「AI運行バス」は、2018年度中の実用化を目指し、ドコモと未来シェアが共同開発している次世代モビリティサービス。大容量のバスと柔軟なルート決定が可能なタクシーの特徴を組み合わせたようなシステムで、AIがニーズのある時間帯やエリア、乗車人数を予測して、走行ルートや配車台数をその都度決定する。

 今回の実証実験は、中国運輸局・山陰インバウンド機構から委託されたJTB中国四国が実施する、訪日外国人を対象とした実証調査の一環という位置づけ。クルーズ船の外国人観光客向けに「AI運行バス」を提供することで、寄港地での消費拡大へ繋がるかを調査する。あわせて、鳥取県とNTTドコモ 鳥取支店が実施している実証実験「テレビ電話による他言語観光ガイド」のアプリを提供する。

 なお、NTTドコモは、9月22日に東京ビッグサイトで開催される展示会「ツーリズムEXPOジャパン2017」にて、「AI運行バス」の試乗デモンストレーションを実施する。
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