本日の一品

年末年始のパーティには小鳥のつまようじ”Hummingbird Party Fork”で!

 久し振りに表参道に行く用事があって、帰りは原宿から帰ろうとして以前はよく寄り道したMoMAデザインストアに立ち寄った。約15年ほど前に私がコンセプトとパッケージデザインを手伝ったアイテムがMoMAニューヨークやサンフランシスコのショップで販売されたこともあり、MoMAデザインストアには良く立ち寄っていたが、コロナ禍を境にしばらく足が遠のいていた。

 そんなMoMAデザインストアで、これからの年末年始シーズンに出番の多そうなアイテムを見つけて即座に衝動買いしてしまったのでご紹介したい。多くのネット系のショップでは売り切れのようだったが、MoMAデザインストアには在庫があり無事買い求めることが出来た。

 思わず衝動買いしてしまった商品は、”HUMMINGBIRD PARTY FORK”と名付けられている。何処にでもある安価な通称”爪楊枝”(つまようじ)を、パーティなどのイベントで、フォークのようにより豪華に可愛く目立たせるためのガジェットだ。

 パッケージの中にはポリプロピレン・ポリエチレンで作られたカラフルなハミングバードが6羽入っている。カラーはピンク、イエロー、グリーン、レッド、ホワイト、ブラックの6色だ。パッケージ内には6羽いるが、羽根の形状は羽ばたく2種類の形状となっている。

 ”ハミングバード”の体長は成鳥でも7~8センチ、重さは僅か4~5グラムで、蜂とよく似たブ~ンという音を発して秒あたり数十回以上という超高速で羽ばたくので、日本では”ハチドリ”と呼ばれている。英語の商品名である”Humming”も羽ばたきのような鼻音からそう呼ばれているようだ。

 年末年始のパーティには普段と違ったゴージャスな雰囲気が望まれることが多い。一般的に言われるピンチョス(串や楊枝に刺した簡単な軽食や前菜)やカットされたフルーツを使って、よりその場を盛り上げたいものだ。そんな時に、ごく普通の爪楊枝を使って、その場に居る参加者に楽しい話題提供もできるのがHummingbird Party Forkだ。

 実際の使い方は超簡単だ。Hummingbird Party Forkは、嘴(くちばし)の先に爪楊枝の手元の方の軸径がしっかりと入る小さな穴が開いている。そこに爪楊枝を刺すだけで、一瞬にして楽しくカラフルで魅力的なフォークが出来上がる。

 あとはピンチョスやカットフルーツなどをお皿に盛って、爪楊枝を取り付けたHummingbird Party Forkを刺すだけだ。カラーが6色あるので、小さなホームパーティや家族だけの晩餐なら、6人までは自分のフォークを見失うことも無い。

 今回は葡萄の皮をむいてHummingbird Party Forkを使ってみたが、ハチドリが餌を啄んでいるいるようで極めて可愛い。少し人数の多いパーティなら、テーブルごとに6色のHummingbird Party Forkを使えば良いだろう。

 昨今の爪楊枝は、デザインと実用性の為に、尖った先端側ではなく手元の方の2~3ヶ所周囲を削って段を付けているものが多い。Hummingbird Party Forkにこの爪楊枝を使うと、運が悪いとこの細い部分で爪楊枝が折れてしまうこともたまにある。

 基本的には軸周囲のカットの無いものが望ましいが、デリバリーの食事セットや飲食店、ダイソーや業務スーパーに売ってる爪楊枝なども、この種類のものが多い。どうしてもこの形状のものしか無ければ、そのまま使っても、少し短くはなるが後部の何ミリかを折って使っても良いだろう。

 もしそのまま使って爪楊枝の後部の一部がHummingbird Party Forkの穴の中に残っても、簡単に解決は出来そうだ。Hummingbird Party Forkの頭の後ろ側には、こういう時の為かどうか不明だが小さな穴が開いている。

 折れてHummingbird Party Forkの内部に残ってしまった破片は、この穴からSIMピンやクリップの先を押し込めば簡単に嘴から取り出すことが出来る。

 Hummingbird Party Forkは、ホームパーティから大人数の年末年始のパーティーまで、これからの季節に圧倒的な出番を任せることの出来る楽しいフード系ガジェットアイテムの逸品だ。

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Hummingbird Party Fork1870円MoMAデザインストア