本日の一品

3系統入力できるコストパフォーマンスの良いパソコン用サウンドバー

 ここ一年ほど、メインの作業スペースに設置するスピーカーを探していました。高級なものを求めていたわけではなく、いわゆる手頃な価格のPCスピーカーが欲しかったのです。選ぶのに時間がかかった理由は、「PC用スピーカー おすすめ」などと検索すると分かる通り、各メーカーからリリースされている多種多様な製品を観ていたら、迷いに迷ってしまったせいです。

 しかし厳選を重ねた(単に優柔不断なだけとも言う)だけあって、ようやく用途、価格、性能ともに筆者の理想とする製品にたどり着くことができました。それが今回ご紹介する、クリエイティブのサウンドバー「Creative Stage Air V2」です。

「Creative Stage Air V2」。約40cmほどのパソコン用サウンドバーです

 本製品はパソコンのディスプレイ下などへの設置を想定したサウンドバーです。サイズも横40,1cm×縦7.5cm×奥行き9.4cmと、ホームシアター用のサウンドバー等に比べると小ぶり。入力は通常の3.5mmステレオジャックに加え、BluetoothとUSBオーディオの3系統に対応しています。

入力系統はUSBオーディオと3.5mmステレオジャック、およびBluetooth

 筆者の環境下では、作業用のパソコンと「Air V2」をUSB Type-Cで直結してPCの音声を出力しつつ、スマートフォンとBluetoothで接続して音楽などを出力、加えてディスプレイともステレオ端子で接続してゲーム機の音声を出力と、3系統をフルに活用しています。この3系統に出力しつつ、お値段が1万円を切るくらいのお手頃なスピーカーが、ありそうで中々見つからなかったのです。

操作パネルは電源ボタンと音量の上下、およびBluetoothのみ。リモコンは付属しません。電源ボタンを押すと入力系統を切り替えられます

 肝心の出力性能については、スピーカー出力が片方ずつ5Wでピーク出力は20Wと、パソコン用スピーカーとしては十分なもの。

 ディスプレイの下という目の前に置いてあることもあり、さほど音量を上げなくてもよく聞こえますし、左右スピーカーの距離の近さにも関わらず想像以上に広がりを感じます。

 ただ机の上に直置きのため、やや強めの低音が机の上に載せている手に直接響くのがちょっと気になります。そのうち、何か適当なゴム足でも噛まして調整しようと思います。

設置の様子。筆者の27インチディスプレイの下にすっぽり収まるサイズです

 ちなみに本製品の発売開始は2022年の6月で、クリエイティブの同価格帯のサウンドバーとしては新機種「Creative Stage SE」がすでに発売されています。

 あえて一つ前の機種を購入した理由は、新機種「SE」は3.5mmステレオジャックが廃止されたことに加えて、電源がACアダプタ経由になったこと。実はご紹介してきた「Air V2」はバッテリーを内蔵しており単独で稼働するのです。

 バッテリー稼働時の動作時間も、約6時間と十分。まあポータブルスピーカーと言うにはサイズが大きいため、あまり持ち出す機会は無さそうではありますが、充電は先に述べたUSB Type-C経由で行えるので、設置するときにコンセントの口を必要としないのは十分なメリットと思います。

LEDランプの色で現在接続している系統を示しています。分かりやすく青はBluetooth

 これまで述べてきたのような性能に加えて、価格も実売で6480円程度と手頃なので、コストパフォーマンス抜群だと筆者は思います。もしお手持ちのPCの音声出力に不満があるようでしたら、どなたにもオススメ出来る一品です。

製品名購入場所価格
Creative Stage Air V2ヨドバシカメラ6480円
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