本日の一品

パーソナルシュレッダー、久々に買いなおしたら作業効率大幅アップ!?

新旧サイズ比較。左はこれまで使っていたもの。右が今回購入した「P5GCX」。「定格時間2分間」という表記が頼もしい

 年明け早々、自宅用のシュレッダーを買いなおすことにした。皆様も日々お感じだろうが、なんせそのまま捨てられない「紙」が多いのだ。ダイレクトメールに始まり宅配便のラベル、発送伝票控え、クレジットカードの領収書、子供の学校からの連絡プリントなどなど……。

 選ぶ基準は紙のカット幅が4mm以下のモデル。できれば2mmのものと考えたのだがここを譲らないと選択肢が一気に狭まるということもあり基準を緩めることに。自宅に届くものはフォントサイズを考えてもこれでもかなり読めなくなるはずだ。

 そのほか切り方には「ストレートカット」(単純に縦に切るだけ)「クロスカット」(一定の長さで切る)「スパイラルカット」(幅と同じ長さで細かく刻む)などがある。「ストレート」は昨年話題になったバンクシーの絵画シュレッダー事件を思い出してほしい。半分刻まれてすだれ状になっていた。あんな感じに対象物を縦に刻むだけのものだ。「クロス」「スパイラル」と刻みは細かくなる。細かいほうが復元しにくいしゴミの容積も小さくできるメリットがある。なので当然価格も上がる。筆者は真ん中をとって「クロス」を選択。

参考比較。これまで使っていた機種のコクヨ KPS-DT10X。2mm×10mmのクロスカット仕様。裁断後はほぼ読めないくらいに細かい。どの辺を選ぶかは用途と作業効率のバランスだろう

 また、全体の大きさとして「卓上型」と「据え置き型」がある。「卓上型」は置く場所に困らず重宝するのだが反面それなりの量の紙の処理しようとするには向いていない。本来はがき程度のものを刻む想定で設計されたぶん刻む力も弱く、A4程度の紙を入るように折ってから入れて刻もうとするとモーター負荷からの発熱で安全装置が働き、わりと煩雑に止まってしまうのだ。冷めるまで数分は待つ必要があり、これが一番作業効率を下げる。このあたりを考慮して今回は「据え置き型」から選ぶことにした。

 ということで、今回購入したのはアイリスオーヤマ製の「P5GCX」だ。送料含めた合計額で3000円台前半で購入できる店が多い。外観は高さ30cmとそこそこ大きいが、椅子に座って処理するにはこのくらい高いほうがちょうど良い。入れ替えて使ったところ、作業効率は大幅に向上した。小さめの紙袋いっぱいにため込んだダイレクトメールの封筒や、コピー用紙やらが「過熱中断冷却待ち」での中断なく一気に処理できた。

カットされた紙の具合。幅4mm、長さ40mmにカット。この程度でも復元は結構手間

 従来はのべ1時間程度かかっていた作業が概ね20分かからないくらいで完了。この違いは 大きい。ちなみに紙は3枚程度までなら重ねた状態でもきっちり刻んでくれた。ただし複写式の配送伝票を折りたたんで入れると刻めないこともあったので注意が必要だ。音はそこそこ大きい。夜はつかうのにちょっと躊躇するくらいか。

本体上面。スイッチ類はここの1つのみ。きわめてシンプル
本機の高さは約30cmだが、本体そのものは10cm程度でバケツ状のダストボックスに蓋のように収まっている。不安定ではないが重心は比較的高いので注意は必要。ひっくり返すと掃除が大変だ

 思っていたよりも安くなっていたのも助かった。8年の間にこのあたりも随分と変わったものだと変な関心をするのだが、それだけ需要がある証拠なのかもしれない。昔買ったものがまだ動いていても手間と効率を考えるとちょっと大きい最近のモデルに買い替えることを考えてみてほしい。ばりばりとスムーズに飲み込んでくれるのが結構気持ちいいのだ。

製品名購入場所購入価格
アイリスオーヤマ P5GCXヨドバシ.com3310円
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