スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

片側巻き取り式USBケーブルと多機能充電ステーションでアレンジしたらデスク周辺がスッキリ!!!

 これほどまでに! って感じで「片側巻き取り式」のUSBケーブルばかり使うようになった。ケーブルを巻き取れるリール式のUSBケーブルだが、愛用しているのは片側だけを引っ張ってケーブルを出し入れできるタイプの製品だ。

オウルテックの「katamaki」という片側巻き取り式USBケーブル。Amazonで2180円で売られている。PD60W充電に対応しているが、通信速度は最大480Mbpsと速くないので、基本的には充電専用と考えたほうがいいだろう。
一般的なリールタイプのUSBケーブルと違い、ケーブルの片側だけを引き出して使える。リール部分がケーブル中央にくることがないこと、片手で引き出せることなど、利便が多い。

 仕事机にこのタイプの片側巻き取り式USBケーブルとUSB-ACアダプターをセットし、デバイスの充電を行っている。充電時は片手でビューっとケーブルを引き出してデバイスに接続。充電が済んだらデバイスからケーブルを抜き、ケーブルをグッと引くとリールに引き込まれる。ケーブルを出したり片付けたりするアクションがほぼなくなった感覚でスゲく簡便なのダ!!!

メインマシンのMac Studioは、スチールマウントを使って机の下に吊るカタチでセットしている。そのスチールマウントにUSB-ACアダプターと片側巻き取り式USBケーブルをセットしている。
デバイスを充電したくなったらギューっとケーブルを引き出す。片側巻き取り式USBケーブルのケース部は固定してあり、片手で容易にケーブルを引き出せる。
そしてデバイスを充電。充電が済んだらケーブルは巻き取って片付けられる。

 俺の場合MagSafeでスマートフォンを無線充電することが多い。だが、最近ではこの片側巻き取り式USBケーブルで有線充電することがかなり増えている。結局短時間で充電が済むし、MagSafeなどのように若干発熱するようなことも少なく、いろいろ好都合なのだ。

 それでもMagSafeばかり使っていたのは、充電用USBケーブルを出したり片付けたりするのが面倒だったから。ワイヤレスは煩雑さがなくてイイ!!! 的な。

 ところがこの片側巻き取り式USBケーブルを使うと、急速充電できるしケーブルの片付けもほぼ不要という感覚。有線充電でもこういう片巻きリールタイプを使うとワイヤレス充電くらい煩雑さがなくてイイ!!! というわけだ。

 こんなに便利ならさらに片側巻き取り式USBケーブルを……と買い増したが、同時にふと思った。「片側巻き取り式USBケーブルを内蔵したUSB-ACアダプターとかってあるの?」と。

 そして探したら発見。あるんだー♪ とミョーに興奮して速攻で注文したッ!!! の、だ、が……。

うーん、これは失敗だったような……モノはよかったが……

 速攻で注文したのは「Anker 647 Charging Station」という製品。Amazonで8990円だった。↓こんなの。

Anker 647 Charging Stationには前後合計6つのACアウトレット(コンセント)と、左側に2つの充電用USBポートがあり、さらに2本の巻き取り式USBケーブル(充電用)を備えている。
左右にある巻き取り式USBケーブルは、それぞれ1mまで伸ばせる。

 確かにコレは「片側巻き取り式USBケーブルを内蔵したUSB-ACアダプター」なのである。だが俺的には満足できないというか、いや買ったのは失敗だったかニャーっつーか失敗したッ!!! ミスった!!! と思ったのであった。

 というのは、サイズを確認しないで買ったため、予想外のデカさなのだった。机の上にずっと置いておくには邪魔な感じ。

サイズは約幅220×奥行き104×高さ58mm。便利に使えるものの、デカーい!!!
ちなみに背面には電源を一括してオンオフできるスイッチがある。スイッチ操作でUSB出力もACアウトレットも同時にオンオフできる。

 Anker 647 Charging Stationの箱には「Conference Room Power」とプリントされており、確かに会議室なんかに置いて数人で共有して使うのには便利そう。でも個人で机上に置いて使うにはデカい。また左と右に片側巻き取り式USBケーブルがあるというのは、対面ユーザーがそれぞれ使うには便利だと思うが、ひとりで使うにはちょっと不便。

 このデカさを許容できるナニカがあれば……。そうだ、この上にMagSafe充電器を貼り付けてワイヤレス充電に対応させれば、デカさを許せるかもしれニャい!

実際にMagSafe充電器を貼り付けてみた。MagSafe充電器への給電は、もちろんAnker 647 Charging Station本体から。

 ……いやいやいや、デカいMagSafe充電器になっただけだ。MagSafe充電器と小さなUSB-ACアダプターを組み合わせればいいじゃん。

 ちなみにこの充電器、USB-ACアダプターとしてはそーんなにスゴくはない。たとえば巻き取り式のUSB-Cケーブル×2本は、それぞれ最大出力が60Wと45W。ノートPCのUSB-PD充電には使えるが本体の大きさからすると「そこそこの出力」に見える。

 また、充電用のUSB-CポートとUSB-Aポートの出力は、USB-Cポートが最大15WでUSB-Aポートが最大12W。それと、ACアウトレット出力も最大1000W。全体的に出力抑え気味という印象だ。詳細な出力は下図のとおり(画像はAnker製品ページより)。

 まあでも大きさが気にならないなら個人のデスクで使うのもアリだと思う。巻き取り式USBケーブルの利便はしっかりある。また、本体の重さが約799gで安定性があるので、巻き取り式USBケーブルの出し入れもACプラグ挿抜も安定的に行える。

 でも本体上面のスペースに何の機能もないのは残念。「この平らなトコロにQi充電台かMagSafe充電台の機能、あるいは充電用USB-Cポートとかがあればなあ」と思ったりした。

ACアウトレットも使えるUSB充電ステーション、出力の詳細表示もあるョ!

 前出のデカい充電ステーションはリビングで使うことにして、仕事場デスク用に新たな充電ステーションを買ってみた。「Anker Prime Charging Station (6-in-1, 140W)」という製品だ。Amazonで1万4990円だった。写真とともに概要をご説明。

Anker Prime Charging Station (6-in-1, 140W)本体。サイズは約奥行き162×幅79×厚さ18mmで、重さは約300g(本体のみ)。
iPhone 15 Pro Maxと並べた様子。チャージャーは「厚さ18mm」ということで、このテの製品としては極薄なのだ。
充電用ポートは、USB-C×2、USB-A×2。
各ポートの出力。USB-Cポートは最大140W出力。※Anker製品ページより。
本体右側にあるボタンで内蔵ディスプレインの表示パターンを変えられる。ディスプレイは消灯可能(ボタン長押し)。
表示は3パターンある。左から、現在の合計出力のワット表示、各ポート出力のワット表示、各ポート出力の電圧(ボルト)/電流(アンペア)表示。
不使用時にはフラットになるACアウトレット部。
ACプラグを挿すとせり出してくる構造だ。ACアウトレットの定格電力は1000W。

 この充電ステーション、極薄で携帯性がよく、出張なんかにも便利だと思う。またUSBポートからの出力がわりと詳細に表示されるのもナイス。お値段はお高いが、USB-Cポートは最大140Wあって、ディスプレイ内蔵&極薄というあたりでわりと納得感があるお値段かもしれない。

 そしてこの充電ステーションでやってみたかったのは、片側巻き取り式USBケーブルとの合体。薄めの片側巻き取り式USBケーブルをこの充電ステーションに貼っちゃうのダ!!!

オウルテックの「katamaki」を両面粘着テープでペタリ。極薄充電ステーションは底部にイイ感じの滑り止めがあって滑りにくいので、この状態でUSBケーブルを片手で引き出せる。……向きがちょっと微妙なので、短いUSB-C延長ケーブルが必要?
さらにその上にMagSafe充電器をペタリ。MagSafe充電にも対応するようになった♪ MagSafe充電器のケーブルがちょっと邪魔?

 ちょっと不格好だが機能性としてはなかなかイイ♪ またフットプリントはiPhone 15 Pro Maxとほぼ同じなので、デスクの上で「邪魔!」「デカい!」という感じでもない。ACアウトレット×2も使えるし、なかなか便利だったりする。

 ただ、この充電ステーションの電源ケーブルが微妙。本体から外すことはできるが、コネクター部がこの製品専用の形状だ。なのでメガネ型の短いケーブルを使うなどすることはできない。

 あとなんか、いろいろ貼ったりすると煩雑な見栄え。「もうちょっとスッキリと片側巻き取り式USBケーブルと合体させたいなあ……」みたいな。試行錯誤して再チャレンジしてゆきたいッ!!!

あら便利! ACアウトレットを後方に備えたUSB充電ステーション

 そもそも俺は何をしたかったのだ……? とか思い始めた頃に見つけた、ちょっと便利そうな充電ステーション。モノは「Anker Charging Station (7-in-1, 100W)」で、ACアウトレット付きのUSB充電ステーションだ。Amazonで9990円だった。これも写真とともに概要をご説明。

Anker Charging Station (7-in-1, 100W)本体。カラーはブラックとホワイトがある。
iPhone 15 Pro Maxと並べた様子。チャージャーのサイズは約幅117×奥行き64×高さ44mmで、重さは約548g。
前方にはUSB-A×2とUSB-C×2の充電用ポートが並ぶ。
出力表。※Anker製品ページより。
本体後方に3つのACアウトレットを備える。定格出力は1000W。

 というだけのシンプルな充電ステーション。なのだが、本体後方にACアウトレットを備えているという点がシブい。ACプラグとかACケーブルは本体の後ろに追いやってスッキリした充電環境を整えましょう! 的なコンセプト、かも。

 さっそく実際に机上へとセットしてみた。ディスプレイ下の空間にセーット!!!

このあたりが空いているのでココに!
お、なかなかイイ感じで収まった。2段重ねにするのもアリかも。

 本体後方にACプラグをつないでもみたが、やや太いACケーブルだったので、その重みで充電ステーションが斜めになったり引っ張られたり……。まあディスプレイ下から動かさないで使うと思うので、両面粘着テープで貼っちゃえばいいスね。

 さらに片側巻き取り式USBケーブルも追加。充電ステーションにつなぎ、ディスプレイ下からいつでもUSB-Cケーブルを引き出して充電できるようにセーット!!!

片側巻き取り式USBケーブルの配線がちょっと……みたいな感じだが、実用性は上々。
ケーブルを引き出せばいつでも充電できる。充電を終えたらケーブルを巻き取れる。
ちなみにこの片側巻き取り式USBケーブルはFeelymosブランド品で、机の下に吊ったMac Studio横にあるものもコレ。ケーブル側を着脱可能な台座付きで、ネジや両面テープで固定して使うことができる。写真はUSB-A/USB-Cタイプだが、USB-C/USB-Cタイプもある。

 お、俺はコレがやりたかったのかもしれニャい!!! そうだコレだよコレ!!! コレってことにしてゆきたいッ!!! ……でもこの片側巻き取り式USBケーブルと組み合わせるなら、チャージャーのカラーはブラックにすればよかったニャ。みたいな?

 てな感じで片側巻き取り式USBケーブルと多機能充電ステーションを組み合わせてアレコレとチャレンジしてみた。てゅーかACアウトレット付きの充電ステーションは便利ですな。

 デカ過ぎるのは別としても、こういった製品を使うとデスク周辺のゴチャゴチャ感が明らかに改善されてスッキリすると思う。興味があればACアウトレット付きの充電ステーションをゼヒ!!!

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。