三井公一の「スマホカメラでブラブラ」

「Galaxy S22 Ultra」のカメラでブラブラ【新連載】

編集部より
新連載「三井公一の『スマホカメラでブラブラ』」は、フォトグラファーの三井公一氏が、スマートフォン新機種のカメラで日常を切り取った写真を中心に、使い勝手なども紹介するコーナーです。

 携帯電話で写真を撮り始めたのはいつ頃からだろうか。思い起こせば今はなき「J-PHONE」のシャープ製端末「J-SH04」が最初なので2000年からである。

 この端末を手にして以来、さまざまな携帯電話(そう、ガラケーのことだ)やスマートフォン(PDAも含む)でいろいろなものを毎日のように撮影してきた。普通のカメラと違ってどこへ行くにも常に携帯しているので、思いがけないシャッターチャンスに巡り合うことも多々あった。もはや一番身近なデジタルカメラと言えよう。

 本連載は、そんな日常のパートナーとも言えるスマートフォンを使って、日ごろの撮影仕事風景やその道中など、ブラブラと歩き回って撮影したカットをご覧いただく写真絵日記のようなものである。

 記念すべき第一回は、サムスンの最新モデル「Galaxy S22 Ultra」を取り上げる。

久しぶりに「Galaxy」を使った。最新モデルの「Galaxy S22 Ultra」だ。昔使っていた初代「GALAXY Note」を引っ張り出して記念写真。だいぶ洗練されたものである。

昼の風景(以下、作例はすべてクリックorタップで元ファイルを表示)

地下鉄構内から地上へ出る。撮影機材を背負っていても、気になるシーンをパッと撮影できるスマートフォンは軽快でいい。電源ボタンをダブルクリックで立ち上がるカメラは使いやすい。
秋葉原の歩行者天国。大きく明るい画面は日中でも見やすく、ローアングル撮影時でも視認性が高かった。
JRの高架下。錆びたラダーとグラフィティ、そしてアーチ形状が気になったのでシャッターを切った。しっとりとした描写がいい感じ。
田園都市線から小田急線まで境川沿いをブラブラと歩いて撮影した。名物(?)の水道橋を狙う。ユニークなアーチ形状と汚れた表面の様子がしっかりと写し撮れた。

夜の風景

夜の横丁。夜間撮影もいい感じである。明暗差をうまく吸収して、肉眼で見た光景に近い再現性だ。
こちらは夜の商店。ホワイトバランスも良好で、自転車や洋服のディテールもしっかりと出ている。エッジディスプレイなのでボディサイド部が湾曲していてやや持ちづらい印象だ。

腹ごしらえ

撮影の移動中にカレーを食べた。カウンターでそれをパシャリと。ちょっと色合いが濃厚すぎる傾向だ。盛りすぎ、というかケバケバしい。全体的に発色は派手な感じ。

各カメラの実力をチェック

超望遠レンズの作例を撮るために多摩川へ。目的のカワセミを発見し「Galaxy S22 Ultra」の各カメラを使って徐々にクローズアップしたカット。最後はデジタルズーム最大時。ちょっとこれは無理があるね。

居酒屋めぐり

町田の横丁を徘徊。「Galaxy S22 Ultra」の大きなセンサーは暗所でも伸びやかな写りを感じさせる。さて、どの店に入ろうか?
最近よく飲みに行く小田急線生田駅近くの立ち飲み屋「いちびり」。カウンターに大好きな「赤星」を置いてポートレートモードを試させてもらった。焦点距離的にややボケすぎ感があるが、しっかりと境界判定していて瓶ビールとグラスが浮かび上がった。
続いては成城学園前駅にある「笑山」へ。マスコットガールのAちゃんをポートレートモードで。髪の毛付近の切り抜き処理もまずまずだし、ホワイトバランス、スキントーン、服のディテールもいい感じ。「Galaxy S22 Ultra」、ちょっと気に入った。

ひとことコメント

 発売前から「Galaxy S22 Ultra」をしばらくブラブラ撮影に使ったが、キビキビとした動作速度、明るく見やすい画面、描写力の高いカメラ群、便利なSペンで楽しませてもらった。

 特にカメラはワイドからテレまで写りがよく、あらゆるシーンで活躍すること間違いなしだろう。やや色のりが濃厚なのと、持ちにくい形状(発売前なのでケースがなく落としてしまわないかとヒヤヒヤ)なのが気になった点だ。もっともっと使っていたくなったスマートフォンである。

三井 公一

有限会社サスラウ 代表。 新聞、雑誌カメラマンを経てフリーランスフォトグラファーに。 雑誌、広告、ウェブ、ストックフォト、ムービー撮影や、執筆、セミナーなども行っている。Twitter:@sasurau、Instagram:sasurau