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スマホが叶えるザウルスで実現したかった未来――重装備だけどGalaxy Z Flip7と軽やかに楽しむ物理キーボード入力スタイル
2026年7月29日 00:00
20年ほど前になるが、シャープ製の携帯情報端末「Zaurus PI-5000」(以下、ザウルス)を購入した。それまでは、分厚いバイブルサイズのシステム手帳を持ち歩いており、少々荷物になっていたのだが、ザウルスならその3分の1ほどの厚みで、これまで書き連ねていたすべてのデータを持ち歩ける。周囲からは「そのお金があったら、良いワンピース(洋服の方)を買えるのに……」と陰口を叩かれていたが、服よりガジェットである。
スマートフォンが登場して、「これで何でもできるぞ」と思ったが甘かった。文字を入力したくても、ザウルスのように高精度の手書きテキスト入力ができず、フリック入力のみ。少しずつOSが改善されて物理キーボードを使えるようになったものの、US配列認識とローマ字入力しか受け付けない、という状態が長く続いていた。
現在、Android端末でもiOS端末でも日本語配列を認識でき、しかもかな入力も行えるようになったが、諸手を挙げて大歓迎するという状況でもない。「日本語 109A 配列」を完全に認識できる端末が限られており、それゆえ「ろ」または「_」(アンダースコア)を入力できなかったり、「ー」(長音記号)または「¥」マークを入力できなかったりするからだ。
その点、Galaxyシリーズなら日本語 109A 配列を完璧に認識してくれる。PCと同じ入力体験をもたらしてくれるのだ。
手持ちのスマートフォンやタブレットを調べてみたところ、日本語 109A 配列を正しく認識するのは、Galaxyシリーズだけではない。現在「Nubia」ブランドへと変わってしまっている「Libero Flip」(最新OSはAndroid 15ベースのMyOS 15)や、「XPPen Magic Note Pad」、「Lenovo TAB8」でも日本語 109A 配列を完璧に認識し、「ろ」のキーが正しく動作した。
残念ながら、Libero FlipのUSB Type-CポートはDisplayPort Alternate Mode非対応なので、外部ディスプレイへの有線接続を行えない。XPPen Magic Note PadとLenovo TAB8も同様だ。
その点、筆者の所有しているGalaxy Z Flip7とGalaxy S25なら外部ディスプレイへの有線接続を行える。つなげればPCライクな使い方のできるデスクトップモード「DeX」が立ち上がる。
以前もGalaxyシリーズにARグラスと物理キーボードを接続して仕事ができる、というような記事を書いたのだが、ARグラスが「XREAL One」から「XREAL 1S」へ、物理キーボードが三つ折りタイプの「Omikamo ワイヤレスキーボード 折りたたみ式」から「HHKB Studio」へとパワーアップした。
具体的には、XREAL Oneでは縦方向が1080ピクセルだったのに対し、XREAL 1Sでは1200ピクセルに微増した。視野角も50度から52度、輝度が600ニトから700ニトへと、こちらも若干上がっている。キーボードのタイピングしやすさは言わずもがなだ。
各種クラウドサービスの使い勝手が改善されていることも、「何でもできる」に貢献している。例えば、Dropboxに保存してあるExcelブックをダブルクリックして閲覧し、編集を加えたい場合には、モバイル版のExcelへと移行する。
Googleスプレッドシートであれば、同アプリ内で閲覧から編集まで行える。
請求書や見積書、変更を加えられたくない表としてPDFへと出力するのであれば、ExcelアプリからでもGoogleスプレッドシートからでも共有または印刷という形で行える。
キーボードを取り出したり、ARグラスをつなげたりという準備が必要なものの、このセットがあれば、かなりガッツリと仕事ができる。まるでウルトラミニデスクトップPCを持ち歩いているのではないかと錯覚させてくれるのが、Galaxy Z Flip7なのだ。
iPhoneをはじめ、各メーカーのスマートフォンが値上がりしてしまった今、おいそれと買い替えられないことも考慮し、改めてこの端末を大切に使っていきたいなぁと思うのであった。













