スタパ齋藤のApple野郎

iPhoneをピカーッと光らせてゆきたい!!!

光るアンテナを思い出し、iPhoneを光らせたくなった俺

 1990年代〜2000年代あたりの話だが、フィーチャーフォン時代っていうかガラパゴスケータイ時代っていうかガラケー時代には、“光るアンテナ”Bという怪しい商品があった。そしてけっこうなヒットを飛ばしていた。

 その頃のガラケーはアンテナを伸ばして使う機種が多々あった。そのアンテナを光るアンテナに交換すると、通話中(つまり端末が電波を送信している時)にアンテナ先端などに埋め込まれたLEDが光った。単に光るもの、点滅するもの、パトランプのように回転しつつ光るものなどがあった。

 それが光るアンテナである。単に光るだけで、ガラケーの発する電波を弱めたりもして、なんかこうバカバカしい商品だったのだが、妙な魅力があった。ちなみに光るアンテナに交換した端末を使用すると電波法違反にあたる。

 光るアンテナとは関係ないが、上の写真は確か2000年に発売された端末で、カシオのcdmaOne端末「C303CA」。防水のガラケーなのであった。

 現在の端末はみーんなスレート型端末で外見が似たようなモンになっちまっているが、ガラケー時代は機能も形状も多種多様で面白かった。黎明期はいろいろおもしろい。そして、光るアンテナとガラケーに、なんかこうノスタルジックな魅力を感じる俺なのである。

 閑話休題。そして思うのは「iPhoneも光らせたいよなぁ」ということ。光るかな?

そもそも光る機能を持っている

 光らせるだけなら話は早い。今どきのスマートフォンはみんなLEDライトを内蔵している。それを光らせればいいだけだ。そのためのアプリも多々ある。たとえば“懐中電灯”をキーワードとしてアプリを検索すると↓こんなふうにイロイロと見つかる。

 どのアプリもなかなか良くできていて、iPhoneのアウトカメラ付近のライトを点灯したり調光したりできつつ、モールス信号発光でSOSを表現することも可能。画面を単色で明るく表示してライト代わりに使ったりするモードもある。

 のだが、これじゃあ当たり前過ぎて面白みがない。そこで、次に試したのがiPhoneの“LEDフラッシュ通知”機能。iPhoneへの電話着信やメール受信があった場合、本体背面のLEDライトを光らせてユーザーに知らせるという機能だ。

 LEDフラッシュ通知は設定アプリの[アクセシビリティ]から設定でき、電話着信やメール着信があれば本体背面のLEDライトがピカッと光る。着信時は点滅し、メール受信時は一度光る。

 のだが、これもまぁフツーで面白みがない。もうちょっと、なんか、こう、見ていて、「あーっ!」と楽しいやつとかないの?

光るiPhoneカバーがちょっと楽しい♪

 iPhone光らせたいよぉ〜とネット通販サイトを漁っていたら、こんなのを発見。iPhoneカバーだが、前述のiPhone背面LEDライトの光がカバー全体を光らせるというものだ。Amazonで980円だった。

 iPhone背面上部のLEDライト部にスライド式のフタがあるという構造。フタは銀色に塗装されていて、フタを閉じた時にLEDライト光を拡散させて透明ケース全体を光らせるというしくみ。フタを開いておくとLEDライトを本来の目的で使用でき、フタを閉じると“LEDライトをケースを光らせるための光源として使える”というわけだ。

 おっ光ってる光ってる♪ なかなか楽しい。iPhoneのLEDフラッシュ通知機能で使ってもいいし、LEDライトをコントロールできるアプリを使っても楽しげ。iPhoneのLEDライトを単に光らせ続けて、ケースが後光のように煌くのを眺め楽しむのもアリですな。

NFC搭載端末を片っ端から光らせる!?

 もっとiPhone光らせたいよぉ〜とアレコレ調べていたら、電子工作系パーツ販売店でおなじみの「共立エレショップ」が非常に興味深い製品を出していることを知った。「NFC非接触発光LED」シリーズである。通常は1個275円のところ、4/7~5/11の間は1個248円となっているようだ。

 NFC通信時の電波で電磁誘導を起こしてLEDを発光させるというもので、サイズは1cm×5mm程度。NFCカードリーダーの類に近づけると、けっこう目立つ明るさで点滅したりする。シール状になっていて端末などにペタリと貼れる。なので、NFC対応のスマホに貼れば“光るスマートフォン”になるハズ。

 実際にiPhoneの上部背面に貼ってみると、しっかり光った。少し離れて見るとiPhone自体が発光しているように見えて、なかなか楽しい♪ う〜ん、なんかこう前述の光るアンテナに近いものがありますな!!!

 ちなみにこのNFC非接触発光LED、iPhoneでNFCカード読み取りアプリなどを起動してスキャン状態にしておくと連続して点滅する。のだが、NFCカード系アプリを使っていない場合でも、微かに光ったり、時々明るめに光ったりもする。iPhoneがどういう感じでNFCを機能させているのかが垣間見えたりして、ほんのり楽しげである。

 てな感じで、あの手この手でiPhoneを光らせてみたという次第。あまり意味はない行為ではあるが、ちょっと愉快なので興味のある方はゼヒ♪

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。