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ZTE製のSIMフリー端末「Blade V580」を購入しました

 3月末に新しいスマートフォンを購入しました。中国・ZTE製のSIMフリー端末「Blade V580」です。今回からしばらく、この端末の使用感をお伝えしていきます。

 この端末を語る際、大前提となるのはコストパフォーマンスでしょう。メーカー発表の市場想定価格は2万7800円(税別)。筆者はNTT-X Storeで購入したのですが、32GB micro SDHCカードのオマケ付き、かつ税込で約2万7000円でした。

 そしてスペックです。画面サイズは5.5型のフルHD(1920×1080ドット)、CPUは1.3GHzオクタコア(メディアテック製のMT6753)、メモリは2GB。Androidが5.1止まりであったり、ストレージが16GB、5GHz帯の無線LANをサポートしないなど、気になる点はいくつかありますが、3万円以下でこの仕様は立派でしょう。

 個人的には、指紋センサー内蔵である点を特に重視しました。というのも、最近のiPhoneを使ってみて、指紋でのロック解除の便利さに開眼しまして……。ハイエンドだろうがミドルレンジであろうが、今後発売される端末がすべて指紋認証対応であるなら。そう夢想するほどです。

おもな付属品。ACアダプターの出力は5V/1000mAでした
背面。最上部にカメラがあり、その下にLEDライト、指紋センサーが順に並ぶ

 さて、今回はまったく実物を見ずに通販で注文しました。手元に届いた端末に触れてみますと、やはりスペック表だけでは分からないことに色々気付きます。

 まず、ホーム・バック・オプションの各キーは画面外のタッチセンサー式。操作や充電状況に連動して青く光ります。このうちバックとオプションは、単にドットとして示されており、パっと見は機能が分かりづらいです。ただ、端末を横に構えたときの見た目が自然なのはメリットだと思います。また、バックとオプションの配置を左右入れ替えられるようになっているのもいいですね(サムスンのGalaxyに慣れている人向けの配慮でしょう)。

 ホーム画面の構成は素のAndroidに近く、アプリショートカットやウイジェットを配置する面と、アプリ一覧の面がそれぞれ独立しています。中国メーカー製端末ではこれらが一体になっている場合が多いですが、少なくともBlade V580の標準仕様はそうなっていません。

ホームキーは画面外にあるタイプで、タッチセンサー式。暗い場所だったり、充電中だとこのように光ります。標準状態では左型のドットがバックキーに相当
ホーム画面。中央最下部のアイコンをタッチすると、アプリ一覧が表示されます

 筐体は金属製。側面フレーム部分ががっちりあるため、ホールド感は結構高いと思います。なお、背面はラウンドしていて、カメラのレンズ部もやや出っ張っていますので、テーブルに置いて画面操作しようとするとグラつきます。また、バッテリーの自力交換は不可です。

 スピーカーは背面の下方に1つのみ配置されています。直前に使っていたNexus 6がフロントデュアルスピーカーで音の広がりが良かったため、流石に見劣り気味。とはいえ、価格帯がそもそも違うので、比べるのは酷かな?

 以上、今回は端末の見た目を中心にご紹介しました。注目のセンサーについてはまた次回に。

右側面のボタン配置は独特。上(写真では左側)から順に音量ボタン・電源ボタン
左側面のSIMカードトレイはピンで押し開けるタイプ。nanoSIMが最大2枚装着できるが、1つはmicroSDスロットと兼用
充電用のmicroUSB端子は下側。中央ではなく、片側(手に持った場合の右手側)に寄っている
内蔵1300万画素背面カメラでの撮影サンプル(リンク先は無加工、約6MB)