暗い中でも両手が自由になる首掛け式のLEDライト

　筆者は購入する本の大半が電子書籍になって久しいのですが、技術書など紙で買う本も少なくありません。

　そしてたまに紙の本を読もうとしたとき、暗い中で読めないという事実に気付いて「紙の本はなんで発光しないんだ……」と理不尽な不満を抱いたりしてしまうのでした。

パナソニックの「LEDネックライト」。

本体の裏側を押し込むとLEDライトが点灯する簡単な機構です。

　何を馬鹿なことをと思われるかも知れませんが、筆者は子どもの寝かしつけの時間を一日の貴重な読書の時間にあてているので、暗い部屋の中で読めないと積ん読が溜まる一方です。

　何か対策出来ないか探し、あれこれ検討してみたところ最適解としてこの製品にたどり着いたので、ご紹介させていただきます。パナソニックの「LEDネックライト」です。

電池を交換するときは、先っぽをつまんでライト部分を押し出します。

先端のライト部分はこんな感じ。ボタン電池CR2032を2個使います。

　シリコン製のペンダントの先に小さなLEDライトが付いた、簡単な機構の本製品。立ってぶら下げるとちょうど足元から前方30度くらいを照射します。座って使用すると、膝の上に載せた本をちょうど照らしてくれて、暗い部屋の中で周囲に光をまき散らさずに済みます。

　両手が自由になるので本をしっかり支えられますし、本に付けるタイプの読書灯と違ってページを繰る邪魔になったり、装着できる本も選ばないという利点もあります。

暗い部屋の中で点灯してみました様子(写真ブレブレなのはご容赦ください)。けっこう明るく感じます。

座って本を読んでみると、ちょうど紙面を照らしてくれていい感じです。

　製品紹介やAmazonのレビューを見たところ、本製品は「両手が自由になる懐中電灯」という位置づけのようです。確かに夜の犬の散歩やキャンプなどで活躍してくれそうですし、災害時に停電になった際にも役立ってくれそうです。

　筆者の趣味的には夜のランニングに良さそうだったので、実際に試してみました。暗い中でもしっかり足下を照らしてくれますし、他のランナーや車・自転車に対して自身の存在をアピールする助けになりそうです。

　ただいかんせん、揺れて胸に当たるのが難点です（これは筆者の走り方に問題があるのかもしれませんが……）。ゆっくり走れば問題ないので、ランニングというより夜のウォーキングのお供に良いかもしれません。

ぶらぶらさせていると、猫も釣れます。

　筆者のように読書という用途で使われる方は少ないかもしれませんが、夜のお出かけ時のお供になりますし、防災用品として役に立ちそうな本製品。一家に一つ備えてみてはいかがでしょうか。