本日の一品
トップランドのクリップ式扇風機、他にありそうでない珍しい仕様とは?
2024年7月4日 00:00
ハンディタイプの扇風機の中で大きなシェアを占めるのが、クリップでどこにでも取り付けられる、いわゆるクリップタイプと呼ばれる製品だ。
今年筆者が新たに購入したのは、そんなクリップタイプのひとつ、トップランドの「SF-DFP18BK」という製品だ。
本製品の特徴は、大きく分けて2つある。ひとつはファンの直径が非常に大きいこと。一般的にファンが大きければ風量は強く、また運転音は静かになる。安価なハンディ扇風機のほとんどはファンのサイズが小さく、風量を「強」にしようものなら凄まじい騒音を発する場合がほとんどだ。
本製品はファンの径そのものが約20cmと大きいことから、風量はもともと強い上、さらに風量を上げた場合でも、静かな環境をキープできる。
筆者の場合、枕元に取り付けて就寝時に使うことを前提としているため、本製品のこうした仕様は最適だ。
もうひとつ、こうしたクリップタイプの製品に珍しい特徴として、バッテリーを搭載しないことが挙げられる。
バッテリー内蔵であれば、ケーブルを外してあちこちに持ち歩けるわけだが、一方でバッテリーの劣化などによる発火事故の心配もしなくてはならず、また廃棄時の処分も一手間増えてしまう。
従って筆者のように完全に固定で使う場合、バッテリーはむしろないほうが望ましいわけだが、昨今のクリップタイプの扇風機はそのほとんどがバッテリー内蔵ゆえ、なかなか条件に合った製品が見つからず、探していてようやく見つけたのが本製品だったというわけだ。
現時点ではまだ使い始めて2カ月ということもあり、長期使用時の耐久性は不明だが、もともとハンディタイプの扇風機はモーターなどの寿命の関係でワンシーズン持てば十分という場合も少なくない。
本製品が仮に耐久性に問題があったとしても、バッテリーを搭載していないことから廃棄も容易だ。こうした点は製品のメリットのひとつと数えてよいだろう。
逆にネックとなるのは、USB給電でありながら本体側のプラグが独自型式で、汎用のUSBケーブルと交換できないこと。またファンの径が大きい弊害で、本体背面にある運転ボタンに指が届きにくく、正面側からの操作には手間取る点が挙げられる。
とはいえ風量は十分に強く、運転音も静か、なおかつ筆者が探していたバッテリー非搭載という条件も満たしているため、実際に使っていても満足度は高い。
タイマー未設定時は10時間でオフになる機能も、就寝時に使う筆者としては有用で、寝苦しい夏に存分に活躍してくれそうだ。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
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トップランド 小型扇風機 | 3980円 | トップランド |