マレーシアでmicroSIMカード探しの旅に出た

2011年6月28日 06:00
(石川温)

 国内自動車レースである「SUPER GT」の第3戦がマレーシア・セパンサーキットで開催される。その取材のためにマレーシアに飛んだ。もちろん、到着してまずやることと言えば、microSIMカード探しだ。

 マレーシアの滞在は1泊2日。しかも、朝からサーキット入りして、街中に行くのは夜。翌朝はまたサーキットに行って、レース終了後に直接空港に行き、シンガポールに飛ぶというプラン。そういうわけで、到着した空港でなんとかmicroSIMカードを入手しておきたい。

 マレーシアには羽田空港からシンガポールに飛び、乗り継いで格安航空会社であるエアアジアを使って行った。マレーシアに到着するターミナルは格安航空会社専用の場所となる。ターミナルには、数多くのキャリアショップがあり、主に安価で市内通話が行えるSIMカードを販売していた。しかし、見た限りではデータ通信用SIMカードの扱いはほとんどない状態だった。

 そんな中、タクシーに乗ろうと探し回っていたところにもキャリアショップを発見。「maxis」というマレーシアでもメジャーキャリアだ。カウンターにカタログがいくつか並んでいたので見てみると、「プリペイドインターネットSIMパック」という冊子を発見。さっそく手に取ると「20リンギットで3日間、2GB使える」とある。1リンギットは27円程度なので、約540円。これはかなり安い。早速、パスポートを提示して、購入することとした。ただし、大きさは一般的なSIMカードであるため、SIMカッターを使ってmicroSIMサーズにカットしなくてはいけない。

 アクティベーションさせるにはいつくかの作業をしなくてはいけない。まず、SIMカードをケータイに挿入して、「122」にダイヤル。次にカードをカットして、iPad 2に挿入。Safariを起動するとmaxisの設定画面が自動的に出てくるので、そこで、使用期間を選ぶと晴れて使えるようになる。本来ならAPNの設定も必要のようだが、maxisはiPhoneを取り扱っているせいか、APNを手動で設定する必要はなかった。

 たった2日間の使用だったが、速度も快適で満足できるものだった。実際、使用期間のメニューは2時間(100MB、3リンギット)、1日(500MB、8リンギット)、2日(500MB、10リンギット)、30日間(1.5GB、58リンギット)など複数から選択できるようになっている。当然、iPad以外でも使えるだけに(SIMフリーのスマートフォンがあれば、もちろん使える)、マレーシアに行く際はぜひオススメだ。