本日の一品
容量5000mAhながらUSB PD対応、普段遣いに適したスティック状モバイルバッテリー
2020年4月14日 06:00
現在のモバイルバッテリーの売れ筋は、スマホ2~3台をフル充電可能な1万mAhクラスの製品だが、実際にはそこまでの容量を必要としない場合も多い。充電が必要なスマホが1台しかなく、外出から帰宅まで1回だけ充電できれば充分な場合は、5000mAh程度のモデルで十分だ。
そのため、終日外出する際は1万mAhのモバイルバッテリー、半日程度出掛ける場合は5000mAhのモバイルバッテリーと、状況に合わせて使い分けるのがベターだ。なにせ1万mAhオーバーともなるとそれなりの体積はあるし、重量もスマホ1台分を超えてしまうからだ。
そんな用途にぴったりなのが、今回紹介するcheeroの「Power Plus 5 Stick 5000mAh with Power Delivery 18W」だ。スティック状のボディに5000mAhのリチウムイオンバッテリーを搭載したこの製品は、125gと軽量でスマートな形状とも相まって、バッグの中に入れておいても邪魔にならない。
このサイズでありながら、USB Type-CポートとUSB Type-Aポートの両方を搭載しており、2台同時に充電できるのも強みだ。USB Type-Cで本体を充電しながら、USB Type-Aで外部デバイスを充電する、いわゆるパススルー充電には対応しないが、この容量ならば本体の充電にかかる時間も短く、別々に充電しても手間にはならないだろう。
また本製品は、この5000mAhクラスの製品としては珍しく、急速充電規格のUSB PDに対応している。そもそも外出先で充電をするからには、少しでも速く充電を完了できるのがベターで、容量の大小は関係ない。最大出力は18Wなので、iPhoneやPixelなどほとんどのUSB PD対応スマホをトップスピードで充電できる。
残量をパーセンテージで表示できるのも特徴だ。多くのモバイルバッテリーでは、残量を4つ程度のLEDで表すため、大雑把にしか残量を把握できないが、1パーセント刻みで表示できる本製品ならばより正確に残量を把握できる。
またこうしたスティック状のモバイルバッテリーには、円柱状の製品も多数あるが、実際に使ってみると、デスク上でゴロゴロと転がってしまい、使いにくいことこの上ない。本製品は角柱型ゆえ、デスクの上で転がることもなく、バッグのポケットに入れても収まりがよい。個人的には大いにプラスと感じるポイントだ。
実売価格は2000円台と、容量からすると飛び抜けて安価ではないが、機能の多さや使い勝手を考慮すると妥当だろう。また両端Type-Cケーブルが付属するのも(やや外皮が固い点を差し引いても)プラスだ。メインのモバイルバッテリー以外に、普段遣いに使える、小容量のモバイルバッテリーを探している人にお勧めできる製品だ。
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
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cheero Power Plus 5 Stick 5000mAh with Power Delivery 18W | ティ・アール・エイ | 2680円 |