スタパ齋藤のApple野郎

ポップで愉快! 「初代INFOBAR型Apple Watch Case」を試してみる!!!

 クラウドファンディングCAMPFIREで支援を募った「初代INFOBAR型Apple Watch Case」。「初代INFOBAR」は2003年10月に発売されたポップなデザインのフィーチャーフォンで、そのデザイン性から多くの「ガラケーユーザー」の憧れとなった。

 この「初代INFOBAR型Apple Watch Case」は、そんなINFOBARを「Apple Watch用ケース」として生まれ変わらせた「単なるApple Watchケース」だ、が、クラウドファンディング支援受付開始から20時間で予定台数の1300台が完売。瞬殺! 21年前のガラケーのデザインは現在でも大人気だった! みたいな?

 なおこの「初代INFOBAR型Apple Watch Case」、auオンラインショップや全国のKDDI直営店/au Style/auショップ/UQスポットで購入できる。一般販売が始まったわけだが、数量限定の販売となっている。お値段は9900円。

 そしてこの「初代INFOBAR型Apple Watch Case」を試用した。ということで以下にレビューしてゆきたいッ!!!

 つーかパッケージからカワイイのであった。↓こーんな感じ。

「初代INFOBAR型Apple Watch Case」のパッケージ。あら〜コレは「NISHIKIGOI」という配色のINFOBAR。ほかに白黒の「ICHIMATSU」やシルバーカラーでアーバンな雰囲気の「BUILDING」があった。
あーらあらあら、初代INFOBAR! にソックリなApple Watchケース。
ディスプレイ部にはApple Watchが収まる。対応機種は「Apple Watch Series 9/8/7【45mm】6/5/4/SE【44mm】」。Apple Watchでなく写真などを収めて楽しむこともできる。
ボタン類なども精巧に再現されている。のだが、押せるボタンはひとつ(Apple Watchサイドボタン用)しかない。アンテナも伸びない。
ストラップホールは使えるので、「初代INFOBAR型Apple Watch Case」を首からさげたりすると「えええーっ!」とある世代から上の人らを驚かすこともできる。

 ちなみに俺は、初代INFOBAR欲しかったけど買えなかった派。当時は2年縛りとかあって、「うっ初代INFOBARステキだから機種変更!」とかやると端末代金などイロイロとお金がかかったのだ。また日本でSIM/SIMフリー端末が普及するのは初代INFOBAR登場より10年以上経ってからなのであった。

「初代INFOBAR型Apple Watch Case」は、こんなふうに使う

 続いて「初代INFOBAR型Apple Watch Case」の使い方を。単にApple Watchを収めるだけだが、買うなら対応機種やApple Watch側の設定も知っておきたい。

 対応機種は「Apple Watch Series 9/8/7【45mm】6/5/4/SE【44mm】」となっている。Apple Watchの41mmや40mmやUltraには対応していない。

 また多くの場合、Apple Watchは腕から外すと自動的にロックされる設定になっている。このケースにApple Watchを入れて使う場合は、その自動ロック機能を解除しておく必要がある。

 手順は、Apple Watch上で設定アプリを開き、「パスコード」→「手首検出」をオフにすればいい。ただ、そうするとヤケにパスコードを求められるので決済時とかはメンドクサイのだが、「INFOBARで電子マネー使うってすごいなー」みたいな体験は楽しめるだろう。

「初代INFOBAR型Apple Watch Case」本体。
裏返すと上部のフタを外せるロックがある。
フタ部分を外して……。
Apple Watchをイン!
フタをすればApple Watchセット完了。ケースに入れた状態でApple Watchの充電もできる。
INFOBARのディスプレイ部にApple Watchの表示が! ディスプレイ部は透明な樹脂で覆われているが、もちろんタッチ操作できる。
ケースに入れた状態で、Apple Watchのサイドボタンやデジタルクラウンを操作することもできる。

 ケースに入れた状態でタッチ操作すると、ちょーっとだけApple Watchの反応が鈍くな場合があるが、そんなときはApple Watchの充電端子側に触れつつタップすれば全体的にフツーに操作できる。なかなか楽しい!

電話機になる、気合が入っていればApple Watchのほとんどの機能も使える

 この「初代INFOBAR型Apple Watch Case」は、なかにApple Watchを入れて「初代INFOBARを使ってる気分に浸る」ための製品。だがしかし、Apple Watchは手首に装着せずともいろいろなアプリが使えるので、INFOBARケースのディスプレイでそれらアプリを利用できる。

時計になる! しかもiPhoneへの通知も表示されるンだっ!
Apple WatchはiPhoneの受話器として機能する。なのでApple WatchとペアリングしたiPhoneが近くにあれば、INFOBARケースの画面で発信や着信を操作可能。Apple Watch単体でモバイル回線を使えるプランに加入していなくても、ペアリングしたiPhoneが近くにあれば大丈夫。電話機型ケースが受話器として使えて楽しい!
Apple WatchのWalletも使えるので、チケット表示や電子マネー/クレジットカード決済もできる。このケースでコンビニなどで決済すると、「いっ、いまのお客さんが使ってた決済端末ってナニ?」と店側スタッフをザワつかせることができつつ、後ろに並んでいたある世代から上の人を「えええーっ!」と驚かすこともできる。
ほか、いろーんなApple Watchアプリが使える。このINFOBARケースは、当時のINFOBARよりもずっと強力なIT機器(用ケース)になるンだっ!
心拍計測などヘルスケア系アプリも、ケースを腕に乗せれば使えないことはない。

 という感じでなかなか楽しめる。Apple WatchにBluetoothヘッドホンは外部スピーカーなどをつなげれば、「ええっー! INFOBARで音楽聴いてる人が!」とある世代から上の人を驚かすこともできるだろう。

 また、このケースを腕に固定するほどの猛者なら、アウトドアアクティビティでApple Watchのヘルスケア系機能を活用できるだろう。そしてある世代から上の人を「えええーっ!」っと驚か(以下略)。

 てな感じで、予想以上におもしろがれた「初代INFOBAR型Apple Watch Case」。Apple Watchを毎日腕に装着して活用する人には向かないが、Apple Watchを1本余らせているとか、切り換えつつ2本以上運用している場合は、Apple Watchの新たな活用法を模索しつつ、ポップで愉快なINFOBAR型ケースを楽しめるンだっ!

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。