本日の一品

洗髪の最も面倒な“アレ”を楽にしてくれるシャープ「プラズマクラスタードレープフロードライヤー」
2025年2月13日 00:00
髪の毛を洗うのは面倒くさい。面倒くさすぎて、なかなか浴室にたどり着けない。しかし、ズルズルと時間を引き伸ばしたところで、それを避けるわけにはいかない。
洗髪の中で、最も面倒なのは時間のかかるブロー(ドライヤーを使って髪を乾かすこと)作業であり、それさえなければ、いくらでも「髪、洗ってきまーす!」とためらいなく浴室へ行ける。それぐらいブローに時間が取られてしまうのだ。
そんなことを毎日毎日毎日毎日考えていたら、ドライヤーが壊れてしまった。火花を上げてお亡くなりになってしまった。もう4年も使っているので寿命のようだ。
この際だから、ブロー時間を短縮できるドライヤーにしたいと考え、家人に頼み込んで購入許可を得たのが、シャープ「プラズマクラスタードレープフロードライヤー IB-WX902-W」(以下、ドレープフロードライヤー)だ。
プラズマクラスタードライヤーは、水分子に包まれたイオンを噴出するので髪の毛の表面にあるキューティクルを保護するらしい。髪の水分が失われているロングヘアの筆者にぴったりだ。
しかし、求めたのは美容面ではない。いかに髪を早く乾かせるかが重要だ。髪の毛を乾かすだけで12~15分もかかっていたので、その時間を短縮したい。
一般的に、ドライヤーから出てくる風は一本の太い束となって送出されるが、ドレープフロードライヤーはモーターからの風を4つの吹出口から送出する。強い風の周りには渦ができるので、4つの渦が生まれ、それが速乾性につながっている。いいじゃないか。
距離センサーにより、風の温度をコントロールする「SENSINGモード」もなかなかいい。ドレープフロードライヤーから出てくる風は“熱風”というより、「温かいなぁ」と感じる程度の優しい熱で、公式サイトによれば55度だとのこと。
とはいえ、ぼんやりとブロー作業をしているとドライヤーを持つ手が頭部から離れてしまうような場合、適度な温風が冷風になりかねない。
そこでSENSINGモードの出番だ。ドレープフロードライヤーに搭載されている距離センサーが頭部との位置を測り、さらに髪の毛に当たる風が適切な温度になるようAIが調整するという。これなら時間を無駄にすることがなさそうだ。
最も期待したのは、スマートフォンアプリ「プラズマクラスタービューティアプリとの連携機能だ。前述のように、ドレープフロードライヤーから出てくる温風は熱風ではなく55度の優しい温風である。冬のこの時期では物足りなく感じるし、乾かないのではないかと心配になってしまう。
また、いつも適当にブロー作業をしており、どのぐらいの風量で、何度くらいで乾かすのが最適なのか考えていないし把握もしていないのだが、このアプリには「コンシェル」機能があり、髪の長さと今の気分を選ぶだけで最適な温度や風量、また温風と冷風を交互に切り替える時間なども提案してくれるという。その提案からのカスタマイズも可能だ。
ドレープフロードライヤーとの接続作業は特に不要だ。ドライヤープラグをコンセントに挿し込んであれば、アプリ内の「送信」ボタンをタップするだけで最も近くにあるドレープフロードライヤーをアプリが見つけてデータを送信する。
プラズマクラスタービューティアプリの優れているところはこれだけではない。ドライヤーへ送信した設定(My Loop)の履歴を最大15件保存しておいてくれるのだ。
季節に応じて、またはその日の予定に合わせて行った設定が保存されるので、設定を変えるごとに、アプリで1からMy Loopを作り直す手間が省ける。シャープさん、ステキ。
では、ブロー時間は短縮されたのだろうか。答えは「Yes」である。以前のドライヤーが壊れてしまったので再計測することはできないが、前述のように、髪の毛が完全に乾くまで12分~15分ほどかかっていたものが、コンシェル機能が提案したモードで作業したところ、7分37秒で済んだ。
公式サイトでは「約35%削減」とあり、筆者の髪でも少なくとも37%短縮できた。しかも、冷風を途中で挟んでいるおかげで、ストレートヘアではない筆者の髪でも、なんとなくツヤが出ているように見える。
7分という時間が長く感じるか短く感じるかは人それぞれだが、少なくとも10分未満で毛量の多いロングヘアを乾かし切ることができるこの結果に満足している。My Loopをさらにカスタマイズし、時間の短縮を図り、「面倒だ」という気持ちを払拭していきたい。
製品名 | 発売元 | 購入価格 |
---|---|---|
プラズマクラスタードレープフロードライヤー IB-WX902-W | シャープ | 4万2010円 |