スタパ齋藤のApple野郎

たまに超役立つ“ポケッタブルなキーボード”

モバイルキーボードが好き♪

 俺の場合、モバイルキーボードの類が非常に好きなのである。なぜならばッ!!! iPhoneとかにモバイルキーボードをBluetooth接続すると出先でのテキスト入力効率が高まるが、それ以上に!!! スマートフォンが非常にコンピュータ的に使えたと感じたあの気分が好きっ!!!

 てゅ〜か俺世代のコンピュータ野郎は、1980年代とかに「いつかコンピュータを携帯して使うのが普通の時代が来るんだろうなぁ……」と遠い目で近未来を思い描いていたッ!!! だが当時は今のような常時携帯&屋外利用可能なコンピュータなんかほとんどねぇッ!!! せいぜいハンドヘルドコンピュータかポケットコンピュータ!!! 現在のようなノートPCとは全然違う閉じたプラットフォームの孤立したコンピュータくらいだったんだよアニキ!!! わかってくださいよ2つで十分ですよ!!!

 あれ? なんか錯乱しつつ話が大幅に逸れたのであった。失礼。

 ともあれ、iPhoneとかのスマートフォンって中身は先端的コンピュータなのであり、それにモバイルキーボードを接続すると超小型高性能コンピュータでテキスト入力できているという気分がレトロフューチャーっていうかデッドテックっていうかサイバーっていうかなんか非常に素敵な気分で好きでまた少々錯乱&脱線しつつあるがさておき、出先でちょっと長めのテキスト入力を効率良く行えるモバイルキーボードは実用品としてオススメなのである。

iPadにはSmart KeyboardやSmart Keyboard Folioが便利だが……

 iPadなどタブレットの場合は、Smart Keyboardなどのキーボード付きカバーが非常に便利。入力も快適で、さほど嵩張らず、手軽に使える。

 のだが、携帯を考えると、やっぱりチト重い。ので、頻繁にキーボードを使わないのであれば、カバーはキーボードがないSmart Coverを使い、キーボードが必要な時だけ外付けのモバイルキーボードも追加で携行するようにした方が、手軽で軽快でスマートなモバイルとなるであろー。

 どんなモバイルキーボードがイイかだが、かなりぶっちゃけつつ大雑把に言えば、どれでもだいたい同じようなモンかもしれない。というか、多く人が常用するキーボードと比べると、サイズが小さくてキー配列も特殊になりがちなスマートフォン向けのモバイルキーボードは、どれもフツーに打ちにくいのである。

 打ちやすさを重視したら、やはり常用のキーボードをスマートデバイスに接続するのが最良だ。自宅でもオフィスでも出先でも旅先でも、いつも同じキーボードを使うのがイチバン。

 しかし、そのような使用感を求め始めると、“軽快”とか“スマート”とか“手軽”とかいった要素がガンガン失われていく。そして最終的にはiPhoneにフルキーボードを接続して出先でガチャガチャやってドヤる奇妙な人が完成する。

 まあそういうコトするのもミョーに楽しいわけですけどね。楽しい上にテキスト入力効率も高い。出先フルキーボード的なモバイルを否定するつもりはないが、かと言って諸手を挙げて肯定する気持ちもない。

どうせ打ちにくいなら軽くて小さい方がいい

 どう足掻いてもいつも使っているキーボードよりは打ちにくいモバイル用のキーボード。どうせ打ちにくいなら、軽くて小さいほうがいい、という考えに到達しがち。

 で、俺的に最近気に入っているのがサンワサダイレクトで購入した「Bluetoothキーボード 400-SKB061」。キー配列はiOS/iPad OS向け。キーピッチはフルキーボードよりチョイ狭い感じで、変則的な配列は少なめ。税込3080円だった。

 特徴は二つ折りにできる点。折りたたんだ時のサイズは長辺151.4×短辺85.6×厚さ15.4mmで、質量は134g。薄く小さく軽く携帯できるモバイルキーボードなのだ。

 タイプした感じも悪くないが、ヒッジョーにイイのは俺愛用中のiPhone 11 Pro MaxやiPhone XS Maxにマッチしたサイズ感。両端末にはSmart Battery Caseを装着しているが、端末とキーボードを重ねて携帯したときの“まとまりの良さ”が実に良い。

 ちょっと出先でまとめてメールやメッセージに返信しよう、とかいった場合、いつもの荷物にプラスして、この薄くて軽くて小さいモバイルキーボードを追加。出先で原稿を書こうって場合だとより入力効率の良いキーボードが欲しいわけだが、非フリック派でソフトウェアキーボードも不得意派の俺が出先でメールやメッセージにちょっと返信する程度なら、このキーボードでも十分高いと感じられる入力効率が得られる。「あーやっぱりラクだわ、物理キーボードは」みたいな。

 俺的には目下このモバイルキーボードが気に入っているわけだが、コレ限定でオススメしているわけではない。「こういうポケッタブルなモバイルキーボードがひとつあると、たまに超役立ったりしますゼ」的な話なのであった。ぜひ、おヒトツ♪

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。