本日の一品

ケーブル自動巻取に対応した最大40WのUSB PD充電器「TORRAS FlexLine」

 USB充電器がどれだけ小型化されても、ケーブルを一緒に持ち歩くとなると、荷物としてはそれなりにかさばるものだ。そのケーブルが数十cmならまだしも、メートル単位の長さがあれば、きちんと束ねていてもそれなりのスペースを取りがちだ。

 こうした場合にぴったりな、ケーブルを内蔵したUSB PD充電器が、今回紹介する「TORRAS FlexLine」だ。最大40Wの出力に対応するこの製品、USB Type-Cケーブルを内蔵しており、必要な時だけ引っ張って伸ばし、不要になれば巻き取って収納できるのが大きな特徴だ。

パッケージ。Amazonではたびたびセールが行われており、5千円台から入手可能だ

 ケーブルはフラットタイプで、ねじれることなく出し入れが可能。ボディは昨今のGaN対応充電器ほどのコンパクトさはないが、巻取機能を備えつつも一昔前の最大45W対応の充電器と同等のサイズなのが優秀だ。さらにプラグは折りたたみ式で、持ち歩きにも適する。

製品本体。Apple純正に似た光沢のあるホワイトボディが特徴。ケーブルは自動巻き取り
背面プラグは折りたたみが可能なので持ち歩きにも適する
横から見たところ。ケーブル内蔵にしてはそれほど奥行きもなくコンパクトだ

 また本製品は別途USB Type-Cポートを1基備えており、任意のケーブルを接続できるので、たとえば古いiPhone向けのLightningケーブルをここに接続し、USB Type-Cとの二刀流でも使用できる。

USB Type-Cのプラグは磁力で本体に吸着している。引き出す時はまずここを手前に倒す

 片方のケーブルを抜き差しするともう一方のケーブルでの急速充電も一旦リセットされるのがネックだが、これは複数ポートを備えた充電器の多くに共通する症状だ。

そのまま引き出して使用する。ケーブルはフラットタイプ

 ネックなのは、ボディカラーに一般的なブラックが用意されていないこと。今回紹介しているホワイトのほか、ピンクに近いデザートチタニウムという2色ラインアップで、製品がより売れてバリエーションが増えることを期待したい。価格も一般的な充電器とケーブルの合計と変わらず、極端に割高でないのもありがたい。

最大出力は40W。スマホやタブレットの充電には最適。ノートパソコンは出力が足りるかどうか事前に確認したほうがよいだろう
右側にはもうひとつUSB Type-Cポートがあり、任意のケーブルを接続できる

 もっとも筆者はこの製品、モバイル用途ではなく、もっぱらデスクサイドで使っている。というのもこの製品、片側から引っ張るだけでケーブルを伸縮させられるので、デスク周りのケーブルの乱雑さを解消させるのに最適だからだ。配線のゴチャゴチャ感をなくしたいと考えているユーザにも、積極的にお勧めしたい一品だ。

製品名発売元実売価格
TORRAS FlexLineTORRAS8699円
Amazonで購入