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ポルシェデザインとライカを採用、ファーウェイ「Mate 9」発表

通常版「Mate 9」は日本でも展開予定

 ファーウェイは、グローバル市場向けの新たなフラッグシップモデル「HUAWEI Mate 9」を発表した。ライカの協力によるカメラを引き続き搭載するほか、新たにポルシェデザインによるモデルもラインナップしている。

 ドイツ・ミュンヘンの発表会で明らかにされている価格は、「HUAWEI Mate 9」(4GB/64GB)が699ユーロ(約8万円)、「PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 9」(6GB/256GB)が1395ユーロ(約16万円)。

 「HUAWEI Mate 9」については、日本でも展開される予定。

 「HUAWEI Mate 9」「PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 9」は、どちらもライカとの協業による第2世代のデュアルレンズカメラを搭載。すでに明らかにされていたように、チップセットは「Kirin 960」で、ソフトウェアのユーザーインターフェイスは「EMUI 5.0」にバージョンアップしている。

Mate 9

 「HUAWEI Mate 9」は5.9インチの大型ディスプレイ、スリムなボディ、多色展開が特徴。ボディは5.9インチディスプレイながら、5.5インチのiPhone 7 Plusよりも縦のサイズを抑え、縦横は156.9×78.9mmというサイズを実現している(iPhone 7 Plusは158.2×77.9mm)。

 多色展開として、Mocha Brown、つや消しのBlack、Ceramic Whiteのほか、Space Gray、Moonlight Silver、Champagne Goldの全6色をラインナップする。

 チップセットの「Kirin 960」により、高速な処理速度や3Dグラフィックス描画性能、下り最大600Mbpsという通信速度を実現。

 グローバルスマートフォンとして合計1334のキャリア、217の国と地域をサポート。4Gは20バンド、3Gは10バンド、2Gは5バンドをサポートする。デュアルSIMスロットを備え(1つはmicroSDカードとの排他利用)、セカンドSIMスロットもW-CDMAで7バンド、GSMで4バンドをサポートする。

 急速充電機能として「HUAWEI Super Charge」に対応し、10分の充電で映画2本を鑑賞できるとする。バッテリー寿命や安全性のために、充電器には端末と連携して出力を調整する機能が搭載される。

第2世代デュアルレンズカメラ

 第2世代になったライカとの協業によるデュアルレンズカメラは、カラーセンサーが1200万画素、モノクロセンサーが2000万画素で、レンズは光学式手ぶれ補正にも対応。オートフォーカスは初の「4in1」とし、レーザーフォーカス、像面位相差フォーカスを加えた4つのオートフォーカスモードを自動的に選択する。ハイブリッドズーム、ビビッドカラーモード、4K+5軸スタビライザーとH.265での動画撮影などが可能。マイクは4つが搭載され、ノイズキャンセルを含めて高音質な録音ができる。

 ユーザーインターフェイスとして搭載される「EMUI 5.0」は、自然からインスパイアされたシンプルなデザインが特徴。カスタマイズ性も強化され、9割以上の操作は3ステップでたどり着けるとする。写真やダイヤル画面などでは画面のミスタッチを防ぐ仕様も盛り込まれた。指紋センサーで指を使い分け、プライシー・スペースの利用も可能。

PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 9

 「PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 9」は、ポルシェデザインと提携し、使用する素材からこだわったラグジュアリーモデルとして位置づけられている。ディスプレイは5.5インチ。表のガラス、裏の金属素材ともに端が曲面になったデザインを採用する。

 「Mate 9」と異なり、液晶側の下部に用意された指紋センサーはスマートタッチセンサーとしても機能し、タップで戻る、ロングタップ(長押し)でホームに、左右のスワイプで履歴といったように、Androidの基本的な操作を行うボタンとしても利用できる。

 VRでは「Google Daydream Ready」とアナウンスされている。microSDカードには非対応。