本日の一品

マウス利用時に手のひらの付け根が痛くなるのを防ぐ「DELTAHUB Carpio G2.0」

 マウスを使っていて、手のひらの付け根が痛くなるのはよくある話。これらを解消するにはハンドレストなどを使うのが望ましいが、マウス自体を大きく移動させるような握り方だと、ハンドレストがあるせいで、逆に手のひらの付け根が擦れてしまうこともある。

手に装着したところ。マウスを簡単に滑らせられる

 今回紹介するDELTAHUBの「Carpio G2.0」は、こうした場合に適した、手のひらの付け根に装着するリストレストだ。

いかにもゲーミング用途といったデザインのパッケージ
同梱品一覧。本体とキャリングポーチ、さらにシールも付属

 もともとはゲーミング用途のグッズで、マウスの動きに追従して手をスムーズに滑らせることができるので、手のひらの付け根が擦れて痛むこともないというわけだ。本製品は、手のひらの付け根にぴったり合う形状をしている。ここに手を乗せることによって、前後左右の動きがスムーズに行えるようになる。

今回購入したのは右手用のLサイズ(グレー)。手のひらにぴったり合う形状をしている
裏面。黄色い部分は硬質なPTFE樹脂で、滑りやすいためマウスの動きもスムーズになる
マウスとのサイズ比較。今回購入したモデルはベルトが付属している
ベルトはシリコン製で、左端をマグネットで本体に吸着させる仕組み

 マウスの滑りをよくするためにマウス底面に貼り付けるためのパーツがあるが、あれを手のひら用にカスタマイズした製品と考えればわかりやすい。もっともこのままだと、マウスを持ち上げるたびに手と本製品が分離してしまうため、マウスとキーボードを交互に使う場合などに非常に不便だ。

 そのため本製品は、手を浮かせても本製品が付いてくるよう、マグネットで着脱可能なベルトを添付したモデルをラインナップしている。今回筆者が購入したのもこのタイプだ。素材は軟質樹脂で手触りもよいが、長時間ずっと手を置いていると、汗ばんでしまうこともあるだろう。そのため本製品はリストレスト部に穴が開いたモデルも用意している。これなら通気性も高く蒸れにくいというわけだ。

 実際に使ってみた限りでは、手のひらの付け根が痛くマウスが操作しづらい症状に対しては効果がある一方で、キーボードと交互に使う場合は、前述のベルトを使っても、ハンドリングの不自由さはいくらかは残る。

裏返したところ。手のひらの付け根の形状にフィットしているのが分かる
持ち上げてもついてくるので、マウスとキーボードを交互に操作する場合も対応できる

 一般的なオフィス作業用途よりも、マウスをダイナミックに動かす必要があるゲーミング用途で売られているのも理解できる。そうしたことから、万人に受けるタイプの製品というよりも、ハマる人にはハマる製品だと理解したほうが、実際に試して合わなかった時にがっかりしなくて済むだろう。

 手のひらの付け根が痛くなるのが我慢できず、マウスの買い替えまで考え始めるようであれば、その前に試してみるべき製品としておすすめしたい。

製品名実売価格発売元
DELTAHUB Carpio G2.05010円DELTAHUB
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