スタパ齋藤のApple野郎
iPhoneで写真撮るならコイツがいいかも! 自立型スマホスタンドホルダー「PS-2」の使いごこち
2023年9月13日 00:00
ふと「あっ、コレってじつは便利なのでは?」と思って……いや、気が迷って、Leofoto(レオフォト)の「自立型スマートフォン用スタンドホルダー(アルカスイス互換)PS-2」というのを買ってみた。1台3役のスマートフォンホルダーだ。いやーLeofoto製品好きなんスよ〜。
1台3役ってコトだが、まずは卓上スマートフォンホルダーになる。クランプで挟むタイプの2本脚ホルダーとなり、クランプ開口部は60mmくらい~90mmくらいまで。「iPhone 14 Pro Max」や「Google Pixel 7 Pro」など大きいスマートフォンや「Google Pixel 4a」などの小ぶりサイズのスマートフォンをセットできる。
卓上スマートフォンホルダーとしては、まあ普通。クランプで挟むタイプで滑りにくく安定感があるので使用感は良好だ。ただ、クランプのバネがけっこー強いため「いちいちこの硬いバネを開いて挟んだり取り外したりするのがちょっと面倒」という気はする。
脚はアルカスイス互換、自由雲台との組合せが好印象
続いてアルカスイス互換のスマートフォンホルダーとして。卓上ホルダーとして使う時の脚を閉じると、その脚の両側がアルカスイスプレート互換の形状になっている。ここをアルカスイス互換クランプ(雲台)で挟み込めば、三脚にスマートフォンをセットできるというわけだ。
アルカスイス互換の三脚(雲台)に容易にスマートフォンをセットできるようになる。まあ、アルカスイス互換の三脚装着用スマートフォンホルダーはほかにも多々あるが、この製品の場合は卓上ホルダーにもなるという点がなかなかイイ。
それと構造的にアルカスイス互換の三脚装着用スマートフォンホルダーとして非常に使いやすい。とくに自由雲台との組合せが好印象だ。簡単な操作でスマートフォンの位置を自在に設定できる。
また、広角レンズでの撮影時に問題も出にくい。最近のスマートフォンは超広角で撮影できたりするが、三脚にセットするタイプのスマートフォンホルダーを使うと、超広角撮影時に三脚などの一部が写り込んでしまったりする。三脚やホルダーの構造によっては、その映り込みを絶対回避できなかったりするが、このホルダーを自由雲台と組み合わせればそういう問題もほぼ回避できると思う。
あとこのホルダー、アルカスイス互換自由雲台と組み合わせると、スピーディーに上の写真のようなセット状態へと変えられるのに加え、スマートフォンやホルダーのバランスを手軽に取れる。なので、ミニ三脚と組み合わせた場合、三脚の脚が短くても容易に安定させられる。「倒れないバランスの位置」を見つけやすいのは、このホルダーの意外な使い勝手の良さであった。
1/4ネジ穴があるので、普通の三脚にもスマートフォンをセット可能
3役目は1/4インチネジ穴があること。普通の三脚に装着されていがちな普通の雲台(1/4インチネジがある雲台)に装着できるのだ。
ただ、メーカー的にはそのためのネジ穴だと考えていないかも。メーカーは↓こういう使い方を想定しているようだ。
でも、まあ、一応普通の雲台にこのホルダーをセットしてみる。この場合も自由雲台のほうが使いやすいかもしれない。
といった感じで「1/4インチネジ穴によりホルダーを普通の三脚にもセットできる」という3役目には、若干の無理があるかもしれない。ただ、このホルダーがあれば、「急に普通の三脚雲台にスマートフォンホルダーをセットする必要が出た!」という場合でも、臨時的に対応ができそーなので、イイんじゃないかな、と。
……開閉する脚のどちらかに1/4インチネジ穴があれば、立派な1台3約のマルチなホルダーとなったのに、なんか残念。まあ、このホルダーとともに「1/4インチネジにすぐセットできるアルカスイス互換の小型クランプ」を携行するって方法もあるが。
てな感じのLeofoto「自立型スマートフォン用スタンドホルダー(アルカスイス互換)PS-2」。あと0.5歩! という惜しさはあるものの、相変わらずLeofotoらしい精密な作りと堅牢性があり、なかなか満足度が高いのであった。