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海中でSOSも送れる、「HUAWEI WATCH Ultimate 2」のダイバー通信を使ってみた

<@著者1写真@>

 先日、沖縄でスキューバダイビングを楽しんできました。ちょうどファーウェイの新しいスマートウォッチ、「HUAWEI WATCH Ultimate 2」がリリースされたタイミングだったので、メーカーにお願いしてテストさせてもらいました。

 「HUAWEI WATCH Ultimate 2」は、ファーウェイのスマートウォッチの中でもフラッグシップに位置づけられているモデル。ブラックとブルーがあり、両者では使用されている素材やデザイン、付属のバンド、価格が違います。

 筆者がテストしたブラックは価格が14万1680円で、ジルコニウムベースのリキッドメタルケースに、ベゼルはナノクリスタルセラミック。フルオロエラストマー製のベルトが付属しています。もはや呪文のようですが、とにかく丈夫な素材でできていて、かつ高級時計のような風格もあります。

ウォッチフェイスに水面休息時間や飛行禁止時間などの情報を表示できる

 フラッグシップだけあって、活動量や睡眠、運動の記録に加えて、最近ファーウェイが注力しているゴルフ機能や、触れるだけでバイタルデータ(心電図、心拍数、血中酸素レベル、体表面温度、ストレスレベルなど)が測れる「X-TAP」、eSIMによるモバイル通信機能など、多くの機能が搭載されています。

 前モデルから引き続き、スキューバダイビングを安全に楽しむために欠かせない、ダイビングコンピューター機能も搭載。加えて、海の中でメッセージの送受信ができる、画期的な新機能「ダイバー通信」も備わっています。今回はこの機能を試してきました。

海の中での視認性は抜群で、ダイビングコンピューターとして申し分なし

 メッセージを送れるとはいっても、さすがに海の中で文字入力はできません。

 メッセージはあらかじめ登録されているものから選んで送信するしくみ、選択肢が多すぎると選ぶのが大変なので、事前に数や順番をカスタムできるようになっています、

 潜水時には陸上でワークアウトからダイビングを開始するか、左のアシストボタンにダイビングを設定しておいて切り替える方法のほか、「ダイビングを自動で開始」をオンにしておくと、一般的なダイビングコンピュータ同様、設定された深度(1.2メートル~)で自動的にモードが切り替わります。

 海の中ではタッチ操作はできませんが、左右3つのボタンと、右上のリュウズを使って操作が可能です。

 海中で左のアシストボタンを押し、「ダイバー通信」から送信したい内容を選んで送信すると、事前にペア設定した相手の「HUAWEI WATCH Ultimate 2」の画面に、振動とともにメッセージが表示されます。

 一対一だけでなく、グループ登録をして一斉送信することも可能。電波ではなく、音波を使って送信するしくみで、環境にもよりますが概ね半径30m以内の範囲で送信できるとのことです。

メッセージの選択画面。ここに表示するメッセージや順番は事前にカスタム可能
メッセージが届いたところ。一緒に相手のいる深度もわかるようになっています

 試してみると確かに海の中でメッセージが送れるし、届きます。画面に表示されるメッセージは1行だけなので、長い場合は電光掲示板のように流れるのですが、1.5インチのAMOLEDディスプレイは明るく、見やすく、しっかり内容を認識できます。

 メッセージのほか顔文字も送信できますが、とはいえもちろん海の中なので、気軽におしゃべりとは行きません。会話のためというより、相手に気づいてほしいときに使うという感じでしょうか?さらに緊急時には、ボタンの長押しでSOSも発信できるようになっています。

 障害物など環境によって、100%届くわけではないので過信は禁物ですが、なかなか気づいてくれないときや、視界の悪い環境でバディを見失ったとき、それこそ緊急時には心強い機能だと思います。

 一方で相手が近くにいる場合や、離れていても見えたり聞こえたりする距離の場合は、やはりジェスチャーで示したり、タンクを叩いたりする方が簡単です。コミュニケーションのためというよりは、いざというときのお守り的な意味合いの強い機能かなと思いました。

 それでも海の中でメッセージが送れるのは斬新で、とても楽しい体験でした。前モデル同様、ダイビングコンピューターとしての機能も申し分なく、かつeSIM搭載で単独通信もできるので、ダイバーにとっては心強い相棒になりそうです。