スタパ齋藤のApple野郎
Googleマップは捨て難いが、たまに超役立つAppleマップ
2021年7月7日 00:00
2019年3月Googleマップが突如劣化!?
一昨年のことなのでよく覚えている方もあると思うが、超絶便利なGoogleマップが突然劣化してしまった。道路の形状がおかしくなったとか、バス停が消えたとか、建物の情報が古くなったとかイロイロ。原因のひとつは、それまでGoogleマップに採用されていた地図データが、ゼンリン(国内大手地図メーカー)からGoogleの自社製データに変更されたからのようだ。
俺的にショックを受けたのは、林道などの細くマイナーな道がゴッソリと消えてしまった点。その後、そういった道の多くは復活して表示されるようになった、と記憶している。さらにその後も、マイナーな道が徐々に追加表示されているようだ。
あ~イイねイイね~Googleマップがどんどん復活しつつあり、さらに情報も正しく更新されつつある~♪ とか、毎日のようにGoogleマップを小一時間閲覧して喜ぶGoogleマップマニアな俺なのであった。
アーッ!!! 拙宅の前の道のストリートビューが2021年撮影バージョンに変わったーッ!!! やっべぇ、おもれぇ~、じゃああの場所のストリートビューもひょっとして? アーッ!!! こっちも刷新されてるーッ!!! てな具合で、仕事を中断してマップ見て遊んじゃう俺なのだ。
しかし、まだ期待通りに復活・刷新されていない地図情報もけっこうある。たとえばトレッキングなどに使われる山道。以前は「こんな道までGoogleマップで表示されるんだ?」と驚いたりしたものでありつつ、「えっこの山道のストリートビューまであるの!!!」とオッたまげたものであったが、そういう「以前は見ることができた山道の地図情報」が現在のGoogleマップでは見られなっているケースがちょいちょいある。
こういう地味~な道でも以前はGoogleマップ上にしっかり表示されたのだが、現在のGoogleマップではまだ復活しないもよう。まあ復活しても「すごく便利になった」とか「これで助かった」って感じでもないんスけどね。以前は表示できていたことを考えると、な~んか残念感が残るというか……。
そこでAppleマップですよ!!! Appleマップで山道が表示されたりするんスよ!!!
Googleマップを見ていて「あーこの林道とかまだ表示されないのか?」「やっぱり山道ダメか?」といった時、俺の場合は試しにAppleマップで表示してみることが多い。Googleマップでは表示されないマイナーな道だが、Appleマップだと表示されるということが、ちょいちょいあるのだ。
まあ単にベースマップが違うからってコトではあるのだが、MacやiPhoneに最初から入っているAppleマップがGoogleマップの残念点を克服してくれるのはありがたい。
また、Appleマップも徐々に改良されていて、2012年頃に騒動となった「パチンコガンダム駅」などの印象からは大きく変わってバッチリ実用的なマップになっている。使わなきゃ損、てなわけですな。
AppleマップのLook AroundとGoogleマップのストリートビューも併用!!!
使えば楽しくて実用的だけど、な~んかそれほど使われてなさそうな(!?)AppleマップのLook Around機能。「その道から見える風景のバーチャル体験機能」であり、Googleマップのストリートビューより滑らかでキレイだったりする。
で、このLook Around機能も徐々に進化中なのである。Look Around機能が日本で使えるようになったのは2020年の8月5日。東京周辺、名古屋市周辺、大阪周辺で利用できるようになった。また、現在ではこれらエリアですこ~しだけ利用可能エリアが増えたようだ。さらに2020年末頃からは、福岡市周辺、広島市周辺、高松市周辺でも使えるようになった。
そしてGoogleマップマニアな俺の場合、Googleマップのストリートビューで道を見ると同時に「この道はAppleマップだとどう見えるのかナ?」などと不要不急の好奇心を発揮。Look Around機能でも道をバーチャル体験するのであった。
AppleマップとGoogleマップ、風景をバーチャル体験しつつマップを閲覧していけるわけだが、「実用性」においては「閲覧する場所」によると感じる。たとえばストリートビューなら過去の風景を見られる「タイムマシン機能」がヒッジョーに役立つことがある。「現在はさら地だけど、数年前には店舗があったんだ」といったことがわかる。
より高精細な風景を見られることが多いAppleマップLook Around機能の場合、施設の立て看板の内容をよりクリアに読めたりすることがある。あるいは道をクリックしての「風景内移動」がより滑らかで連続的に表示されるので、「現場に行く前に実際にその道を通ってみる」といったシミュレーションをより行いやすい。
ってまあ、要するに両方のマップを必要に応じて使い分ければいいという話なんスけどね。それにしても、こういう情報量が多くて扱いやすくて高性能・高品位なマップを無料で使えるって、やはり凄い時代っスね。昔からの地図好きとしてはホントに夢のようなコトができており、連日たいへん愉快である。
……アーッ!!! Googleマップの航空写真の地球表示じゃない方のやつーッ!!! これも2021年バージョンになってるーッ!!! ……だよな、コレ!? だよだよ!!! だってココの空き地に黒いカバーかかったの2021年に入ってからだし、などと、またもやマップにハマって夜が更ける。