本日の一品
電源ケーブルの出し入れは変幻自在。USBポート付き電源タップ「Anker 615 USB Power Strip」
2022年9月7日 00:00
外取材のとき、電源コンセントが近くにあるとは限らない。あっても他の人と取り合いになったり、1口しかなければ自分のデバイスをまかないきれなかったりもする。なので、外取材が増えてきたことから、ノートパソコンと一緒に電源タップも持ち歩きたいなあ……と思っていたときに、ちょうどAnkerから新しい電源タップが出るということで予約購入した。「Anker 615 USB Power Strip」だ。
「Anker 615 USB Power Strip」は、AC差込口×2とUSB Type-Cポート×2、USB Type-Aポート×1の計5つの口を備えた電源タップ。高出力・小型化を実現する「Anker GaNPrime」シリーズの1つだ。AC×2があるせいか、めちゃくちゃコンパクトというわけではないけれど、手に持った感じとしては、見た目や重さからなんとなく鏡餅っぽさがあって、気持ちがほんわかする。
ポイントは、側面が柔らかいラバー素材でスカート状になっていて、この奥に電源ケーブルを収納できること。使うときはこのスカートをめくり、巻かれているケーブルを引き出して、コンセントにつないで使える。ケーブルを束ねることなく、コンパクトに持ち運べるわけだ。巻いたまま使用すると熱をもつ可能性があるため、安全のためにケーブルはすべて引き出した状態で使うべきだろう。
USBポートを使った給電は、Type-Cを1ポートだけ使う場合は最大65Wで、ノートパソコンでもそれなりに高速な充電が可能。2ポート同時に使う場合はそれぞれ45Wと18Wの出力となり、さらにType-Aポートも使うと30W+20W+12Wとなる。少なくともタブレットとスマホ2台の同時充電ができ、そのうえAC差込口もあるので、他の充電器などを併用すればより多くのデバイスに給電できる。給電したいデバイスがよほど多くない限り、これ1台でカバーできるはずだ。
自宅に届いた直後の外取材でもさっそく活躍してくれた。手のひらサイズで約300gということもあって、軽装な外出スタイルだと「軽々」という感じでは持ち運べないかもしれない。が、筆者の場合はカメラ、パソコン、その他が入ったバックパック1つで10kg近くになるし、これまで持ち運んでいたUSB充電器が不要になることも考えると、誤差の範囲。コンセント1口さえあれば、余裕で手持ちのデバイスすべてに給電できる安心感は大きい。
1つ気になるのは、AC差込口のうち1つが底面にあって、ここも使おうとすると本体を横倒しにしなければならず、あまり座りがよろしくなくなること。実用上は全く問題はないとはいえ、ちょっと格好よくない感じが……。まあ、ACを2口も使うことはめったにないのだけれど。
製品名 | 発売元 | 販売価格 |
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Anker 615 USB Power Strip | Anker | 6990円 |