本日の一品
これからが旬! メガネの中のメガネ「目線メガネ」
2024年12月2日 00:01
ヘッドマウント型のVRゴーグルからスタートして、続々と勢いで新製品が登場してきているのが、ARグラスやそれを包括するスマートグラス系のウェアラブルデバイスだ。
一方、もっとも数の多い普通のメガネは、紫外線除けのスポーツサングラスから「アイウェア」という呼称が拡がり、今や複雑多岐に分かれ過ぎてしまった“目の周りのサポート拡張デバイス”としての総称になりつつある。
今回はそんなアイウェアの“スタートアップ時のサングラス”イメージでもあり、写真を撮り撮られる、これからのシーズンにも楽しい使い方も楽しめる通称モザイクメガネのお仲間のひとつをご紹介したい。
モザイクというレガシーな表現技法は、いつの間にか個人の特定を困難にする目的で「写真画像の一部または全部をぼかす加工技術」の意味も併せ持つようになっている。本来の表現技術が隠蔽技術の側面を持つことになったわけだ。
類似する処理として、個人情報保護のため人物の目の部分を隠すことは「目線を入れる」という昭和な表現でお馴染みだ。今回、ご紹介するのは一般的なサングラスのレンズ部分をレガシーなモザイク形式ではなく「目線」を入れたアイウェアだ。ここでは区別して「目線メガネ」と呼ぶこととする。
今回も最近は筆者のお気に入り通販サイトとなったtemuでたったの383円で購入した。届いて直ぐに目線メガネを定規で実測してみたところ横幅は18㎝、高さは5㎝とごく普通の大型サイズの眼鏡と比べてもかなりのビッグサイズだ。一方、重さは一般的なプラスティックレンズの入った近視用・遠視用の眼鏡と大差のない35g前後だった。
外観は、名前の通り“目線”で両目の幅サイズをカバーできる。縦横のアスペクト比はシネマサイズの16:9を遥かに凌駕する、約32:9の超々横長仕様だ。強度を保つためにメガネフレーム兼用のコアパーツである“目線”は実測約2㎜と厚手のサングラス系だ。
2㎜厚の色付き目線の裏面には、眼鏡のフレームと広がるツル部分と通常の眼鏡以上に頑丈そうな鼻パッドが一体型となり、ダイレクトに3本のネジで目線に固定されている。
目線のサングラス濃度は本来の目的から外れることのない濃度で、常時装着には向いていない。
目線メガネの実寸は、前述した通り、かなりの大型サイズ。なので筆者宅に有った10個近い一般的なメガネケースのどれにも収まり切れなかった。
さてここまでアイウェアとしての目線メガネのスペックやその存在意義を長々と解説したが、目線メガネの最も大事なのはその活用シーンだ。
昭和な年末年始とは異なり、会社単位の大人数で集まる機会は減ったかもしれない。それでも、仲間内のパーティやプチ忘年会の多いシーズンだ。スマホで集合写真を撮影する機会は極めて多いだろう。
そんなシャッターチャンスにこっそりと目線メガネをポケットに忍ばせて行き、シャッター直前に自分だけ装着するのだ。結果がウケるかどうかかはやってみないと分からない。
国内でも値段は3倍近いが、同じような目線メガネが売られているようだ。一風変わった販売形式だが3個セットや5個セットでも販売されている。これはパーティ参加者が全員示し合わせて装着して集合写真を撮るためかもしれない。そして時には、パーティ当日の主役だけを目立たせるため、主役にだけは知らせず、ほかの参加者全員がみんな同時に目線メガネを装着して写真撮影を行うのが目的なのかもしれない。
写真撮影と言えばダサイと言われ続けている割には老若男女を問わずもう長く国民的ポーズになってしまっているV(ピース)サインや韓国が発祥だと言われる「きゅんです」ポーズの指ハートや両手を使ったルダハート、その後のなんちゃらハートに交じって斜に構えたハードボイルドな目線メガネとのコンビも面白そうだ。なんちゃって悪い大人のアトモスフィア創出にも一役買いそうだ。
temuでの購入価格は日々刻々と変化する。複数商品を購入し、それほど高くはない一定金額をクリアすれば送料は無料だ。目線メガネはサイズはデカいが扁平で折り畳むと極めて薄くてコンパクト。これからの人が集まるパーティーシーズンには出番が多いだろう。面白い遊び方に気づいたらぜひSNS等で紹介して欲しい。
商品 | 価格 | 購入場所 |
目線メガネ | 383円 | temu |