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ドコモショップ初の“旗艦店”と位置づける丸の内店がオープン

IoT製品を4ジャンルで多数展示、ドコモ初のiPhone修理カウンターも

 NTTドコモは、東京・有楽町にある「ドコモショップ丸の内店」をリニューアルし、ドコモショップの旗艦店として6月30日より営業を開始した。通常のドコモショップとしての機能のほかに、多数のIoT製品を展示するコーナーを設置。フロア型の相談デスクやデジタルサイネージの本格的な導入、イベントスペースの設置など、さまざまな試みがなされており、成功した事例は随時ほかのドコモショップでも導入していく方針。

「ドコモショップ丸の内店」

 「ドコモショップ丸の内店」はこれまで、併設した「スマートフォンラウンジ」とセットで、旗艦店的な役割を担ってきた。今回のリニューアルでは、スマートフォンラウンジで利用していたスペースが統合され、大きなU字型のフロアすべてがドコモショップになった。面積は従来の2.2倍に拡大され、都内では最大の面積のドコモショップになる。カウンターは1つ増えて16席を用意。銀行の窓口のような従来のスタイルのカウンターに加えて、フロアのテーブルも相談カウンターとして用意されている。

 丸の内店は、旗艦店であると同時に実験的な試みも行っていくとしており、「PHOTO&MOVIE」「MUSIC」など4つのジャンルに分けて、さまざまなIoT製品を展示・紹介している。

 またメインエントランス付近にはポップアップスペースとして季節や話題の製品・サービスを紹介するコーナーも設けており、オープン時は夏のキャンプをイメージした製品や小型ドローンが体験できるようになっている。

 このほか、スマートフォンを展示するデスクでは埋込み式のデジタルサイネージで価格を表示するほか、注目の端末を紹介するデスクには、ドーム型のディスプレイでポインコが出迎えてくれるといった特別な映像も表示する。dマガジンが読めるタブレットが設置された待合スペース、DOCOPY、ちよくる登録端末なども用意される。

ドコモ初のiPhone・iPad修理カウンター

 同店には通常業務の受付カウンターとは別に、ドコモとして初めてiPhone・iPadの修理専用のカウンターも設けている。

 ドコモが販売したiPhone・iPad(SIMロック解除済みを含む)の修理を店舗で受け付けるもので、可能なものは店舗内で修理を実施、即日修理や即日交換といった対応も可能になっている。同様の取り組みは、ソフトバンクやauの旗艦店でも行われている。

 正規のトレーニングを積んだスタッフが修理にあたり、受付・修理内容はAppleの「正規サービスプロバイダー」と同等。ただしKDDIやソフトバンクが販売した端末の修理には対応しない。

 修理の料金体型はWebサイトでも案内されており事前に調べることができるほか、修理のための来店の事前予約も可能。

「未来のドコモショップのトライアル」

 店舗のリニューアルにあたって記者向けの説明会が開催された。NTTドコモ 執行役員 販売部長の高本寛氏は、「丸の内店は、新しい取り組みを模索し、トライアルする店舗」と旗艦店を位置付けた上で、IoTデバイスの便利さなどを展示だけでなくワークショップなどでもアピールしていくとした。

 また旗艦店として、「未来のドコモショップのトライアル」であるともし、好評な取り組みは随時ほかのドコモショップにも展開していく方針を明らかにしている。