【2013 INTERNATIONAL CES】
写真で見る「Xperia Z」
(2013/1/10 11:50)
ソニーのブースには、7日(現地時間)に発表されたソニーモバイルコミュニケーションズのフラッグシップ端末「Xperia Z」が展示されていた。単に端末が並べられているだけでなく、フルHDのディスプレイや、高性能なカメラ、高音質の音楽といったXperiaの特徴的な機能を試せる内容になっていたのが印象的だ。他の製品とXperiaが並列に並べられ、それらが連携することをアピールするコーナーも設けられていた。
ここでは、日本で発売予定の「Xperia Z」の詳細を実機で確認していきたい。なお、日本版は仕様が異なる可能性があることにも注意したい。
「Xperia Z」は、高精細な5インチ、フルHDディスプレイを搭載したスマートフォン。ドットの密度は443ppiと非常に高く、文字や写真などを美しく表示できる。秋冬モデルの「Xperia AX」や「Xperia VL」に続き、映像補正エンジンの「モバイルブラビアエンジン2」にも対応する。
1310万画素のカメラはCMOSセンサーが「Exmor RS for mobile」となり、HDRビデオ撮影などが可能になった。暗い場所での写りも、大きく改善されている。秋冬モデルと同様、自動で最適な設定を実現する「プレミアおまかせオート」も搭載しており、認識できるシーンも増えているという。動画撮影時に、静止画を保存する機能も加わっていた。音楽再生プレイヤーの「Walkmanアプリ」は、「クリアオーディオ+」に対応。原音を再現した、迫力あるサウンドを楽しめる。
CPUは、クアルコム製の「Snapdragon S4 Pro」にあたる「APQ8064」で1.5GHzのクアッドコア。ベースバンドチップはLTEに対応する「MDM9215M」となる。ROMは16GB、RAMは2GB、バッテリーは内蔵式で容量は2330mAh。従来のXperiaシリーズと比べ、機能の高さを追求した1台に仕上がっている。デザインも大きく印象を変え、スクウェアな形状で、素材は両面がガラスとなる。IP57/IP55の防水・防塵仕様でサイズは139×71×7.9mm、重量は146gとなる。OSには、Android 4.1を採用する。
Xperiaの特徴でもあったユーザーインターフェイスにも、一部変更が加えられた。ホーム画面をロングタップすると、ホーム画面のサムネールが上部に、「ウィジェット」や「アプリ」などのメニューが下部に現れる。画面の追加や、ウィジェットの配置などを、より効率的に行えるスタイルで、ここが従来のXperiaとは大きく異なる部分だ。
このほか、ソニーのブースにはXperiaと連携可能なNFC搭載Bluetoothヘッドセットや、ワイヤレスで動画や画像を自動転送できるNASの「パーソナルコンテンツステーション(Personal Content Station)」なども置かれていた。「Xperia Z」や「Xperia ZL」にもNFCが搭載されており、これらの製品とはワンタッチで連携できる。