本日の一品

単独で使えるbrotherのドキュメントスキャナー。名刺管理のEightとも連携できちゃう!?
2020年4月15日 06:00
最近はほとんど毎日自宅にこもってお仕事。オフィスに行く用事ができたとしても、なんだか腰が重くなってしまい、重すぎてなぜかギックリ腰になった。これではオフィスに置いてある事務作業用のドキュメントスキャナーを取りに行けないではないか。決算(4月末)も近いというのに、困った困った。
なので、すぐに自宅で事務仕事が進められるように、これはもう新しくドキュメントスキャナーを買うしかないな、と。買うなら新製品で決まりですよね、ということで、brotherの「MDS-940DW」というコンパクトな機種を選んでみた。
標準でA4レター、オプションでA3まで対応し、両面同時読み取りが可能で、USB接続とWi-Fi接続で使える。バッテリー内蔵だから、電源のない場所でもスキャン可能だ。文書向けなので、写真の取り込みはあまり得意ではないけれど、300dpiでA4文書を約4秒で読み込める高速さがうれしい。
スキャンしたデータはPCの特定のフォルダのほか、クラウドストレージへの直接アップロードが可能で、さらにmicroSDカードに保存できるのも特長の1つ。本体のボタンでカラー・モノクロ、PDF/JPEG、片面・両面を切り替えられるようになっていて、STARTボタンを押せば選んだ設定で即座にmicroSDカードに取り込める。バッテリーで動作するので、PCもケーブルもない状態で完全に単体で使えるのが面白い。
ところで、個人的にドキュメントスキャナーの最も多い使い方が、名刺と領収証の取り込み。名刺管理サービスのEightにPC版アプリを経由して名刺登録したり、経費精算する際に活用している。が、残念ながらいつも名刺取り込みに使っているEightが公式対応しているドキュメントスキャナーは、富士通のScansnapシリーズのみ。MDS-940DWだとEightと連携して使えないのだ……。
と思っていたのだが、なんとなくMDS-940DWとEightのPC版アプリを連携させてみたら、意外とすんなり使えてしまった。片面しか読み込めず、1枚取り込むのに1回1回画面上でボタンをクリックしなければならない、という問題はあって、多少手間はかかるけれども、なんとか活用できそうだ。
もちろんMDS-940DWに公式対応しているわけではないので、使用は自己責任。せっかくの両面同時読み取りの機能を活かすためにも、早くEightと正式に連携してほしいところだ。あと、継続読み取りの機能がなく、文書を1枚取り込むごとにボタンを押さなければならない(1度の取り込みで1ファイルになる)のもかなり厳しい。大量の紙書類を効率良く電子化できるようにするためにも、連続的に取り込める機能の追加が望まれる。
製品名 | MDS-940DW |
発売元 | brother |
販売価格 | 2万7500円 |