本日の一品
「iPhone X」で使える次世代セラミックバッテリーケースとは
2018年2月14日 06:00
スマートフォンの広がりとともに、多くの人が手にしたアイテムのひとつがモバイルバッテリーだ。筆者も常に5000mAhや1万mAhのバッテリーを手にしている。
スタンダードな形状だけではなく、キャラクターものやコスメ型などさまざまな製品が並ぶ中、最近、ソフトバンクC&SからiPhone X用“セラミックバッテリー”「INVOL Ceramic Battery Flip」が登場した。いわゆる手帳型のケースで、これまでもスマホケースと一体化したモバイルバッテリーはあったが、セラミックバッテリーはハサミで切っても発火したり爆発したりせず、衝撃を加えても安全だとうたう。自由な形に曲げられる材質で、ソフトバンクC&Sの特設サイトを見ると「Prologium(プロロジウム)」という文字が見える。これは台湾に拠点を置く、固体型リチウムセラミックバッテリーを開発する企業のこと。
ソフトバンクC&Sでは昨夏、法人での採用を念頭に、Prologiumのセラミックバッテリーを活用したタグ型バッテリーも開発していたが、その技術をもとにした一般ユーザー向け商品が、今回iPhone X向けケース「INVOL Ceramic Battery Flip」として登場したことになる。
容量は1500mAh。大きなメリットのひとつが、ケースと一体化しているということ。モバイルバッテリーを持ち運ぶ際には、カバンに入れる人が多いだろうが、そこから取り出す手間がないし、長いケーブルに煩わされることもなくすっきり使える。筆者のようにがっつりスマートフォンを使い倒すヘビーユーザーにとって1500mAhという容量はちょっと心許ないが、少なくとも持ち運ぶモバイルバッテリーの数は減らせそう。またセラミックバッテリーという性質のためか、モバイルバッテリーとしてはかなり薄く、手帳型ケースとしてさほど違和感なく使えることもうれしい。
一方でデメリットはその重さ。iPhone Xに装着した状態で323g(単体で151g)。ざっくり言えばスマホ2台分。なかなかずっしりとくる。これをずっと手にし続けると、それなりに腕に負荷がかかるだろう。また「INVOL Ceramic Battery Flip」を充電するためのポートがLightningではなくmicroUSBなのは少し残念なところだ。
オンラインショップでの価格が1万円(税抜)というところもまた購入する際の基準のひとつになるだろうが、次世代技術というセラミックバッテリーといち早く使えるというのもなかなか貴重な体験。未来を常に追い求める本誌読者の皆さんであれば、2020年を前に「INVOL Ceramic Battery Flip」を手にするのはかなり有力な選択肢になるのではないだろうか。
製品名 | 販売元 | 価格 |
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INVOL Ceramic Battery Flip | ソフトバンクC&S | 10800円(税込) |