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京急電鉄とLimeが業務連携、私鉄初のポート設置 青物横丁から展開拡大

 京浜急行電鉄とLimeは8日、業務連携を開始した。私鉄事業者がLimeと連携するのは初めて。第1弾として、京急本線の青物横丁駅前に「Lime」のポートを開設した。

ステーション設置位置

駅前ポートの設置と「電動シートボード」

 第1弾として設置されたポートは、青物横丁駅(東京都品川区)の駅前に位置する。利用可能な車両は、電動シートボード「Limeラクモ」が3台。電動キックボードとは異なり、座って運転できるため安定性が高く、荷物を持っている場合でも利用しやすい点が特徴となる。

Limeラクモ

 Limeは世界約30カ国でサービスを展開しており、アプリは多言語に対応する。羽田空港へのアクセスを担う京急線は、訪日外国人観光客の利用も多い路線で、すでに海外でLimeを利用しているユーザーが、日本でも同じアカウントとアプリを使って移動できる利便性を見込む。

青物横丁駅 立地特性

安全対策と今後の展開

 Limeは安全対策として、GPSを活用した「ジオフェンシング制御」を導入している。走行禁止エリアや駐車禁止エリアをシステム側で制御し、ルール違反の抑止を図る。

 また、ヘルメット着用を促す取り組みとして、アプリでヘルメットを着用した自撮り写真を送信すると料金が割引になる取り組みも行っている。

 京急では、青物横丁駅を皮切りに、沿線の駅周辺へ順次ポートを拡大する方針。駅を拠点としたモビリティネットワークの整備を通じて、沿線地域の回遊性向上や地域経済の活性化につなげたい考え。

 なお、Limeはシェアサイクル「HELLO CYCLING」との相互利用連携を発表しているほか、周辺には電動マイクロモビリティ「LUUP」のポートも設置されており、複数のモビリティサービスが共存するエリアとなっている。