スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」
メリットいろいろ、キーボードルーフ
(2015/10/19 06:00)
メリットいろいろ、キーボードルーフ
2012年の夏から使い始めた「キーボードルーフ」。キーボード用のハードカバーで、キー全体を覆う「フタ」ですな。使用を続けつつ新たに買い増したりもして、3年少々になりますが、とても便利&メリットも多く、ワタクシ的PC環境の必需品になっております。
キーボードをホコリから守ったり、あるいは、キーボード不使用時にキーボード上方にスペースを作ってモノを置けるようにするなど、いろいろなメリットがある「キーボードルーフ」。ワタクシが使い始めた理由は、猫からキーボードを守る……というか猫がキーボードに触れるのを防ぐためです。仕事中に猫がキーボードを踏んだり、枕代わりに使ったりすると、キーが押下されて誤操作につながりますが、これを防ぐためですな。また、ナニカが不意にキーに触れ、PCがスリープ状態から復帰してしまったりしますが、これも防げます。
キーボードルーフを使い始めたら、上記の猫問題や不意のスリープ復帰問題は解消しました♪ それに加え、キーボードルーフが本来持つメリットも実感しました。
まず、キーボードに埃が付きにくくなるので、キーボードが汚れにくくなります。キーボード使用中はキーに埃が付きにくいのですが、不使用時にはホコリが積もりがち。キーに埃が付着すると、キーに付いていた皮脂と埃が合体し、次第に「黒っぽい頑固な汚れ」へと成長するわけですが、これをだいぶ抑えることができるというわけです。
それから、キーボード使用時、一時的に机上に紙資料を広げるようなときも、キーボードルーフが役立ちます。キー全体を覆いますので、キーボードの上に資料を広げたりモノを置いたりしてOK。机上スペースを効率良く利用できます。
PCのスリープ機能も、より快適に使えるようになりました。スリープ時にキーボードルーフを使っておけば、不意にキーに触れてしまってPCを復帰させるといったミスがありません。まあ復帰しても(設定次第で)、放っておけば再度スリープに入りますが、PCの状態を意図通りにできるのは気分がいいですな。
てな感じで、上記のようなメリットを求めるなら、ぜひご使用をおすすめしたいキーボードルーフ。以降、ワタクシが使用中あるいは所有しているキーボードルーフをご紹介してみたいと思います。
テンキーレスキーボード用
まずは、ワタクシは初めて使用したキーボードルーフから。モノは、バード電子の「キーボードルーフ(テンキーなしWindows Real force用)RF-DV3」です。東プレのテンキーレスキーボード「Realforce 86U」を愛用していますが、それに合うキーボードルーフということで購入しました。直販価格は税込4104円です。
余談ですが、このテのキーボードルーフを作っているメーカーは数えるほどで、その中でも「バード電子」は積極的なメーカーです。以降紹介するキーボードルーフの3/4がバード電子製だったりします。
上の写真にて「標準的なフルキーボードのテンキー以外の部分を覆う」という使い方を例示していますが、ナニソレ? って感じかもしれません。でもけっこー実用的。
たとえば、紙資料を見つつ、表計算ソフトへ連続的に数値入力する場合などに便利です。キーボードルーフを少し左にずらし、テンキーおよびカーソルキーが使える状態にし、キーボード左側上部に紙資料を置き、テンキーとカーソルキーだけでExcelに入力、みたいな使い方も現実的です。
「Happy Hacking Kyeboard」用
それから、同じくバード電子の「キーボードルーフ(PFU社製Happy Hacking Kyeboard用) RF-HH」。PFUの「Happy Hacking Kyeboard」用キーボードルーフで、「Professional」シリーズにも「Lite」シリーズにも対応しています。直販価格は税込4104円です。
写真のように、標準的なキーサイズのキーボードなら、(実用性はさておき)文字キー部分を覆うことができました。場合によっては役立つかも!? でもまあ、基本的には「Happy Hacking Kyeboard」用と考えてください。
Windowsフルキーボード用
標準的なサイズのWindows(DOS/V)フルキーボード用のキーボードルーフもあります。バード電子の「キーボードルーフ(テンキー付きWIndowsフルキー用) RF-DV2」です。税込価格は4104円です。
なお、前述にて「標準的なサイズのフルキーボード」と書きましたが、このキーボードルーフの場合は「ファンクションキーから最下列までの寸法が123mmまでのキーボードに対応」という条件があります。「標準的なサイズ」に見えても、キーの上下幅が123mmに収まらないキーボードも少なくありません。たとえばスペースキーが下部にややアーチを描いているタイプのキーボードだと、このキーボードルーフで覆えないケースがアリガチだったりしますのでご注意を。
全64種類から選べるキーボードルーフ
最後に、「コモネット」という通販ショップで購入した汎用の「アクリル製キーボードラック」を。非常に多くの種類があり、具体的には高さが70mmと160mmの2種類、奥行きが170/225/280/320mmの4種類、幅が410/460/510/560mmの4種類となり、これらの組合せから選べます。合計32種類!! カラーは透明とグラスグリーンの2種類がありますので、全64種類から選べることになります。価格は税込4860~9072円のレンジ。
またこの製品、素材はアクリル板ですが、厚みがかなりあります。左右側面と上面は10mmで、背面のアーチ部分は5mmの厚さ。耐荷重は9kg。前述のキーボードルーフと比べると「比較にならないほど頑丈」です。
なおワタクシの場合、「Apple Keyboard」のサイズに合わせて選びました。結果、幅410×奥行き170×高さ70mmの透明を購入しました。
前述のとおり、サイズ的には合計32種類から選べますので、たぶんこの製品から選べば使用中のキーボードが無難に収まるキーボードルーフが手に入ると思います。ただし、ちょっとしたディスプレイが乗る程度の耐荷重(9kg)がありますので、「重めゴツめ」でもあります。毎回キーボードの上にこの「アクリル製キーボードラック」を被せ外しするのではなく、キーボードをこの「アクリル製キーボードラック」の下に出し入れする使い方でないと、ちょっとツラいかもしれません。
なお、これら全てのキーボードルーフですが、購入時はキーボードルーフの内寸をよく確認し、お使いのキーボードを問題なく覆えるかどうか十分にチェックしてください。「一応は覆えたものの、キーボードルーフが一部のキーを踏んでしまって実用にならない」みたいなトラブルは避ける方向でヒトツ。