本日の一品

もはやノスタルジックの域、今は懐かしいフロッピーディスクの形状をしたAirTagケース

 1990年代半ばまではデータ受け渡し用のメディアとして主流だったものの、今ではすっかり絶滅状態にあるフロッピーディスク。今でも一部業界では現役で、オークションなどで取引されているのには驚かされるが、世の中で見かける機会が減っているのは紛れもない事実だ。

 今回紹介するのは、そんなフロッピーディスクそっくりの外観を持った、AirTag用のケースだ。もちろんストレージとしての機能はあるはずもなく、軟質樹脂で作られたボディの裏側にAirTagをはめ込み、付属の金具を使ってバッグなどに吊るしておけるという、単にそれだけのグッズだ。

キーホルダーに下げるなどして持ち歩ける。防水性能も高い
軟質樹脂製なのでAirTagを押し込むことで簡単に装着できる
完成。シルバーの面が外部に露出するのが正しい装着方法

 そもそもAirTagという製品自体、荷物の盗難防止に使おうとするのならば、犯人に見つかって捨てられる事態を防ぐために、なるべく地味なほうがよい。それを考えると、見た瞬間に「おっ、フロッピーディスクだ、懐かし~」と手に取ってしまいたくなる本製品は、シャレがわからない人にとっては、思わずツッコミたくなるアイテムに違いない。

見た目は確かにフロッピーディスクだが……
実物(右)と比べるとこれだけのサイズ差がある
厚みは逆に本製品のほうがかなりある
裏面。AirTagを挿入するための穴が空いている

 ただしそのような実用性は度外視して、フロッピーディスクでデータをやりとりしていた古き良き時代をノスタルジックに感じる人にとっては、たまらないアイテムといえる。白と黒のシンプルなモノトーンで、ラベルなどで自己主張しすぎていないのもよい。上部のシャッター部を微妙なグレーで再現することで、チープなプラスチック素材を再現しようとしているあたり、よく考えられていると感心する。

 これをバッグにつけているだけで楽しくなるし、特定の仲間との間であれば、会話が弾むきっかけにもなるだろう。昨今では少なくなったIT周りのジョークアイテムのひとつとしておすすめしたい。

製品名販売元実売価格
AirTag対応FLOPPY DISK CASEelago2790円