本日の一品

iPadやKindleを片手で保持できるバンド

 長きにわたる在宅勤務の生活も終わり、ふたたびオフィスへと電車で通勤する日々が始まりました。久々に毎日、電車のつり革につかまってiPad miniで電子書籍(漫画)を読むようになって気付いたことがあります。iPadを片手で保持し続けるのって、こんなに大変だったっけ……と。

 そういえばコロナ禍下の在宅勤務に入る前は、iPad miniに別のケースを付けていて、そのケース付属のバンドで片手を挟み込んで本体を保持していたことを思い出しました。ほとんど外出をせず、自宅で机などに立てかけてiPad miniを使うにあたってゴツいケースが邪魔になったので取り外し、本体の裏側にMOFTの折りたたみスタンドを貼り付けるようになったのです。

 あのゴツいケースは捨ててしまったし、さりとてMOFTは便利で今さら手放す気にもなれないし……と思い悩み、折衷案としてタブレット端末に簡単に取り付けられるバンドを購入してみることにしました。

「タブレットバンド ATiC」。同じバンドが2本セットになって販売されていました。

 筆者が購入したのは「タブレットバンド ATiC」という製品。Amazonで検索すると類似製品が山ほど出てきます。正直、善し悪しがよく分からなかった中で、本製品はなぜか2本セットになっていた点を購入の決め手としました。

タブレット端末の角に引っ掛けるための爪。プラスティック製でやや弾力があり、簡単に割れたりはしなそうです。

 製品そのものはゴムバンドの両端に、タブレット端末の角にひっかけるためのカギ状の爪がついたもの。これを端末の背面に対角線上に装着すれば準備は完了。バンドの内側に手を滑り込ませて保持すれば、手のひらに張り付くような感覚でタブレット端末を取り回せるようになります。

MOFTを装着したiPad mini 5の背面に装着しました。
このように手に張り付くような形でタブレットを保持できます。

 構造が単純なので、簡単に取り外せるのも良いところ。通勤用のカバンに一つ入れておけば、電車などで立ちながらiPad miniを使いたくなったときにサッと装着して使い始められます。席に座れるなら、端末を両手で使えるのなら外してしまえば良いわけです。

2本セットだったのでクロス状にバンドを装着してみました。ガッチリ固定され、より安定感が生まれます。

 ちなみに上述のように2本がセットになっていたので、もう1本は就寝時の読書用に使っているKindle Paperwhiteに装着しました。寝る前に仰向けでKindle Paperwhiteを使っている際、ウトウトした拍子にKindleをつい顔面に落としてしまう悲劇に何度もあってきた身としては、手のひらを掲げるだけで端末を保持できるバンドは有り難く感じます。

 iPad miniやKindle Paperwhiteなど小型のタブレット端末にしか使えないという難点はあるものの、価格もさほど高くなく、かつ手軽に使えるアイテムとして、利便性の高い一品ではないかと思います。次第に外出の機会が増え始めた新生活の一助としてお一ついかがでしょうか。

製品名購入場所価格
タブレットバンド ATiC 2つセットAmazon1084円