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MAMORIO、iOS版で忘れ物の検出ロジックやバッテリー消費を大幅改善
2020年2月20日 14:13
MAMORIOは、落とし物、忘れ物を防止するBluetoothトラッカー「MAMORIO」のiOS向けアプリに、多数の改善や追加機能を含む新バージョンを公開した。
新バージョンのVer 4.0.0には、紛失検出エンジンのアップデートによる紛失防止性能の強化、従来バージョンと比べたスマートフォンの消費電力削減、位置情報精度を最大300%改善するなど、多数の改善が含まれる。
新機能「持ち物チェック」は、MAMORIOを取り付けた鍵や財布などが近くにあるかを、アプリのトップ画面にリアルタイムでメーター表示できる機能で、新たに開発したリアルタイム・ビーコンモニタリングによって実現している。
「持ち物チェック」は、MAMORIOを取り付けた貴重品などが手元にあるかの「モノの点呼」代わりに使えるほか、バッグの中やベッドの下などに隠れたMAMORIOを探し出すための近距離探索、故障や電池切れなどの理由で正常動作していないMAMORIOを発見する動作確認など、さまざまな用途に活用できる。
従来から対応する「カメラで探す」機能は、MAMORIOが発する電波の強弱を、カメラを通じて可視化することで、MAMORIOが取り付けられたものを見つけやすくする。
MAMORIOはトラッカー本体にスピーカーを搭載しないため、トラッカーから音を発して忘れ物や落とし物を探すことはできないが、屋外の雑踏などで音が聞こえにくいシーンで同機能が強みを発揮するという。
紛失防止を検出するためのエンジンは、従来アプリではスマートフォンからMAMORIOのBluetoothの電波を検出することで「忘れ物をしていませんか?」という旨のアラートを表示していたが、最新版アプリではBluetoothの接続状況だけでなく、位置情報の変化や利用者の徒歩や自動車での移動などの状況を総合的に判断して、従来バージョンよりも早いタイミングで紛失通知を行う。
紛失防止を検出するエンジン刷新は、屋内での誤通知を減らしながら、おおむね100m以内の直線距離で正しく紛失検出を行うことを目標に開発したという。MAMORIOでは、Android版のアプリでも近日中に紛失検出エンジンの改修を計画している。