本日の一品
きめ細かい回転制御が可能なミニファンコントローラーで2連扇風機を作る
2024年7月31日 00:00
今年もまたあっつい季節がやってきた。人間はエアコンさえあればなんとかやり過ごせるとはいえ、実はけっこうクリティカルなのでは、と思っているのがルーター周りだ。熱がこもる場所にあると動作不良を起こしかねず、大事なWeb会議中にネットが使えなくなったら致命的。我が家ではクローゼットの狭い場所にネットワーク関連の機材を詰め込んでいて、エアコンの冷気も届きにくいので特に心配だったりする。
かといって扇風機を置くようなスペースもない。なので、もっと小型のファンで熱を散らしたいなと思い、パソコン用のファンを使ってみることにした。薄型でもわりとパワフルだし、ちょっとした隙間に設置できるのも都合がいいだろうな、と。
ただ、問題はファンの制御をどうするか。パソコンの内部で3ピンとか4ピンとかの専用コネクタで接続することが前提なので、直接コンセントにつなぐことはできないのだ。何かいい方法はないかなあ、と思って探していたところ、見つけたのが今回のファン速度コントローラーだった。
これは、いわゆるPWM制御と呼ばれる回転数調整に対応するパソコン用ファン(4ピン)を接続し、ツマミの回転量に応じてファン速度を変更できるアイテム。もちろん3ピンのPWMではないファンも利用可能だ。
電力はType-C形状の端子に供給する形で、一般的なUSB充電器を使えるのも気が利いている。およそ4.5×2.2×1.8cmとかなりコンパクトで、今回のように設置スペースの少ないところで使うのにちょうどいい感じ。
ちなみにAmazonで購入する際には「タイプ1~3」の3種類を選べると思うが、違いは付属品。筆者の場合はあらかじめ購入しておいたPWMファン2個を一度に制御したかったので、二股ケーブルが付属する「タイプ2」を選んだ。
PWMファン2個をつないでツマミを回してみると、そよ風以下から勢いのある風量まで、しっかりコントロールできる。とりあえずホームセンターで購入したテキトーな金具と組み合わせ、ルーター周りに設置することに。
1カ月ほど、常時風量マックスで1日24時間動作させ続けているが、全く問題なく稼働してくれている。実際にネットワークの安定動作につながっているかどうかはよくわからないけれども、手をかざすとけっこう涼しいので効果はあるものと考えたい。
もっとイイ感じのフレームで固定すれば、卓上扇風機やノートパソコン冷却用のファンとしても使えそう。ここまできめ細かく風量調整できる卓上扇風機はあまりないと思うので、もし余っているパソコン用ファンがあるなら試してみては?
製品名 | 発売元 | 販売価格 |
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ファン速度コントローラー タイプ2 | ノーブランド | 1699円 |