本日の一品
Motorola razrに最適なアラミドファイバーケース
2021年11月15日 00:00
極めて運のよい筆者は、9月の初めに某ネット通販ショップでMotorola razr 5Gの新品を破格で手に入れた。折り畳みスマホに興味をお持ちの読者諸兄ならMotorola razr 5Gは既にご存じだろう。
原型となるのは2004年に発表され世界中で1億台以上売れた人気の二つ折りのフューチャーフォンMotorola Razrだ。Motorola razr 5Gは十数年ぶりにモトローラが発売した折り畳み型のスマートフォンだ。
デザイン的にオリジナルデザインにオマージュしたコンパクトでスリムなボディ、手で持った時に極めて扱いやすいソフトな柔らかい曲面の多い形状がウリのスマホだ。重さを実測したところ192gとスペック通り。
昨今のスマホの中においては軽量という程では無いが、複雑且つ堅牢なギアによる液晶スクリーンの開閉をサポートして、拡大時の画面サイズは6.2インチ。ほぼ同じ液晶サイズ(6.1インチ)のiPhone 13 Proよりも10gほど軽い。
モバイルPCもそうだが、スマートフォンも本体は高機能且つ堅牢、軽量が命の製品だ。なのでそれに見合った製品ならケースやカバーなどは必要ではないが、スマホはうっかり不注意で落としてしまったりすることがあるので貧乏症の筆者は昔からついついケースに頼ってしまうことが多い。
しかし軽量性というアドバンテージを無くしたくは無いので出来る限り軽量のケースを探すことになり、なかなか見つけるのが困難だ。過去、iPhoneやBleckBerry等を使っていた時も同様だったが、最終的に堅牢性と軽量性の両方を追求してゆくと辿り着く先は"アラミドファイバー"製のケースになってしまう。
今回も背に腹は代えられずEvutec社の高価な「アラミドファイバーケースカバー」に落ち着いた。アラミドファイバーは1960年にデュポン社で開発された人造繊維でスーパーマンと同じく"スーパー繊維"という冠を頂いている強靭な合成繊維のひとつだ。
用途は多岐にわたりタイヤや光ケーブルの補強材、プリント基板、防弾チョッキなどに並んで航空機や建設分野でも広く使われている。特徴は高強度、軽量、高耐久性、高耐摩耗性、低熱膨張性、衝撃吸収性、難燃性、非導電性、非磁性、電波透過性と、もう数えられないくらいある。
一方、レーシングカーやアタッシェケース、高級楽器ケースなどの素材にもたくさん使われているカーボンファイバーも同様に強靭軽量な炭素素材で人気だが、導電体であり耐摩耗性も少し低い、なによりアラミドファイバーは電波透過性という点において圧倒的にカーボンファイバーを凌駕している点がスマホケースやカバーの素材として使用される最大要素だろう。
やはり欠点は非常に高価であるというのと、強靭性ゆえの加工の難しさがマイナス要素だ。今回のアラミドファイバーケースカバーはユニークなMotorola razr 5Gというなかなか曲面の多いユニークなデザインをしたコンパクトサイズのスマホなのでなおさらぴったりサイズのケースを作ることは大変だろうと想像できる。
パッケージから取り出して最初に驚くのはケースの薄さと軽さそして工作精度の素晴らしさだ。ケースの厚さはたったの0.7㎜、折り畳む上下2枚のパネルが見事に噛み合うクラムシェル型のrazrにピッタリサイズのケースを作りだすのは高度な職人技だ。アラミドファイバー繊維の編み目も美しい。
実はこのアラミドファイバーケースを手に入れる前に筆者は別のケースも購入していた。日本国内だけではなく世界中で発売されるグローバルモデルのrazr用専用ケースは量産効果で極めて安価で手に入る。アラミドファイバーケースの横にあるフェイク革張りのケースはなんと1000円少々だった。
もともとrazr用のケースはカバーする面積が小さい。しかし曲面が多く、縫合するようにカッチリと噛み合うrazrにピッタリ且つ全体を覆うケースは加工が面倒なので一部を省略することが多く、多くのケースは閉じた時の下部エッジ部分の表面はカバーしないのが常套手段だ。
もちろんアラミドファイバーケースカバーにはそんな手抜きは無く、完全にrazrの表も裏も全ての面を全面カバーする安心信頼仕様だ。そしてその形状でも実測重量はたったの14g。
razrを開いて使う時も最下部の尖った部分が表裏ともアラミドファイバーのカバーで覆われているのは安心だ。使用を終えて上下2枚の液晶画面を閉じた時も、薄さ0.7㎜のアラミドファイバーカバーならクラムシェル構造のrazrの噛み合わせも完璧だ。
24時間365日安心してお気に入りのMotorola razr 5Gを使うのにたった14g増しの総重量206gは納得の重量だ。ケース重量の本体重量に占める比率は約7%。モバイルPCもスマホもケースは本体重量の10%以下に抑えたい筆者には十分合格圏内。値段は高いが十分に元は取れそうだ。
商品名 | 価格 | 購入場所 |
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アラミドファイバーケースカバー | 1万2980円 | Amazon |