本日の一品

立体的なクロコダイル・ブックマークが面白い

 ブックマークという言葉は、今ではよくアクセスするWebページのURLを登録して次回の参照時に簡便になるウェブブラウザの機能だ。

 一方、読書の世界でブックマークと言う言葉は今も残っているが、電子ブックが徐々に浸透してくる中でその意味合いは少しずつ変化してきているようにも感じる。

 人によってブックマークと呼ぶ人も居ればブックマーカーと言う人も居る。

 筆者などは、イメージ的にはブックマーカーというとブックマークを実現する為にその機能を実現するガジェットやアクセサリーの様な気がするが、ほぼ意味は近いというのが昨今の考え方のようだ。

 ここでは今回ご紹介する商品に合わせてブックマークとする。

 読書の世界では、前回読んだところで次回から読み始めるページや、行付近に目印の為に挟むアクセサリーだ。世界中で様々なモノが発売されていたり無償で配布されたりしている。

 もちろん自分独自のモノを見つけて愛用している人も多い。

 ほんの少し前までは、海外出張や海外旅行の安価なお土産の筆頭候補だった時代もある。

 街のドラッグストアや、大型スーパーマーケット、ステーショナリーショップ、ブックストアなどのレジ付近には必ず数多くの様々なデザインのブックマークが売られていたものだ。

 ブックマークに使えそうなものが手元に無ければ、好き嫌いの差はあるが、現在の読んでるページの角を単に折ってしまって、目印にすることも可能だ。

 また、伝統的なハードカバーの分厚い雑誌には一般的にひも状の「栞」(しおり)と呼ばれるモノが付いている書籍もまだまだ多いはずだ。


 筆者は、手近にあるごく普通のポストイットを利用したり、比較的ポピュラーな”LAST LINE”と描かれたコンパクトなプラスティック製のクリップや、ワンサイズ大きなクリップ等を使っている。

 実用的なそれら以外だと、比較的フラットで書籍に挟みやすい定規系のモノやスリムなボールペン、アクセサリーでも代替可能だろう。

 今回ご紹介する商品は「Crocomark」(クロコマーク)と呼ばれるプラスティックで作られた、ワニの側面のイメージをデフォルメした感じの3Dブックマークだ。

 ジャングルでワニが体の大部分を水中に隠して獲物を狙う時のスタイルを彷彿とさせるデザインだ。水中に隠れている全体の3分の2くらいが書籍のページの間に挟まる感じだ。

 クロコダイルブックマークの全長は、実測で約120㎜、幅は一番太い胴体辺りで約14㎜程度あるので一般的な書籍には適合できそうだ。

 しかし、問題は目的のブックマークを挟む場所が書籍の最初の数ミリや最後の数ミリ以下のページ数の場合だと、クロコダイルの幅の方が本の厚さより飛び出してしまいそうなことだ。

 しかし、クロコダイルブックマークは表面に出ている部分よりページの中に埋没してしまう部分の方が大きいので、安定して収まるだろう。

 ブックマークだけが自然に脱落してしまうことは無さそうだ。ユニークなデザインと、着想故に少し自然に操作出来る迄には時間は必要かもしれないが、今までのブックマークと全く違うデザインは間違いなく周囲の注目を集めることは間違いないだろう。

 同様の着想によるブックマークは、まだまだ他にもあるので皆さんの感覚でいろいろなブックマークを探してみるのも楽しいだろう。筆者は今年の5月にAliExpressでクロコダイルブックマーク本体を267円で購入し、日本までの送料込みで460円だった。

 電子ブックの急激な普及で、ブックマークも単に味気ない機能のひとつになってしまった昨今だが、時にはとっておきの紙の本を買って、お気に入りのブックマークを見つけて、今年は秋の夜長にレガシースタイルな読書を楽しんでみてはどうだろう。

 新しい発見や気付きがあるかもしれない。

商品価格購入
クロコダイル ブックマーク267円(送料:193円)AliExpress