てっぱんアプリ!

ついにAndroid版も登場、高精度翻訳ツール「DeepL翻訳」。ただし機能少なめ

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: DeepL翻訳
開発者: DeepL SE
価格: 無料
対応OS: iOS 14.2 以降、Android 8.0 以上
カテゴリ: その他

 翻訳精度の高さで注目を集めている「DeepL翻訳」。そのiOS版アプリはすでにリリースされていたが、ついにAndroidスマートフォン向けにも公式アプリとして登場した。外国語に触れることが多い人もそうでない人も、さっそくインストールしておこう。

ようやくリリースされたAndroid版の公式「DeepL翻訳」アプリ

iOSに続き、Androidスマートフォンでもアプリで翻訳可能に

 「DeepL翻訳」は、ご存じの通り、多言語の相互翻訳が可能なサービス。日本語にももちろん対応し、より適切で自然な内容の翻訳文に変換してくれるということで高い人気を誇っている。スマートフォンユーザー向けには、長くWebサイト上で利用する方法しか用意されていなかったが、2021年にiOS版アプリが登場し、アプリならではの使い勝手でより便利にサービスを活用できるようになった。

 今回登場したAndroid版については、2022年2月7日現在、公式サイト上でのアナウンスはないものの、リリース元やアプリ内容から見てDeepL公式のものと見られる。iOS版と同様、アプリ内課金などなしに無料で全機能を利用可能。ただし、実装されている機能はまだ限定的で、一部に不具合もあるようだ。基本的にはテキストの直接入力か貼り付け、または共有機能を使った翻訳方法に限られている。

26言語に対応
画面上半分の入力欄にテキスト入力するか、クリップボードから貼り付けると、画面下半分に翻訳後の文章が表示される

翻訳方法はテキスト入力、貼り付けなど。画像読み込みは不可

 翻訳元と翻訳先の言語を指定し、画面上にテキスト入力するか、クリップボードにコピーしたテキストを貼り付けることで、翻訳後の文章が瞬時に表示される、というところはiOS版と同じ。Webブラウザーなど他のアプリでテキスト選択し、共有機能などから連携することで、自動で本アプリにテキストを貼り付けて翻訳することもできる。

 翻訳後の文章については、音声で読み上げたり、クリップボードにコピーしたり、他のアプリに共有機能で連携させたりすることも可能。とはいえ、iOS版にある画像からテキストを抽出して翻訳する手段や、テキストファイルを読み込んで翻訳する手段は今のところ用意されていない。また、複数パターンの言い回しを表示する機能や、翻訳後の文章を保存する機能も未実装となっている。

 音声入力機能は画面上には用意されていないが、キーボードアプリであるGoogle 音声入力などを併用することは可能。ただ、筆者の手元の環境では、キーボードから直接テキスト入力すると途中で入力文章が確定されてしまい漢字変換が実質不可能だった。今のところはテキスト貼り付けか共有機能、または音声入力可能なキーボードアプリを使うことになるだろう。

 もともと公式サイト上では、2022年第1四半期にAndroid版をリリースすると言及されていたため、iOS版と同等の機能が利用できるようになるのはもう少し先かもしれない。今後の機能拡充に大いに期待したいところだ。

Webブラウザーなどでテキスト選択してから共有することでも翻訳可。Cheromeではメニューに現れる「DeepL」からも連携できる
英語から日本語に素早く翻訳してくれた