スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

俺的「iPad出しっぱ」利用、その後も進化中だゼ!!!

仕事もするゲーム野郎の手元にiPad、マジ便利っすわ〜♪

 2020年の夏頃からiPadを机上に出しっぱなしで使い始めた俺。ナゼかと言えば、コロナ禍の外出自粛における自堕落ゲーム生活で、仕事関連メッセージに速攻で対応するためだ。

 たとえば、ゲームプレイ中に仕事関連のメッセージが入る。で、やはりフリーの立場としてはすぐに対応したいじゃないスか。「あいつ連絡してんのに全然返事来ないなァ」とか思われないために。そこで手元にiPad。ゲーム中でもiPadがあればメールやメッセージに対応できる。

 ゲームがきっかけでiPadをそんなふうに使い始めたら、iPad利用スタイルが徐々に進化した。↓こんなふうに。

ゲームプレイ中。このディスプレイは43インチ4KディスプレイDELL「P4317Q」で、パソコン(デスクトップMac)とゲーム機で共用している。ゲーム中に仕事関連メッセージなどが入ったら表示を切り替えてパソコンで対応していたが、表示切り替えがけっこう面倒であった
そこでメッセージ対応をiPadでするようになった。いやiPhoneでもいいんですけど、画面デカい方が快適だし文字入力もしやすいしぃ〜みたいな。ともあれ、iPadにより仕事関連メッセージへの返答などの効率がスゴ〜く上がった。……以前はこのディスプレイにmacOS以外が表示されることはなく、またこの場所にてiPadで仕事関連メッセージに対応するという考えもなかった。しかしゲームがきっかけでiPadを導入。この場所この状況でiPad、スゲく便利じゃん!!! となった
その後、Bluetoothキーボードも導入。理由は「仕事関連メッセージが入るたびにiPadを手元に引き寄せてソフトウェアキーボードやApple Pencilを使うのが面倒」だから
キーボードはサンワサプライの「Bluetoothキーボード 400-SKB065E」を使用。iPadとの相性もナイスで、まずまず使いやすい。端末は11インチiPad Proで、Smart Folioで自立させている

 そしてその後もゲームを継続。最初は「そのうち飽きるだろう」と思っていた無人島と動物たちと俺のゲームであったが、向こうの世界の現実がミョーに穏やかで心地よく、ずーっとプレイし続けることに。ディスプレイはmacOSとゲーム機で共用されることが続き、上記のiPad出しっぱスタイルが現在も継続しているのであった。

iPadはスタンドの上に、使用スタンドも変化していった

 iPadを机上に出しっぱなしでゲーム三昧な外出自粛生活を送っていたら、「iPad出しっぱなしだとナニカと便利じゃ〜ん♪」ということに気がついた。iPadは各種USB機器を接続できたり、iCloudによりmacOSと手軽に連携したり、Macとともに使うコンパニオンデバイスとして超秀逸なことが改めてハッキリとわかったのだ。

 そこで、出しっぱiPadをより使いやすくするため、タブレットスタンドを使い始めた。まずは2019年に買ったスタンドを利用。モノはサンワサプライの「iPad・タブレットアームスタンド 100-LATAB013W」だ。↓こんな感じで使用。

サンワサプライ「iPad・タブレットアームスタンド 100-LATAB013W」は関節が2つあるシンプルなタブレットスタンド
iPadを横向きにして使っている様子
クルリと回転するので、縦横向きを手軽に変えられる

 このスタンド、一瞬便利だったのだが、直後に「アーッ!!!」ってな不便さを痛感。11インチiPad Proの短辺を挟むことができないので、つまりはApple Pencilを充電することができないのだ。Apple Pencil充電のためにiPadをスタンドから外すなんて、んまぁ〜超絶不便!!!

 というわけで別のスタンドを使ってみる。モノはサンワサプライ「USB Type-C ドッキングステーション 400-HUB088GM」。

サンワサプライ「USB Type-C ドッキングステーション 400-HUB088GM」はUSBハブ機能を備えたタブレットスタンド。microSD/SDカードスロット、USB-Cポート、USB-Aポート、3.5mm4極ミニジャックを備えている
使用中の図。タブレット端末の下側で支えるので、縦置きでも横置きでもApple Pencilを充電しながら使える
ちなみに、11インチiPad Proをドッキングステーション経由で充電しようとすると「充電停止中」という文字が表示される。iPadOSのアップデートで一時期は消えた表示だが、その後また表示されるようになった。でもiPadはちゃんと充電されている

 しばらくこのスタンドを使っていた。ドッキングステーションとして使えることもあって便利だったが、あることを経験した瞬間、使うのをやめてしまった。

 このスタンドは11インチiPad Proにはやや小さい。大きな問題なく使えるスタンドではあるが、画面角度などに注意しないと、ちょっと重心的なバランスが悪くなることがある。

 で、その重心的バランスが悪い状態で気を抜いて使ったら、11インチiPad Proがスタンドごとひっくり返っちゃったのだ。バッターン!!! あービックリした。

 そこで、もっと安定感のあるスタンドを探すことに。条件は、iPadを挟まない(Apple Pencilの充電を邪魔しない)タイプのスタンドで、アーム角度の自由度が高めで、安定感のあるスタンド。すぐに見つかった。Amazonで売られていたYoobaoブランド品

Amazonで売られていたYoobaoブランドのタブレットスタンド。3999円で購入。3関節で、重さ565g。底面全面が滑り止め素材となっている
高さや重心位置の調節自由度が非常に高い
縦位置でも横位置でもタブレットを安定的に置ける
タブレット下部が当たる部分には緩衝材があり、充電用ケーブル通し穴もある。タブレット背面が当たる面にある緩衝材が小さいので、置き方によってはタブレット背面とスタンドの金属が擦れてしまう。ので、俺の場合はスポンジ的な緩衝材を貼っている。スタンド上部に見える横一文字の黒いものが追加した緩衝材だ

 Yoobaoタブレットスタンド、台座部分の滑り止め兼緩衝材が小さい点を除いて、ほかはヒッジョーに良い。565gと重めで、底面は150×135mmと大きめ。なので安定感バッチリ。底面全面が滑り止めになっているのもナイス。

 そして3関節のアームがかなり固めなのも使いやすい。頻繁に端末位置を変える場合は「固くてひと苦労」って感じではあるが、一度端末位置を決めれば不意に位置が変わってしまうこともない。

 なお、端末を乗せる台座部分下端は、最も低い位置だと机面に接し、最も高い位置だと机面から約130mm(傾けるとプラス20〜30mm高くなる)。10インチ程度のタブレットをWeb会議に使っている場合、最も高い位置にタブレットをセットすると、タブレットのカメラが目の高さと合うので、そういう使い方にも向くと思う。

 イイじゃ〜んYoobaoスタンド。あ、ロゴがなんかアレな感じっスけどね。てか何て読むの? ヨーバオ? ともあれ、使用開始から半年になるが、耐久性も十二分。頑丈で安定感があって「挟まないタイプ」を探しているなら、これオススメ。あ〜でも台座部に追加の緩衝材を貼ることを超推奨する。

机上据え置きiPadの見やすさを改善するアイテムとは?

 出しっぱiPadサイコー!!! 緩衝材追加YooBaoもサイコー!!! って気分であったが、しばらくすると、小さな問題が出てきた。それはiPad画面の見づらさである。

 角度的にも位置的にも見やすい出しっぱiPad。なのだが、時間や季節によって非常に見づらくなる。そう、映り込みで表示が見にくくなるのだ。冬になり日差しが部屋のより奥まで届くようになると、この映り込み問題が顕著になってきた。

 それまでは、YooBaoスタンドごと向きを変えてiPad画面の映り込みを抑えたりしていた。のだが、けっこう安定感がありつつ重めのYooBaoスタンドの向きを変えるのは一手間。両手でスタンドごと持って向きを変えるのが面倒である。

 小さな面倒が積み重なると鬱憤へとレベルアップ。この鬱憤、どうにかしたいナ〜、と。

 すぐ思いついたのは回転台。そう言えばディスプレイとかパソコンとかを回転させる台座ってあったよな〜。あーゆーの使えば片手でスッとスタンドごと向きを変えられるのでは? そう思って購入したのがサンワサプライ「回転台(直径230mm) CR-15K」である。

サンワサプライ「回転台(直径230mm) CR-15K」はABS樹脂製の回転台で、重さ400g・耐荷重30kg。直径230×厚さ15mm。裏面に滑り止めがあるほか、回転台の上に貼れる滑り止めシートが4枚付属していて、回転台に乗せた端末などの安定を高められる。サンワダイレクト税込価格1310円
YooBaoスタンドごと11インチiPad Proを乗せた様子。回転は軽く、指先だけで回転させることができる

 まずまずイイ感じで使える回転台だが……う〜むむむ、樹脂製で事務機器感丸出しでありつつ、回転時にガーガーとチープな音が。耐荷重30kgあるということで……んむむ〜ほかの用途に使おうかナ。要するにイマイチ気に入らなかったのであった。

 だが、しばらくはコレを使用。しかし見た目イマイチ&ガーガー音に慣れることはなく、次の回転台を物色。そして買ったのがサンワサプライ「アルミ製回転台(直径220mm) CR-40」だ。

サンワサプライ「アルミ製回転台(直径220mm) CR-40」はアルミ製の回転台で、重さ約490g・耐荷重10kg。直径220×厚さ9mm。裏面に滑り止めがある。回転台上に貼れる滑り止めシートが4枚付属する。サンワダイレクト税込価格3280円
これにもYooBaoスタンドごと11インチiPad Proを乗せた。回転は前出のCR-15Kほどは軽くないが十分スムーズ。指先で回転させることができる

 前出の回転台の倍以上のお値段となるCR-40だが、気に入れた。アルミ製で表面質感はMacBookなどに近いサラサラした仕上げ。回転は若干重めだが、片手だけや片手の指だけで回転可能。回転時の音はザーという感じだが、前出のCR-15Kほどうるさくはない。また厚みが9mmということで「台座っぽさ」も希薄でイイ感じだ。

 回転台、便利っす♪ 映り込みを容易に抑制できるほか、顔に対して正対するようにタブレットを動かせて快適。ただ、タブレットのソフトウェアキーボードを操作する場合、手の置き方や打鍵の仕方によっては不意に回転してしまったりもする。

ん? そもそもタブレットスタンドが回転式だと便利なのでは?

 と、思ったのであった、回転台は便利〜と喜びつつ使っていて。そりゃそうだよ>俺。最初から回転式タブレットスタンド買えばよかったんだよ>俺。だってぇ〜YooBaoスタンド便利なんだもぉ〜ん、みたいな。

 ともあれ、そうか、回転式タブレットスタンドね。探してみよう。で、見つけたのがサンワサプライ「タブレットスタンド 100-LATAB011」である。

サンワサプライ「タブレットスタンド 100-LATAB011」は回転式タブレットスタンドで、ABS樹脂製。直径140mm×厚さ20mmで、重さは約126g。底部には滑り止めゴム足があり、後部にはケーブルオーガナイザーがある。サンワダイレクト税込価格2080円
アームを最後方まで引き起こして使う。タブレット下部を入れる溝が2つあり、使う溝により約36度もしくは約43度の端末角度が決まる。だが、アームがわりと固めに設定されているので、最後方以外の位置でも使える。メーカー保証外の使い方にはなるが、実質80度くらいから約36度くらいの範囲で角度を自由に調節できたりする
指で簡単に回転させることができる。回転音はコーコーと安っぽい感じ
耐荷重は不明だが、ほかのタブレットスタンドなどを乗せて、単なる回転台として使うこともできる

 回転式のタブレットスタンドって全然ナイので、この「タブレットスタンド 100-LATAB011」を見つけた途端、ミョーに焦って買ったのであった。使ってみたらわりとイイ感じ。特に直径が140mmとコンパクトで場所を取らないのがナイス。

 しかし、すぐ「アーッ!!!」と気づいた。そうだった、充電用ケーブルをタブレットに接続したまま、正立できる品を探せばよかった、ということに。まあタブレットを逆さにし、タブレットの上にケーブルつなげばいいんですけどね。でも、なんかちょっとカッコ悪い。

 でもまあいいか、と、しばらくこの回転式タブレットスタンドを使い続けたある日。ノートパソコン用の回転式スタンドを探していたら、アーッ!!! 良さげな回転式タブレットスタンド見っけーッ!!! ミヨシの「回転式 タブレットスタンド SST-10」である。

ミヨシ「回転式 タブレットスタンド SST-10」。ABS樹脂製で、サイズは約幅180×奥行き188×厚さ30mm、重さは約255g。裏面に滑り止めゴム足。タブレット台座には充電ケーブルを通すスペースがある。直販店MCO楽天市場店税込価格は1958円
台座支えの位置を変えることで、15/25/35/45/55/65度の6段階に角度を変えられる
本体のみで見ると独特のデザインに「クセ」を感じるが、タブレットを乗せる見えなくなるので問題ない。回転は軽く、回転の音もサーッという静かなものだ。今回出てきた回転台系のモノとしては、最も軽く静かに動くのがコレとなった

 回転は軽いし回転音も静かだし比較的にコンパクトだしわりと安価だしで、全体的に快適に使えている。現在のところ、わりと俺的ベストチョイスである。

 ただ、欲を言えば「もう少しだけタブレットの角度が急に(65度以上に)なればいいなあ」と。タブレットなどを出しっぱなしにして使う場合、立てて置いて垂直に近いほど、画面にホコリが付着しにくくなる。タブレットなどが寝れば寝るほど画面がホコリだらけに。なので、急角度のスタンドが好きだったりする。

 てな感じの俺的iPad出しっぱ環境。今後もじわじわと進化してゆくであろ〜。てゅーかあの島と動物と俺のゲーム、毎日のルーチン化しちゃうとホント終わることがなさそ〜ですな。いつまで続くのか? そして続くほどにiPad出しっぱ環境も徐々に変わっていくのだと思われる。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。