イベントや会議で大活躍、電源ケーブルの延長部分の抜けを防止するジョイント

　イベントや会議などの開催にあたり、屋内で一時的にコンセントを延長しなくてはいけないことがある。

　本来ならばリールタイプの延長ケーブルを使うべきなのだが、実際には市販の電源タップを数珠つなぎにして対応せざるを得ないこともある。

　こうしたケースにおいて心配なのは、誰かがケーブルを踏むなどしてコンセントが途中から抜けてしまうことだ。プロジェクターだったり大型ディスプレイだったりと、イベント中に途絶えてはいけない機器を接続している場合、抜け防止は真剣に考えなくてはならない問題だ。

　こうした場合に役立つのが、今回紹介する「I/Oロックジョイント」だ。これはコンセントの延長部分を束ね、抜けないようにするための器具だ。

製品外観。2枚の金属プレートを面ファスナーで束ねる仕組み

　使い方は簡単で、プラグのオスとメス、両方に金具をひっかけ、それらを面ファスナーで結びつける。これにより、万一コンセントが引っ張られても、プラグの脱落を防止できる。コンセントを手元に引っ張ろうとして長さが足りず、延長している部分で抜けてしまうという事故を防ぐにはぴったりだ。

このような延長したコンセントの抜け防止に利用する

まずはプラグのオスメス両方に金具をひっかける

面ファスナーを通し、邪魔にならないように折り返して固定する

上から見た状態。両サイドから引っ張られているので抜けることはない

　また仮設の事務所のように、根本から配線を見直すことができず、現場で臨機応変に対応し、その状態のまま数週間や数カ月にわたって使い続ける場合にも、重宝する存在だ。家庭内でも掃除機のように、それ自体を引っ張りながら使う機器など、フィットするシーンはあるだろう。

　ちなみに今回はサンワサプライから購入したが、製造元であるアバンテックから直接購入したほうが価格的にはリーズナブルだ。面ファスナーの色が違うなど若干仕様が異なるようだが、サイズ違いによるバリエーションもあるので、こちらも合わせてチェックすることをおすすめする。

間にスマートプラグを挟んで固定することもできる

パッケージ。今回は取扱先であるサンワサプライから購入したが、メーカーのアバンテックのほうが価格は安い