本日の一品
持て余し気味なくらいがちょうどいい? って感じのキーボードやマウス
【本日の一品 2024年のベスト3】
2024年12月29日 07:00
筆者の場合、だいたい1日の99割は仕事でパソコンに向かっているので、そういうときに手に触れるようなものがやはり印象に残りやすい。2024年も20個以上のアイテムを「本日の一品」で紹介してきたが、普段からよく使うキーボード、マウスあたりが買って良かったなあ、と感じるものだった。
ラピッドトリガー対応メカニカルキーボード「REALFORCE GX1」
1つ目は東プレのキーボード「REALFORCE GX1」。静電容量無接点方式で、かつ、いわゆるラピッドトリガーと呼ばれるものに対応し「キーが押された」と判定されるポジションと、「指が離れた」と判定されるポジションをそれぞれ0.1mm単位で調整できる機能をもつ。これによって、素早いキー操作が求められる対戦ゲームで有利になる、というメリットが得られるわけだ。
ただ率直に言ってしまうと、ゲーマーではなく文字を打つことばっかりの筆者にとっては宝の持ち腐れ。ピーキーな設定にするとむしろ誤入力が増えてしまうので、一般的なキーボードに近い設定に落ち着いている。
それでもキー1つ1つの割り当てを自在に設定できる機能は重宝していて、Caps LockとCtrlを入れ替えたり、カナキーを無効にしたりして、使い勝手をアップさせている。タイプ音がやや静音なのもうれしい。
小型で3Wayでプレーンな見た目のマウス「Darmoshark M3 MICRO CIGAR」
「Darmoshark M3 MICRO CIGAR」は、外出先での使用などを目的に購入したマウス。持ち運びやすいよう小さくて、ワイヤレス(Bluetoothと2.4GHz)と有線の3Wayの接続方法が選べて、デザインがプレーンなもの、という条件を全て満たすものが欲しかったなかで、なんとか見つけることができた。
ゲーミングマウス的な性能を備え、2.4GHzでのワイヤレス接続時に最大8kHzのポーリングレートを実現するドングル(小型ディスプレイ内蔵)が付属しているのが、なんといっても素晴らしい。ディスプレイもマウス本体も見た目がかわいらしいし、外出時用だけにするのはもったいないと思わせる一品だ。
ネットワーク機器を冷やしてくれる「ファン速度コントローラー タイプ2」
2024年の夏もめちゃくちゃ暑く、我が家のルーター部屋のネットワーク機器は過酷な環境にさらされていた。そこに投入したのが、パソコン用のPWM(回転制御機能付き)ファンと、それを制御できるようにするコントローラーだ。
主にデスクトップパソコンのケースに冷却用として組み込むPWMファンは、パソコンのマザーボードに生えているピンから電源をとって動かすもの。
なので、ケース外で使おうとするととたんに扱いにくくなる。しかしこのファン速度コントローラーがあれば、別途USB電源を引っ張ってくることさえできればPWMファンを自在に動かせるのだ。
1つのコントローラーに2つのPWMファンをつなげたので、風量もなかなかのもの。このおかげかは分からないけれど、ネットワーク機器が熱暴走するようなトラブルに遭うこともなく、今年の夏も無事乗り切ることができた。来年の暑い季節もきっと活躍してくれるはずだ。