本日の一品

スマートウォッチ対応のヘビーな腕時計スタンドを衝動買い

 数多い筆者の趣味のコレクションのひとつに、生まれて四半世紀くらいは経つさまざまなデザインの楽しいUSBメモリーがある。しかし本人のせいではないのに、今やセキュリティ管理のなんちゃってプロには嫌われ、安価になってきた大容量SSDに押さえつけられ、もはや一時の勢いはなさそうだ。

 もうひとつの趣味のコレクションは、レガシーでメカニカルな腕時計だ。USBメモリーと比較すると比較的高価で、バッテリー交換やゼンマイを巻くことや、時には日付や時刻を合わせる必要もある、手間のかかるコレクションだ。なので収納コレクションとは別に、日々使う常用コレクションの腕時計は、専用の腕時計スタンドに載せて、机の一番便利で良い場所に飾っている。

 いつものようにAliExpressを散策していて、週一くらいでは使っているスマートウォッチ“Pixel Watch”をのっけて充電もできる、騎士の格好をした腕時計スタンドを見つけた。普通の腕時計用の腕時計スタンドももう一個くらい欲しいと思っていたので、ブルドッグの外観の腕時計用のスタンドと一緒に速攻で衝動買いしてしまった。

 いずれもレジン製のズッシリと重量を感じるモノで安定性もあって、200gを超える重量級の腕時計をのっけても安心だ。高さはいずれも13~14cm。銅か石の塊を削ったようなブルドッグ型の腕時計スタンドと、金属の塊から削り出した彫刻のような騎士型スタンドのいずれも、存在感は抜群だ。

 騎士が片膝をついて捧げ持つ分厚いプレートには、普通の腕時計スタンドのように、愛用の腕時計を載せても良いが、分厚いプレートにはあらかじめスマートウォッチ専用の充電アダプターを置くスペースがえぐられている。今回は、ここ10年くらいの期間で唯一生き残った筆者のPixel Watchの充電&展示スタンドとして使ってみることにした。

 あいにく、騎士の捧げ持つ分厚いプレートの丸いカット部分は、Apple Watchの専用充電アダプターのサイズなのか、ここ数年Apple Watchを使っていない筆者にはサイズ感がよく分からない。

 いずれにせよ、Pixel Watchの丸い専用充電アダプターは少し大きすぎて入らない。今回はやむなく、普段パネルや写真を壁に固定するために使っている、豪州製の小さくて丸い“フィックスエイド”という粘着性のある丸いシリコン製シートを2枚重ねて使ってみた。幸いにもPixel Watchの専用充電アダプタは難なく吸着できた。

 今のところ充電ケーブルは、騎士の股の下をくぐって片膝をついたブーツの脚裏横とマントとの間の隙間から引き出すのが一番良さそうだった。USBケーブルの端っこをUSB ACアダプターに接続しておけば、Pixel Watchを騎士の捧げ持つプレートに置くだけで、マグネット吸着してスムーズに充電がスタートした。

 丸い形の充電アダプターなら多少サイズが違っても大丈夫だが、スリコ(3COINS)の安価なスマートウォッチやゲオで購入できるTWSスマートウォッチなどの専用充電アダプターのように、充電プラグが長い楕円形状で内部に2本から4本のピンが配列されたパターンの場合は直ぐ簡単には取り付けられないだろう。

 騎士型スタンドでスムーズに充電するためには、専用充電アダプターをうまく固定する工夫が必要だ。それはそれでなかなか楽しそうだ。

 筆者が今回の腕時計スタンドを購入したAliExpressには、まだまださまざまな種類の腕時計スタンドや万年筆スタンドなどが数多く販売されている。目的に応じてお気に入りのサイズや価格の商品を手に入れて、改造などを加えてカスタマイズするのも面白そうだ。

 我が家にある腕時計スタンドは、今回手に入れた騎士型スマートウォッチスタンドとブルドッグ型腕時計スタンドを加えて全部で5個になった。できれば1週間の“日替わり腕時計”を実現するためにも、腕時計スタンドと腕時計をあと2個ずつ手に入れるつもりだ。人気のテクノロジーデバイスは、いつもその周辺機器も楽しいものだ。

商品購入場所価格
騎士型ウォッチスタンドAliExpress1365円(送料別)
ブルドッグ型ウォッチスタンドAliExpress114円(送料別)