【Mobile Asia Expo 2013】
ファーウェイは世界最薄端末を披露、NFC決済サービスも展示
(2013/6/26 22:35)
ファーウェイのブースには、18日(現地時間)に英ロンドンで発表された厚さ6.18mmのスマートフォン「Ascend P6」など、最新の端末が展示されていた。
Ascend P6は、金属の筐体を採用したスリムな端末で、4.7インチのHDディスプレイや、1.5GHzのクアッドコアCPUを搭載する。ファーウェイのPシリーズは必要十分な機能を備えつつデザイン性を高めたシリーズで、日本ではイー・モバイルから発売中の「STREAM X」もベースモデルは「Ascend P2」と呼ばれている。
女性の“自分撮り”需要を取り込むため、インカメラに5メガピクセルの高画素カメラを採用しているのも特徴。展示されていた実機で撮影してみたところ、2592×1952ピクセルという、非常に大きなサイズの写真を記録できた。各種撮影効果や、若返り効果を得られる「Beauty Level」といった機能も、インカメラで利用できる。Ascend P6は厚さわずか6.18mmで、ファーウェイでは「世界最薄」をうたっている。ちなみに、25日に発表されたソニーモバイルの「Xperia Z Ultra」も同様に世界最薄を売りにしていたが、あちらは“フルHD液晶搭載の端末で”という注釈がついている。
背面のメインカメラの明るく撮影できることにこだわり、F値2.0のレンズを採用。センサーは裏面照射型CMOSとなり、画素数は8メガピクセルだ。同モデルはMobile Asia Expoが開催された中国では、月内に発売される。日本での展開は未定。
ほかにも、ファーウェイのブースには1月にCESで発表された6.1インチのディスプレイを搭載する「Ascend Mate」や、TD-LTEに対応した「Ascend D2」が展示されていた。これらのOSはすべてAndroidだが、ファーウェイ独自の「Emotion UI」を内蔵する。Widnows Phoneは、未発表の最新モデルの「Ascend W2」が置かれていた。W1と同様、「ローコストなスマートフォン」をうたい、中国移動のTD-SCDMAに対応する。
ファーウェイのブースにはNFCのデモコーナーもあり、こちらには「Honor+」という端末が置かれていた。中国の銀行のカードアプリが搭載されており、セキュアエレメントを搭載したSIMカードを挿すと、日本のおサイフケータイのように決済に利用できるという。展示されていた端末にはSIMカードが装着されておらず、アプリも起動できなかったが、端末をかざすとリーダ/ライターが反応する様子は確認できた。