本日の一品
切手サイズの貼れる忘れ物防止タグ「MAMORIO FUDA」はどこまで使える?
2019年6月25日 06:00
忘れ物防止タグはいまやさまざまなメーカーから発売されており、国内外の製品が入り乱れている状況にある。むしろ種類が多すぎて、どの製品を選べばいいのかよくわからない人も少なくないはずだ。
そんな中、小ささおよび薄さという点で際立っているのが、今回紹介する「MAMORIO FUDA(フューダ)」だ。名前からも分かるように、国内ではシェアの高いMAMORIOシリーズのひとつで、財布などに貼り付けて、それらの位置情報を記録してくれる製品だ。
このMAMORIOシリーズ、Bluetoothでスマホと連携させるしくみは他社製品と同様なのだが、使い比べた限りではスマホの電池の減りが激しいうえ、距離が離れた時の通知も不安定だ。また、プロモーションなど本来の目的とは関係のない通知も多いのだが、わずらわしく思って通知ごとオフにすると、本来のアラートが届かなくなるので厄介だ。そのため以前購入した別モデルはすぐに使わなくなってしまったほどだ。
もっとも、今回の「MAMORIO FUDA」のように、サイズの小ささという強力な武器があれば、話はちょっと変わってくる。なにせ忘れ物防止タグの多くは、薄型とはいえかなりの存在感があり、特に財布やキーホルダーなど、サイズが小さいアイテムに取り付けるには不向きだからだ。忘れ物防止タグによって、モノ自体が持ち歩きにくくなるのは本末転倒である。
しかし今回の「MAMORIO FUDA」は、24×36.2mmと切手並みのサイズで、かつ3.4mmと薄いため、財布などに貼り付けておける。前述のように、手元から離れた時に即アラートで知らせてくれることは期待しないほうがよいが、外出先で落とした時、どの場所までは手元にあったのかを確認するだけなら十分だ。これならば通知を完全にオフにし、何かあった時にだけアプリを起動して位置情報を見るというスタイルで運用できる。
そんなわけで欠点はあるものの、他社に同等レベルの小型モデルがない以上、特性を見極めれば役に立つというのが、本製品に対する現時点での筆者の評価だ。ちなみに一応フォローしておくと、この原稿を書いているタイミングで発表された3代目モデルでは「電波の発信頻度及び飛距離や、電池寿命などの基本性能を向上させ」ているとのこと。今回のFUDAにも早期にフィードバックされることを期待したい。
製品名 | 販売元 | 実売価格 |
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MAMORIO FUDA | MAMORIO | 2980円 |