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ファーウェイ、ライカカメラ搭載の5.9インチ「Mate 9」を16日発売

タブレット「MediaPad M3」とスポーツリストバンド「HUAWEI FIT」も

 ファーウェイ・ジャパンは、Androidスマートフォン「HUAWEI Mate 9」を12月16日に発売する。価格は6万800円(税抜、以下同)。同日に、Androidタブレット「HUAWEI MediaPad M3」(3万1980円~4万2800円)とスポーツ向けリストバンド型端末「HUAWEI FIT」(1万5800円)も発売する。

 MVNO、家電量販店とECサイトを通して販売される。「Mate 9」の取扱いMVNOは、イオンモバイル、エキサイトモバイル、DMM mobile、楽天モバイルなど。「MediaPad M3」はイオンモバイル、楽天モバイルなどで取扱われる。

Mate 9

 「Mate 9」は、ファーウェイがフラッグシップモデルに位置づけるMateブランドの新モデル。画面幅はiPhone 7 Plusより1mm大きい程度の78.9mmながら、狭額縁設計により5.9インチフルHDのIPSディスプレイを搭載した。

 「P9」に引き続き、ライカと共同開発のカメラを搭載しており、F2.2レンズの1200万画素のカラーセンサーと2000万画素のモノクロセンサーを搭載するダブルレンズ仕様となっている。新機能として、デジタルズームながらも2倍までは画質が劣化しないとするハイブリッド・ズームが追加された。フォーカス位置が変更できるワイドアパーチャ撮影も利用できる。

 インカメラは800万画素で、F1.9のレンズを搭載。光学手ぶれ補正に対応し、4つのオートフォーカスを場面にあわせて切り替え、精度の高いピント合わせが可能。動画は4K解像度での撮影に対応し、ファイル容量が小さくなるH.265フォーマットで記録できる。

 CPUにARMの最新設計を使用した「Kirin 960」(オクタコア、2.4GHz駆動×4コア+1.8GHz駆動×4コア)を採用。4GBのメモリ、64GBのストレージを搭載し、256GBまでのmicroSDXCを利用できる。OSはAndroid 7.0で、独自UI「EMUI(Emotion UI) 5.0」を搭載。

 バッテリー容量は4000mAh。機械学習を組み込んだ省電力機能により、利用スタイルにあわせてバッテリー使用量を最適化する。付属の専用ACアダプターを利用すると、5V/4.5Aまたは4.5V/5Aでの急速充電が可能。

 SIMロックフリー仕様で、NTTドコモ網、ソフトバンク網に対応。キャリアアグリゲーションをサポートし、下り最大262.5Mbps/上り最大50Mbpsで通信可能。LTE回線と3G回線でのデュアルSIM・デュアルスタンバイ(DSDS)に対応し、2枚のSIMカードを同時に利用できる。

 LTEはFDD-LTEのBand1/2/3/4/5/7/8/9/12/17/19/20/25/26/28/29と、TD-LTEのBand38/39/40/41をサポート。キャリアアグリゲーションでは、B1+B19/B3+B19/B1+B9/B1+B3+B8の組み合わせに対応する。W-CDMAはBand1/2/4/5/6/7/19を利用可能。TD-SCDMA、CDMA2000(チャイナテレコムのみ)、GSMもサポートする。SIMカードスロットはnanoSIM×2(1つはmicroSDと排他)。

 外部端子はUSB Type-C(USB 2.0)。Wi-Fi(IEEE802.11/a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2、赤外線リモコン、指紋認証、NFCをサポートする。大きさは約78.9×156.9×7.9mm、重さは約190g。カラーはシャンパンゴールド、ムーンライトシルバーの2色。Mate 9の購入者向けのサポートサービスとして、購入日から90日以内の画面破損に対し、無償修理サービスが提供される。

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MediaPad M3

 「MediaPad M3」は、エンターテイメント向けの機能を強化したAndroidタブレット。8.4インチの2K(2560×1600ドット)ディスプレイを搭載する。

 音にこだわったモデルで、音響のチューニングをharman/kardonが担当。独自のサラウンド技術「SWS 3.0」も搭載し、ハイレゾ音源の再生をサポートする。ハードウェアでは旭化成のHi-Fi DACチップ「AK4736」を内蔵し、端末の上下に1W出力のステレオスピーカーを装備する。

 CPUはオクタコアのKirin 950(2.3GHz駆動×4コア+1.8GHz駆動×4コア)で、メモリは4GB。指紋認証に対応する。スタンダードモデルとして、シルバー色のWi-Fiモデル(3万1980円)とLTEモデル(3万7800円)をラインナップ。メモリを64GBに強化し、AKGブランドのイヤホンと専用カバーが付属するプレミアムモデル(ゴールド色、LTE対応)も4万2800円で提供する。

 Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n/ac)とBluetooth 4.1をサポート。LTEモデルはFDD-LTEのBand1/3/5/7/8/19/20/28とTD-LTEのBand38/39/40/41、W-CDMAのBand1/2/5/6/8/19で利用可能。TD-SCDMAとGSMもサポートする。送信速度は下り最大150Mbps、上り最大50Mbps。SIMカードサイズはnanoSIM。

 OSはAndroid 6.0で、EMUI4.1を搭載する。メインカメラ、インカメラはそれぞれ800万画素。バッテリーは5100mAh。256GBまでのmicroSDXCをサポートする。大きさは約124.2×215.5×7.3mm、重さは約310g。

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HUAWEI FIT

 「HUAWEI FIT」は、リストバンド型の活動量計。6軸加速度センサーや心拍センサーを搭載し、日々の活動量やエクササイズ、睡眠などの記録が可能。スマートフォンのアプリから、記録を閲覧できるほか、トレーニングのアドバイスを受けることができる。5気圧防水仕様で、スイミングなどの記録も可能。心拍数を10分に1回計測する標準的なモードで、6日間電池が持続する。

 1.04インチのメモリ液晶(208×208ドット)を搭載。6種類のフェイスデザインを選べる。スマートフォンアプリはAndroid、iOS端末に対応。Bluetooth 4.2 BLE(Bluetooth Low Energy)で接続する。充電は専用のアダプターから行う。大きさは約39.mm×9.9mm(直径×厚さ)。重さは約35g。バンドは18mm幅で、ブラックとオレンジの2色。市販の腕時計バンドにも交換可能。

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