法林岳之の「週刊モバイルCATCH UP」

「motorola edge 40」、防水防塵&FeliCa搭載で日本ユーザーの期待に応える一台

モトローラ「motorola edge 40」、約158.43mm(高さ)×71.99mm(幅)×7.58mm(厚さ)、約167g(重さ/イクリプスブラックは171g)、ルナブルー(写真)、イクリプスブラックをラインアップ

 国内のオープン市場向けを中心に、幅広いラインアップを展開するモトローラから、防水防塵に対応し、FeliCaを搭載したミッドレンジモデルが発売された。筆者も実機を購入したので、レポートをお送りしよう。

着実にラインアップを揃えてきたモトローラ

 古くから携帯電話や通信業界を見てきた人たちにすれば、モトローラは世界を代表する通信の老舗ブランドのひとつだ。世界初の携帯電話を生み出し、「Microtac」「Startac」「RAZR」といった数々の名機を世に送り出してきた。

 その一方で、若い世代には「Motorola」というブランド名やおなじみの「M」のロゴマークをあまりピンと来ない人たちも少なくない。ある知人は警備のアルバイトで使った無線機(特定小電力トランシーバー)が初の『モトローラ体験』で、「スマートフォンのモトローラも同じ会社?」とたずねてくるほどだった。事業分割や買収などを経たことで、現在は特定小電力トランシーバーや業務用無線機などはモトローラソリューションズが担当し、スマートフォンはパソコンなどでおなじみのLenovo傘下で事業を展開しているが、元々はひとつの企業体だった。

 そんな老舗ブランドのモトローラは、一時期、国内市場でも存在感を失っていたが、近年、オープン市場向けのSIMフリースマートフォンにおいて、リーズナブルなモデルを中心にラインアップを拡充し、市場での存在感を高めてきた。昨年は同社初の防水防塵対応&FeliCa搭載の「moto g52j 5G」を投入し、市場で高い人気を得て、今年はワイモバイル向けとオープン市場向けに「moto g53j 5G」と「moto g53y 5G」をそれぞれ供給し、今年7月には「moto g52j 5G」の後継モデル「moto g52j 5G II」も発売した。

 今回紹介する「motorola edge 40」は、「moto g」シリーズに比べ、カメラやディスプレイなどのスペックがワンランク上のクラスに位置付けられる。「motorola edge」シリーズはこれまでも「motorola edge 30 pro」や「motorola edge 20」「motorola edge 20 fusion」などを展開してきたが、今回の「motorola edge 40」はこれまでのモデルと違い、防水防塵対応、FeliCa搭載という日本仕様をサポートしてきたモデルになる。言わば、「moto g」シリーズの日本仕様モデルの成功を受け、上位モデルにも日本仕様と展開してきたモデルというわけだ。今年7月にはフォルダブルスマートフォン「motorola razr 40 ultra」も同時に発表され、予定よりも発売が遅れたが、「motorola edge 40」は予定通り、7月21日に発売されている。

 今回の「motorola edge 40」で、もうひとつ特徴的なのは、国内の通信事業者として、IIJmioが独占販売することが挙げられる。これまで国内のオープン市場向けに発売されるSIMフリースマートフォンは、MVNO各社や家電量販店、ECサイトなどを通じて販売されており、ポイント還元などで多少の差はあるものの、ほぼ同程度の価格で購入することができた。少し事情が違ったのは、NTTコミュニケーションズとNTTレゾナントが展開してきた「OCNモバイルONE」での扱いで、MNPでの契約を条件にインセンティブ(奨励金)を付け、多くの端末を割安に販売していた。ところが、今年5月にNTTドコモがNTTレゾナントを吸収合併したため、同6月20日付けでOCNモバイルONEの新規受付が終了している。IIJmioとしてはこうした市場環境を踏まえ、国内通信事業者として独占販売を結んだと見られる。

 また、IIJmioでの販売価格は、モトローラ公式オンラインストアの6万4800円よりも割安な5万7800円に設定するだけでなく、MNP契約時は3万9800円で販売するキャンペーンも実施されている。当初、MNP限定特価のキャンペーンは7月31日までだったが、その後もキャンペーンは延長されており、原稿執筆時点では9月30日まで、MNP限定特価で購入でき、10月2日まで5000円のギフト券がもらえる「motorola新機種発売記念キャンペーン」が実施されている。

スタイリッシュで持ちやすいデザイン

 では、外観からチェックしてみよう。モトローラ製端末は美しいデザインのモデルが多いが、今回の「motorola edge 40」もスタイリッシュなデザインにまとめられている。ボディ背面は両側面がラウンドした形状で、手触りの良いデザインに仕上げられている。カラーバリエーションは少し鮮やかな「ルナブルー」、落ち着きのあるヴィーガンレザー仕上げの「イクリプスブラック」の2色展開となっており、カラーによって、少し手触りの印象が異なる。

ルナブルーの背面は少し鮮やかな印象だが、マットな仕上げなので、手の跡や指紋は残りにくい
本体下部にはUSB Type-C(USB 2.0)外部接続端子を備える
右側面は分割式の音量キー、電源ボタンを備えるカメラの突起は3.5mm程度。同梱のケースはカメラ部周囲にリブ(縁)が付いているので、突起をカバーできる
左側面にボタン類などは備えられていない

 ボディはIPX8準拠の防水、IP6X準拠の防塵に対応しており、雨の中だけでなく、水廻りでの作業中に濡れた手でも触れることもできる。以前、本コラムで取り上げた「moto g53j 5G」と「moto g53y 5G」は、IPX2準拠の防滴、IP5Xの防塵対応で、水没などを考慮した防水仕様ではなかったが、「motorola edge 40」は、そういったシチュエーションでも安心して利用できる防水防塵対応というわけだ。

 ディスプレイはフルHD+対応6.55インチのpOLED(有機EL)ディスプレイを採用しており、ディスプレイ側も両側面へ向けてラウンドしたエッジディスプレイとなっている。本体の厚みは最薄部で7.58mmだが、前面と背面のエッジデザインにより、側面部分の厚みは実測で4mm程度に抑えられており、全体的にスリムで持ちやすいデザインとなっている。ディスプレイのリフレッシュレートは表示するコンテンツに合わせ、最大120Hzの自動設定が標準だが、バッテリーの消費を抑える「60Hz」、なめらかな表示を優先する「120Hz」に加え、ゲームなどの動きの激しいコンテンツのための「144Hz」も設定できる。当然のことながら、リフレッシュレートを高く設定すれば、その分、バッテリーの消費も増えるので、通常の利用では「自動」のままで十分だが、どうしてもコンテンツの動きが気になるときは「120Hz」や「144Hz」を試してみるのも手だ。

ディスプレイ側の左右両端は湾曲したエッジデザインを採用
ディスプレイのリフレッシュレートは最大144Hzだが、出荷時は最大120Hzまでの[自動]に設定されている

 モトローラ製端末ではおなじみの[Moto]アプリにもディスプレイ関連の機能が搭載されている。画面OFF時にすぐに通知などを確認できる「ピークディスプレイ」、画面を見ているときに画面を暗くしない「親切ディスプレイ」が搭載されているほか、エッジスクリーンを活かし、端末を裏返して置いたとき、着信や通知、アラートを受信すると、ディスプレイの両側面のエッジ部分を光らせて知らせる「エッジライト」が新たに搭載されている。

 バッテリーは4400mAhで、本体下部のUSB Type-C外部接続端子から最大68Wの急速充電に対応するほか、最大15WのQi規格準拠のワイヤレス充電にも対応する。パッケージには68W対応のTurboPowerチャージャー(充電器)とUSBケーブルが同梱されており、約10分の充電で最大12時間程度のバッテリー駆動が可能になるとしている。バッテリーの劣化を防ぐため、充電パターンを学習して、効率良く充電する「最適化充電」、3日連続で電源に接続されたままのときは充電を制限する「過充電の防止」など、バッテリーをいたわるための機能も備える。

 生体認証はディスプレイ内の光学式指紋センサーによる指紋認証、インカメラを利用した顔認証に対応する。指紋センサーの位置は他機種に比べ、やや下寄りの位置でナビゲーションボタン表示時の[ホーム]ボタンのすぐ真上のあたりに指先を当てる。顔認証は端末を持ち上げたとき、画面を見て、ロック解除をする設定もできるが、ロック状態が4時間以上、続いているときは他の方法(指紋認証やパスワード、PINなど)でロックを解除する必要がある。

 セキュリティ関連でもうひとつユニークなのが[Moto]アプリの[Moto Secure]で設定する「PINパッドのスクランブル」だ。ロック解除にPINを設定しているとき、PINを入力するパッド(テンキー)の表示をシャッフルする機能で、PINを入力する様子を他人に見られたり、ディスプレイの汚れなどから、PINを類推されるといったことを回避できるわけだ。ただし、これは端末のロック解除時のみの機能で、[設定]アプリの[セキュリティとプライバシー]などで[PINの再入力]を求められるときのPINパッドは通常通りの配列になる。

端末を裏返しているとき、着信や通知があると、エッジスクリーンの部分が光る「エッジライト」
「PINパッドのスクランブル」はロック解除時にPINを入力するPINパッドの配列がランダムに表示される

各社5Gネットワークで利用可能

 チップセットは台MediaTek製Dimensity 8020を採用し、RAM 8GBとROM 256GBを搭載する。microSDメモリーカードなどの外部メモリーカードには対応しない。国内では米Qualcomm製Snapdragonを搭載するスマートフォンが圧倒的に多いが、最近ではシャープ製「AQUOS wish3」やシャオミ製「Xiaomi 11T」など、MediaTek製チップセットを採用するスマートフォンも登場しており、グローバル市場においてもミッドレンジだけでなく、ハイエンドモデルにも展開が増えるなど、着実に実績を積み上げている。パフォーマンスとしてはSnapdragon 8 Gen1/2などの最新チップセットには及ばないものの、ミッドレンジからミッドハイのチップセットに匹敵する性能を持つとされており、一般的な用途であれば、ストレスなく、使うことができる。今回もYouTubeの動画を3時間近く、連続再生したが、特に本体が熱くなるようなこともなく、安定した状態で再生ができている。

 ネットワークは5G NR/4G LTE/3G W-CDMA/2G GSMに対応し、国内の各携帯電話事業者の5Gネットワークでも利用できる。NTTドコモが5Gで採用する「n79」には対応していないため、NTTドコモ及びNTTドコモ網を利用したMVNO各社で5Gを利用するときは、NTTドコモの他の5G対応周波数帯域を利用する。今回、筆者が試用した範囲では4社の5Gネットワークへの接続を確認できたが、動作保証の限りではない。SIMカードはnanoSIM/eSIMのデュアルSIMに対応する。

本体下部にピンで取り出すタイプのSIMカードトレイを装備。SIMカードトレイの表裏がわからなくならないように、「THIS SIDE UP」と表記されている
nanoSIMカードとeSIMのデュアルSIMでDSDVに対応。Android標準のメニューと違い、SIMカードメニューにはSIMカードとeSIMが並列して表示される
出荷時に設定されてるNTTドコモ網のAPN。NTTドコモのspモードをはじめ、主要なMVNO各社のAPNが登録されている。OCNモバイルONEも新旧プランのAPNが登録されている
auのSIMカードを挿したときに表示されるAPN一覧。UQモバイルやau網を利用したMVNOのAPNは別に用意されている
au網を利用したMVNOのSIMカードを挿したときに表示されるAPN一覧。auやUQモバイルと分かれているのはいいが、au網を利用したMVNOはもっと多いので、もう少し拡充を期待したい
UQモバイルのSIMカードを挿したときのAPN一覧。「ケーブルスマホタイプA」は一部のケーブルテレビ会社が提供するモバイルサービス
出荷時に設定されてるソフトバンク網のAPN。ソフトバンクやワイモバイルは登録されているが、LINEMOが登録されていない。ソフトバンク網を利用したMVNOは「nuroモバイル」などもあるので、もう少し拡充して欲しい
楽天モバイルのSIMカードを挿すと、自動的にAPNが設定される

 Wi-FiはIEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax(2.4GHz/5GHz)に対応し、 Bluetooth 5.2に対応する。衛星による位置情報測位は、GPS、A-GPS、GLONASS、Galileoに対応しているが、日本が提供するQZSS(みちびき)への対応は明記されていない。

 そして、冒頭でも触れたように、「moto g52j 5G」や「moto g53j 5G」「moto g53y 5G」に続き、FeliCaを搭載しており、おサイフケータイの各サービスで利用できる。「モバイルSuica」「モバイルPASMO」の動作確認一覧表にも「motorola edge 40」が明記されている。また、FeliCaを利用するサービスとして、マイナンバーカードの「スマホ用電子証明書搭載サービス」に対応するほか、ワクチン接種証明アプリや運転免許証などの読み取りも自社内試験において確認済みであることもアナウンスされている。単に「おサイフケータイ対応」を謳うだけでなく、こうした注目度の高いサービスへの対応を確認する姿勢は、ユーザーとしても安心できる。

FeliCa搭載で、おサイフケータイの各サービスが利用可能

便利に使うための[Moto]アプリを搭載

 プラットフォームはAndroid 13を搭載し、日本語入力はAndroid標準の「Gboard」を採用する。モトローラ製端末は従来から「ピュアAndroid」と呼ばれるAndroidプラットフォームの標準にもっとも近いユーザーインターフェイスを採用しており、非常にシンプルで使いやすい。

ホーム画面の中央上部には、モトローラ製端末でおなじみの円形のウィジェットを配置。時刻をタップすれば「アラーム」、月日をタップすれば「カレンダー」、天気のアイコン(時計の下)をタップすれば天気予報がそれぞれ表示される
ホーム画面を上方向にスワイプすると、アプリ一覧が表示される。検索ボックスの下には最近起動したアプリの一覧が表示される。アプリ一覧画面ではアプリをフォルダにまとめることができない
クイックパネルはAndroid標準の大きなボタンを採用。[Moto]アプリの[Ready For]などもここから起動できる。Wi-Fi接続時はネットワーク名(SSID)だけでなく、接続している周波数帯(2.4GHz/5GHz)もパネル内に表示される

 ここまでもいくつか挙げてきたが、モトローラ製端末ではおなじみの[Moto]アプリも搭載され、ホーム画面からすぐに起動できる。[Moto]アプリはモトローラ製端末を便利に使うための機能や設定をまとめたもので、「カスタマイズ」「ジェスチャー」「Moto Secure」「ヒント」「ディスプレイ」「プレイ」にグループ分けされている。多くの項目は従来のモトローラ製端末の[Moto]アプリから継承しているが、新しいところではセキュリティ関連の「Moto Secure」が注目される。前述の「PINパッドのスクランブル」をはじめ、特定のアプリやフォルダーを隠す「Secureフォルダ」、カメラやマイクへのアクセスなどの設定を確認できる「プライバシー管理」などが登録されている。

 また、実用面では「ジェスチャー」に登録されている各機能が便利だ。背面をダブルタップして、特定のアプリや機能を起動する「クイック起動」、よく使うアプリを登録しておくと便利な「サイドバー」、端末を持ったまま、2回ひねるとカメラを起動できる「クイック撮影」、端末を2回振り下ろすとライトが点灯する「簡易ライト」、ディスプレイに3本指を当てるだけで撮れる「3本指でスクリーンショット」など、いずれも日常のスマートフォンの利用シーンで役立つはずだ。

モトローラ製端末ではおなじみの[Moto]アプリ。便利な機能や設定などがまとめられている
「ジェスチャー」には実用的な機能や設定が豊富
[Moto]アプリの[ジェスチャー]-[スワイプで分割]では画面を上下に分割して、複数のアプリを起動可能
よく使う機能をすぐに起動できる「サイドバー」。通知をフリーフォームで表示したり、全画面で表示することも可能
[Moto]アプリの「カスタマイズ」では「テーマ」や「色」、「アイコンの形状」などを自由にカスタマイズできる
「motorola edge 40」のエッジスクリーンを活かした「エッジライト」は[Moto]アプリの「ディスプレイ」で設定が可能
[Moto]アプリの「ヒント」ではAndroid 13の機能をはじめ、各機能のヘルプを確認できる
[Moto]アプリの「セキュリティ」では「Secureフォルダ」や「PINパッドのスクランブル」などを設定可能
[Moto]アプリの「プレイ」ではゲームのプレイを録画したり、プレイ中の通知などをオフに設定できる

 さらに、ビジネスユースにおいては、「Ready For」も便利な機能だ。パソコンと連携して、スマートフォンのアプリを利用したり、スマートフォンをウェブカメラとして利用したりできるほか、テレビやディスプレイなどに接続し、モバイルデスクトップを表示して、パソコン的な使い方ができる。リモートワークやテレワークなどの利用シーンで役立つだけでなく、スマートフォンで利用中のアプリを大画面でも表示できるなど、ユーザーの工夫次第で、さまざまな応用が利く機能だ。

パソコンと連携したり、テレビやディスプレイでモバイルデスクトップを利用できる「Ready For」。ビジネスユースだけでなく、旅行中にホテルのテレビに出力して、コンテンツを楽しむときにも便利

超広角&メインのデュアルカメラを搭載

 カメラは背面に約5000万画素のイメージセンサー(1/1.55インチ)にF1.4のレンズを組み合わせたメインカメラ(24mm相当)、約1300万画素のイメージセンサーにF2.2のレンズを組み合わせた超広角/マクロカメラ(画角120度)のデュアルカメラを搭載する。

 撮影モードは「写真」「動画」「ポートレート」「プロ」「スローモーションn」が標準で登録され、「詳細」を選ぶと、「スポットカラー」や「ナイトビジョン」などの撮影モードも選べる。「スポットカラー」は特定のカラーのみを活かし、他をモノクロで撮影するモードだが、「motorola edge 40」では動画撮影時のスポットカラーにも対応しており、ちょっと凝った動画撮影も楽しめる。これに加え、メインカメラはOmni Directional PDAFに対応しており、動画撮影時の自動追尾AF、動画での背景ぼかしなどにも対応し、動画撮影では水平ロックによる安定した撮影も利用できる。

ポートレートで撮影。自然な色合いで撮影できている。モデル:葵木ひな(Twitter:@hina1006ta_aoki、所属:ボンボンファミン・プロダクション
薄暗いバーで撮影。ピクセルビニングにより、多くの光を取り込み、明るく撮影できている

パフォーマンスと価格のバランスに優れた日本仕様対応スマートフォン

 半導体不足や急激な為替レートの変化などの影響もあり、国内で販売されるスマートフォンは全般的に高騰する傾向にある。もちろん、スマートフォンそのものが高機能化、高性能化していることも関係しているが、普段の日常的な用途おいて、どこまで、どんな機能が必要なのかを今一度、見直すタイミングに来ているという指摘もある。

 今回発売されたモトローラの「motorola edge 40」は、ユーザーが求める機能とパフォーマンス、価格のバランスがよく取れたモデルと言えるだろう。多くのユーザーが求める日本仕様のFeliCa搭載をはじめ、耐環境性能として、防水防塵にも対応するほか、実用的な機能や設定が簡単に利用できる[Moto]アプリもセキュリティを中心に拡充されるなど、ユーザーが普段の生活で便利さを実感できるように仕上げられている。サポート面で言えば、モトローラ独自の保証サービス「moto care」も提供されており、ユーザーが安心して利用できる環境を整えている。端末の価格もモトローラ公式オンラインストアや家電量販店で6万4800円、通信事業者で独占的に扱うIIJmioでは5万7800円、MNP限定特価では4万円を切るなど、お財布にもやさしくまとめられている。実用性と性能と価格のバランスが取れた一台として、ぜひチェックしてみて欲しいモデルと言えるだろう。

パッケージには端末本体のほかに、取扱説明書、68W電源アダプター、USBケーブル。ケースなどが同梱される。エッジスクリーンを採用したため、ケースは両側面がカバーされないデザインを採用。側面からの落下を心配するときは、側面をカバーする市販のカバーを購入するのがおすすめ