本日の一品

手持ちの電源タップをマグネット仕様に拡張

 筆者は電源ケーブル周りを整理するのが苦手だ。踏んだりひっかけたりするのが嫌なので、普段は部屋の隅や机のわきに寄せているのだが、電源ケーブルの付け替えなどで動かすともとのところにはなかなか収まってくれなくなる。

今回紹介する商品のパッケージ外観。使い方まで一目でわかるデザイン

 という状況をなんとかしなきゃ怪我しそうだ、と思いつつ見つけてきたのが今回ご紹介するタップ用マグネットだ。モノは非常にシンプルで、円盤状の磁石に鍋頭の丸ネジが合わさった形状になっている。使い方はこれを電源タップの壁掛けフック用の穴に挟むだけだ。

形状はいたってシンプル
電源タップのフック穴も元々は壁にねじ込んだ丸頭ネジなどにひっかけることを念頭に置いたデザインなわけで、マグネット側にその丸頭ネジを付けてこの穴にひっかけるというのはある種、所定デザイン通りの使い方なのかもしれない

 フック穴に挟んだときにぴったりはまるように、マグネット本体とネジ頭の間隔はドライバーでねじ込むことで調整可能だ。取り付ける電源タップによってはこの調整が必要になるだろう。

 電源タップをマグネット仕様に拡張する手順は実にシンプル。タップを裏返してアダプターをフック穴にカチッと音が鳴るまでひっかけるだけだ。吸着力はそこそこだが、電源ケーブル自体の重みでタップが外れてしまわないために、ケーブルの取り回しにも工夫が必要だろう。

ネジの径は3mm、ネジ足の部分の長さは丸頭の径は6mm。マグネットの厚みは6mmなので、電源タップと挟み込むための隙間を考慮した長さのネジならば交換可能。丸頭の径が6mmで合わない場合はこのサイズの範囲に収まる径と長さのネジを探して交換すればなんとかなりそう
取り付けるとこんな感じ。吸着力は思いのほか強い

 筆者は最近、PS4をリビングに設置したのだがコンセントが足りず追加した。普通に棚の上に置くと埃もたまるしケーブルがとぐろ巻く状態になるのだが、このアダプターを使って手持ちのタップをマグネットでラックの側面に貼り付け、ここにPS4と周辺機器の電源ケーブルを纏めることにした。

メタルラックの側面に磁石で固定した。タイラップで固定も考えたが、ラック転倒などのケースを考えると一定以上の力が加わった時にはスムーズに外れたほうが被害も最小で済むのではないかと思ってのことなのだが、さて実際はどうなのだろう

 マグネット付のタップを店頭で改めて探してみると、5口以上のロングタイプかつ2000円~程度の価格帯のものが多い。マグネットなし、フック穴ありのタップはもうちょっと短くて値段も1000円あたりからとリーズナブルなものが多い。安ければいいというわけではないけれど、棚のわきにちょこっと置きたい場合にはフック穴のみのタップのサイズ感が欲しい。そういう時や、手持ちのタップを工夫して使いたい場合、この製品は結構役に立ってくれる。

製品名販売元販売価格
フック穴付きタップ用マグネット HS-A0166オーム電機288円