本日の一品

電源ケーブルの出し入れは変幻自在。USBポート付き電源タップ「Anker 615 USB Power Strip」

USBポート付き電源タップ「Anker 615 USB Power Strip」

 外取材のとき、電源コンセントが近くにあるとは限らない。あっても他の人と取り合いになったり、1口しかなければ自分のデバイスをまかないきれなかったりもする。なので、外取材が増えてきたことから、ノートパソコンと一緒に電源タップも持ち歩きたいなあ……と思っていたときに、ちょうどAnkerから新しい電源タップが出るということで予約購入した。「Anker 615 USB Power Strip」だ。

 「Anker 615 USB Power Strip」は、AC差込口×2とUSB Type-Cポート×2、USB Type-Aポート×1の計5つの口を備えた電源タップ。高出力・小型化を実現する「Anker GaNPrime」シリーズの1つだ。AC×2があるせいか、めちゃくちゃコンパクトというわけではないけれど、手に持った感じとしては、見た目や重さからなんとなく鏡餅っぽさがあって、気持ちがほんわかする。

鏡餅っぽさを感じる手のひらサイズ
上面にACとType-C×2、Type-A×1
底面側にACがもう1つ

 ポイントは、側面が柔らかいラバー素材でスカート状になっていて、この奥に電源ケーブルを収納できること。使うときはこのスカートをめくり、巻かれているケーブルを引き出して、コンセントにつないで使える。ケーブルを束ねることなく、コンパクトに持ち運べるわけだ。巻いたまま使用すると熱をもつ可能性があるため、安全のためにケーブルはすべて引き出した状態で使うべきだろう。

側面はスカート状になっていて、奥にケーブルが収納されている
使うときは引き出し、持ち運ぶときはしまってコンパクトに

 USBポートを使った給電は、Type-Cを1ポートだけ使う場合は最大65Wで、ノートパソコンでもそれなりに高速な充電が可能。2ポート同時に使う場合はそれぞれ45Wと18Wの出力となり、さらにType-Aポートも使うと30W+20W+12Wとなる。少なくともタブレットとスマホ2台の同時充電ができ、そのうえAC差込口もあるので、他の充電器などを併用すればより多くのデバイスに給電できる。給電したいデバイスがよほど多くない限り、これ1台でカバーできるはずだ。

 自宅に届いた直後の外取材でもさっそく活躍してくれた。手のひらサイズで約300gということもあって、軽装な外出スタイルだと「軽々」という感じでは持ち運べないかもしれない。が、筆者の場合はカメラ、パソコン、その他が入ったバックパック1つで10kg近くになるし、これまで持ち運んでいたUSB充電器が不要になることも考えると、誤差の範囲。コンセント1口さえあれば、余裕で手持ちのデバイスすべてに給電できる安心感は大きい。

取材にさっそく活躍してくれた

 1つ気になるのは、AC差込口のうち1つが底面にあって、ここも使おうとすると本体を横倒しにしなければならず、あまり座りがよろしくなくなること。実用上は全く問題はないとはいえ、ちょっと格好よくない感じが……。まあ、ACを2口も使うことはめったにないのだけれど。

ACを2つとも使おうとすると横倒しになってしまうのが気になるところではある
製品名発売元販売価格
Anker 615 USB Power StripAnker6990円
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