本日の一品

今までのマウスは重戦車……軽さは正義!とはっきりわかるゲーミングマウス「Model O-」

ゲーミングマウス「Model O-」(モデルオーマイナス)

 「ゲーミング」と聞くと、「プライベートなゲーム用PCで使うもの」みたいなイメージがあるかもしれないけれど、最近の筆者はもうまったく気にしなくなっている。というか、むしろ積極的に仕事環境にゲーミングデバイスを導入しまくりだ。ちなみにPCゲームはほとんど遊べていないので、専ら本当に仕事用である(時間と財力があればずっとゲームしていたいけど)。

 なぜゲーミングデバイスを選ぶのか。それは、ビジネス然としたデバイスより単純に性能が高く、使い勝手がいいからだ。かといって、一部のデバイスを除けばそれほど高価なものでもない。今回購入した超軽量なマウス「Model O-」もゲーミングマウスに分類されるが、価格は7000円で、デザインや機能にこだわったビジネス用途のマウスとさほど変わらないだろう。

ハニカムな穴で内部が透け透けな本体。カラーはマットホワイト
この穴のせいで強度が弱い、みたいなこともない

 Model O-の特徴は、なんといってもその軽さ。ボディが肉抜き加工されていることもあり、ケーブルを除いた重量はたったの58g。この軽さはマウスに触れた瞬間から実感でき、力をほとんど入れることなく縦横無尽にマウスカーソルを操れる。一瞬持ち上げてマウスポジションを調整するのも苦にならないので、より狭い範囲で使えるのもメリットだ。

 底面のマウスソールに摩擦抵抗の少ない素材を用いて、つるんつるん動くのも軽さを際立たせている理由の1つだろう。これは、ぜひとも滑りのいいゲーミングなマウスパッドやデスクマットと併せて体験してほしいところ。きっとそれまで使っていたマウスがまるで重戦車のように感じることうけあいだ。

マイナスがつかない「Model O」という姉妹モデルに比べてひと回り小型で軽量。それでも、やや大きめの筆者の手でちょうどいいサイズ
有線マウスなのでケーブルはあるが、しなやかな被覆で、マウスを動かすときの抵抗にはならない

 機能面では、ホイールの手前にある小さなボタンでスキャン解像度(DPI)を切り替えられるのがポイント。気軽にDPI値を変えられることで、一時的にドット単位の細かい操作が必要になったときもスムーズにこなせるのだ。

 デフォルトでは400/800/1600/3200DPIの4段階だが、専用ユーティリティをインストールすると最大6段階に拡張でき、それぞれの設定値を細かくカスタマイズできる。X軸とY軸とで異なるDPI値に設定することも可能なので、たとえば極端に横長のディスプレイを使っている環境ならX軸のDPI値を高くしたりすると都合がいいかもしれない。

ホイールの向こう側にある細長いボタンでDPI値を切り替えられる
専用ユーティリティではX軸とY軸のDPI値を個別に変えたりもできる

 DPI切り替えボタンやホイールを含め、6つのボタンはすべて動作カスタマイズがOKで、決まった操作を繰り返すマクロ機能もある。それでもってゲーミングマウスだから当然のように光る。透けている内部も光るので、そりゃあもう派手だ。色やパターンをさまざまにカスタマイズして自分好みの光り方にすべきである。しかし、目障りなら常に消灯させておけるようにもなっている。せっかくなので周りの目なんか気にせず、職場でもガンガン光らせてほしいところだが。

色や点滅パターンなど光り方を自在にカスタマイズできる
まさに七色に光らせることもできるし
クールな雰囲気でキメることもできる。もちろん裏側から見ても光っている

 個人的に残念なのは、ホイールの回転によるスクロール方向を逆転する設定がないこと。macOSも使っている身としては、どちらかというと手前に回転させたときは上方向にスクロールしてほしいのだけれど、専用ユーティリティでも設定項目は用意されていない。Windows 10のレジストリで強制的に変更する方法もあるが、何かの拍子に元に戻ったりするのであてにならない。

 ゲーミングマウスのなかにはこうしたボタンカスタマイズの設定をマウス本体に記憶してくれるものもあるが、本製品にメモリー機能はなく、常駐するユーティリティ頼みになっているのが惜しい感じ。

 しかしそれでも、ゲームとは関係ない仕事用途であろうと、やっぱりこういうゲーミングなデバイスがベストである。マウスが軽ければ軽いほど仕事のパフォーマンスは上がるのだ。Model O-を導入して、そんな思いを改めて胸に刻んだ次第。七色に光り輝かせて、テンションアゲアゲで仕事しようじゃないか!

製品名発売元販売価格
Model O-Glorious7000円(税抜)
Amazonで購入