本日の一品

カメラと一体化して持ち歩ける、高さわずか40mmの超コンパクトなモバイル三脚

 Manfrottoの「MP3-BK」は、折りたたみが可能な超小型の三脚だ。カメラとほぼ一体化して持ち歩けることで、カメラをいざ地面に置くことになっても、直接カメラの底面を触れさせないことに加えて、アングルの微調整をも可能にする一品だ。

製品本体。高さ40mmあまりとはいえ、紛れもなく三脚だ

 本製品のメリットは、なんといってもその小ささだ。足を伸ばした状態では高さは約40mmで、折りたためば9mm以下になるので、かさばらずに持ち歩ける。三脚と呼ぶのをためらってしまうほどのコンパクトさだが、高い安定性はまさしく三脚譲りだ。

たたむことで厚みは1cm以下になる

 この薄さゆえ、本製品はコンデジなどと一体化しての運用が行える。脚と脚の間隔が狭いため、長いレンズを付けたデジタル一眼レフや、胴の長いビデオカメラではさすがにバランスが不安定になるが、それでもこれだけ薄ければ、別の三脚に取り付ける場合を除いて、常時装着していて邪魔になることもないだろう。

一眼レフに取り付けたところ。バランス的にはこれがギリギリ
脚自体の角度を変えることで上下方向に向けることができる
下方向に向けたところ
たたむとカメラと完全に一体化して持ち歩ける

 ちなみに今回筆者が購入した目的は、GoProに取り付けるためだ。GoProのサイズと重量であれば、本製品にバランス的にもぴったりだ。GoPro側に三脚装着用のマウントが取り付けられていることが条件になるが、GoProは棚などの上に置いて使うことも多いだけに、上下に角度を自在に変えられるのは実に便利だ。

GoProは三脚対応のオプションを介して取り付ける。サイズ的にはジャストフィットだ
デジタルビデオカメラなど前後に長いカメラは不安定になりがちだ

 最近はコンデジ市場が縮小したことで、こうした製品の本来のニーズは減りつつあるが、最近はプロジェクタやモバイルディスプレイなど、意外な製品がネジ穴を搭載していて驚かされることもしばしばで、本製品の用途はむしろ広がりつつあるといっていい。一般的な三脚では対応できない撮影のために、一つ持っておくと重宝する製品だ。

製品名発売元実売価格
MP3-BKManfrotto2936円
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