スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

iPhone 11 Pro Maxが顕微鏡になったゼ!!!
2020年4月27日 06:00
Ulanziの変わり種iPhoneケースが意外なほど凄かった
俺的にミョーに好きなブランドこと「Ulanzi(ウランジ)」。カメラやスマートフォンなどのアクセサリーを多々販売している。痒いところに手が届く系のアクセサリーがいろいろあって愉快&実用的なのだ。
そんなUlanziブランドのiPhone用ケースの中に「Ulanzi U-Lens Microscope For iPhone 11 Pro Max」というのを発見。製品紹介キャッチコピーは以下のとおり。
- iPhone 11 Pro Max 用 スマートフォン顕微鏡
- 400X倍率
- LED付き
- 充電式
- スライド式
これを見て「むむむっ!?」と好奇心が超湧いたので迷わずポチッと購入。Amazonで4280円(税込、以下同)だった。
俺の場合、基本的に物好きなので、こういう変わり種ケースが大好き。なので、マクロレンズが使えるケースとかそういうのを色々と興味本位で買ってきた。でも顕微鏡付きケースなんて初めて。面白いじゃないかコレは!!! と。
ただ、4280円という値段で、倍率が400倍(花粉やミドリムシなどの構造を観察できるレベルの倍率)もあるって……そんなに都合がいい製品があるのだろうか? と考えて、そーんなには期待しないでいた。
ところが、使ってみた結果から言うと、けっこうイイのである、コレが。こういう値段のマイクロスコープ的な製品としては、これまで買った中で最も手軽かつキレイに対象を観察できた。「意外なほど凄いゼ〜!!!」というのが俺の印象。
もちろん部分的に使いにくさはあるのだが、iPhone 11 Pro Maxユーザーでありかつ「iPhoneを顕微鏡的に使うのも楽しそう〜」と思っている人には、かなりオススメできる感じ。ともあれ以降、Ulanzi U-Lens Microscope For iPhone 11 Pro Maxについてレビューしてみたい。
どんなケースなのか?
まず、Ulanzi U-Lens Microscope For iPhone 11 Pro Maxの概要から。どんな感じのケースなのか? 顕微鏡部分はどうなっているのか? などを写真と説明文にてご紹介。
これが400倍の世界だ!!! 身近な全てのモノの細部が興味深い!!!
さて、この顕微鏡ケースでどんなふうに対象を観察できるのか? 身近なモノを片っ端から観察してみたので、それを写真と説明文でご紹介してゆきたいッ!!!
てな感じ。意外なほどキレイじゃないスか? ミクロの視点で観察すると、何でもオモシロいっスよね〜♪ 倍率は400倍固定で、画面上を拡大操作すればそれ以上にもできる。
ただし、観察対象によっては「こんなに拡大しちゃうと見たい箇所全体が同時に見られない」というケースもある。また、iPhoneのレンズ部に対象をうまく固定しないとピントが合わずにボヤケた映像になったりしがち。ちょっと繊細な“対象固定操作”も必要なので、そのあたりの操作性はさすがに本物の顕微鏡とは違っていて“簡易顕微鏡”という印象だ。
もうひとつ、対象を顕微鏡レンズ部にペタリと当てるくらいの位置関係でないと、ピントが合わない。また、顕微鏡レンズ部の横は少し手前に出っ張っている。ので、例えばやや大きく硬質な対象の場合、顕微鏡レンズ部と隙間ができてしまい、観察できなかったりもする。
といった難点はあるのだが、でも4280円の出費で、iPhoneでここまでアレコレ観察して楽しめるということで、満足度は非常に高い。実際、身近なものを観察しているとアッという間に20分30分と時間が過ぎていく。「顕微鏡を買うほどではないけど、たまにはミクロの世界を観察して遊びたい」というくらいの欲望ならバッチリ叶えてくれる製品だと思う。
ケースとしてはどうなのか?
このケース(って言うか顕微鏡レンズ部)、かなりツカエル度が高いから常用しようかな〜、とか考えた俺。iPhoneケースとしては至ってシンプルで、けっこう軽く薄いので、常用のケースとして“も”イイかもと思った次第。
だが、いくつか問題が。ひとつは顕微鏡レンズ部にレンズカバーがないこと。携帯時、レンズに傷が付いたりホコリなどの汚れが詰まったりするかもしれない。また、レンズ部周囲はアルミと思われる金属製。バッグの中に入れるなどしたら、他の小物を傷つけてしまうかもしれない。
顕微鏡レンズ部はスライドして取り外せるので、顕微鏡レンズ部だけ何かケース的なものに入れて持ち歩くという方法もある。のだが、顕微鏡レンズ部を取り外すと、顕微鏡レンズ部を固定するためのレールや切り欠きが剥き出しになり、その部分がけっこう鋭利。他の物を傷つけたり指先を怪我したりしそうだ。
という感じで、観察時だけ、iPhoneにこのケースを装着するのが良さそう。こういうトコロ、惜しいっスね〜。「レンズカバーさえあれば!!!」「アルミ部分全体を覆えるカバーかなんかが付属していれば!!!」的な、あと一歩感。まあでも4280円だからそんなもんか、みたいな。でもかなり楽しめると思うので、iPhone 11 Pro Maxユーザーならチェックしてみてほしい♪
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